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社長室/2007年2月

社長室/2007年2月


2/1木(その139)

寿司券





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 [パセオ1987年7月号/表紙はホセ・ミゲル]




 1987年7月号。
 堀越千秋画伯『フラメンコ狂日記/第13便』の冒頭。

 笑える。



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 僕がこの駄文をかいている季節と、これが実際に「パセオ」誌上にしゃしゃり出て恥をかいている季節とは、どうもこのところ、ズルルと(ああ、とろろが食いたい)ずれてしまっていて、俳句の季語の精神からハズれてしまうが、別にこれは俳句ではないのだからまあいいだろう。
 とはいうものの、今回は少しく新鮮なテーマを提供させて頂こうと思って、未だ山々がまっ白なうちに開き始める可憐なアーモンドの花の、今まさに盛んなる頃に、こうして新たな気分で筆を執りました。

 というのも、毎月毎月、やれ巨匠だ、ほれ文豪だ、とおだてモッコ、せっせと偽ファンレターを下さる編集長小山氏が、もうカラ手形じゃ効くまいと思われたのか、このたび景気づけにわざわざ御手製の「寿司券」なるものを一枚送って下さった。
 遠くにいるからと安心していらっしゃるのだろうが、帰国の折には同券と引換えに、寿司二名様食べ放題とある。誠にかたじけない。
 早速、とりあえず百枚コピーをして、二十枚はすでに日本の友人達に発送した。まだ八十枚手元にあるが、当然僕と愚妻では食べ切れないので、うち半分を愛読者の方々にプレゼントしたいと思います。(先着順四十名。御希望の方は、一万円札三枚同封の上編集部まで。)


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 ぷっ。
 寿司券かいっ。
 あったよ、こんなのー、と我ながらふき出しちまった。
 今ではすべてにテキトーだが、あの頃の私はけっこうマメだったのかもしれんな。









2/3土(その140)

ハジけた





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 [パセオ1987年8月号/表紙は少年時代のホアキン・グリロ]




 この号には1987年6月に開催されたフラメンコ舞踊コンクールの関連記事が大々的に掲載(全16頁!)されている。
 良くも悪くも大変な評判を呼んだコンクールである。

 そして、このコンクールは、その三年後に私を協会創りに走らせる小さくはない伏線ともなった。
 そんな意味でこのコンクールは、日本フラメンコ協会新人公演の隠れた生みの親みたいな存在だったと、今ではそんな風に分析することも可能だろう。

 誰かが何かをやる。
 波紋が広がる。
 それを受けて、また誰かが何かをやる。

 そんな繰り返しがささやかな歴史を産むこともある。

 87年6月。当時私は32歳。
 あの時、私の中で何かがハジけた。









2/4日(その141)

月とスッポン





 ここしばらくは稼業が忙しくなりそうなので、ブログ関連の時間的負担を軽めにすることにした。

 そこで思いついたのが、時間のないときなどに私の外部ブログ『フラメンコ超緩色系』から何か過去ネタを引っぱってきて、ここにさらすという手だ。
 ばっかじゃねーの、みたいな、自分で読み直しても力なく笑えてしまう駄作中の駄作をセレクトしてお届けしたい。
 手抜きと云うよりは廃物利用に近い、地球の未来を見据えたリサイクル精神なのである。ほんとかよ。


 とゆーことで、そのシリーズ第一弾は『月とスッポン』。



月とスッポン.jpg



 パセオにさえロクすっぽ文章を書いたことのない、記念すべき私のデビュー作文である。









2/6(その142)

あしたのジェー





 大不評のリサイクル・シリーズ(フラメンコ超緩色系/チョー駄作選)。
 その第二弾は『あしたのジェー』。


 我が家の守護犬ジェー(土佐犬)のデビュー作である。
 最近あまりジェーの出番がないが、こちらの方では常時活躍中だ。




あしたのジェー2.jpg









2/8木(その143)

三度のバッハ





「三度のバッハ」.jpg




 廃物利用シリーズ、その第三弾は「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」より『三度のバッハ』。


 この頃は、まだそれでも比較的まともなことを書いてたことに驚く。
 てゆーかこの文をまともだとジャッジする自分にもっと驚く。









2/10土(その144)

すっぽん屋の車掌





 あまりのチョー多忙に、開き直ってたれ流す廃物利用シリーズ。
 つーことで、本日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『すっぽん屋の車掌』。




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 私の最高傑作(?)とも称される、涙のドキュメンタリー血族篇である。









2/12月(その145)

サバイバル





 不評をモノともせず、リサイクル・シリーズは早くもその第五弾。
 で、本日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『サバイバル①サバイバル②』。




サバイバル②240.JPEG



 欠陥人間どもの生き残りを賭けてのチャレンジ。
 その哀しい生態を暴く涙のドキュメント!









2/13火(その146)

本質の見極め





 ふと思い立ったことがあり、平日だというのに明日は会社をさぼることにした。
 なので、明日アップしようとしてた分(バレンタイン含み)を、フライングでアップしたい。

 不評にもめげず、怪進撃をつづける廃物利用シリーズである。
 本日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『本質の見極め』。
 二回に分かれているがチョー短いので1分で読める。
 去年の今ごろはこんなこと書いてたんだと、情けない思いで読み返したが、自分でも笑ろた。




「本質の見極め②」.JPG









2/15木(その147)

フライング情報「カディスの真珠」





 意外とパセオの部数伸ばしに貢献していることが判明したこのフライング情報。
 私の社内的立場(←窓際さん)が向上するまでには至ってはいないが、この調子で部数が増え続けてくれれば、全体的に私を見下そうとする社内の空気も少しは和らぐのではなかろうかと思う。

 そういうわけで皆さん、借り読みではいけません。パセオは買って読みましょう。自分専用のパセオであれば、読み終えたあとに鍋敷きとして活用できるという特典を忘れてはならないでしょう。
 ということで、パセオフラメンコ3月号(2/20発売)のフライング情報を、今日から4回連続でちょい見せしたい。



 で、最初に紹介したいのは、巻頭カラー・インタビュー。
 人気急上昇中の“カディスの真珠”アナ・サラサールである。
 毎度鋭く突っ込むインタビュアーは、これまた人気急上昇中のハビエル・プリモ(東敬子訳)で、以下はその冒頭。



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 踊り手であり歌い手でもある、異色のキャリアを持つアナ・サラサール。
 現在はなんと役者に挑戦中だという。
 ジャンルにこだわることなく、自分を表現することに挑戦を続けるアナ。 いったい何が彼女を表現へと駆り立てるのだろう?




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 アナ・サラサールは、貝の中でひっそり眠る真珠のように、美しく、シャイで、そして飾り気がない。
 カディスの海岸の潮の匂いを全身に漂わせながら、16歳でプロのバイラオーラとして活動を開始。
 現在26歳。短いがその凝縮した10年の間に、彼女は数少ない、歌って踊れるマルチ・フラメンコ・アーティストに成長した。
 ルンベーラのように歌に踊りを添える、というのでは決してない。

 アナは踊り手、そして歌い手として、それぞれの道を、確固とした足取りで歩いているのだ。

 アナのバイレは切れが鋭く力強い。
 アナの歌声は甘く切ない。
 そしてそのどちらにも、輝くようなきらめきがある。









2/16金(その148)

フライング情報「いよいよブレイク!」





 フラメンコギターの名手、われらが沖仁がテレビ・ライブ等でいよいよブレイクし始めたことは、みなさまご存知の通り。
 我が息子パセオフラメンコもドラマ「ハケンの品格」に特別出演して一躍脚光を浴びたのちすぐに忘れられてしまったが、沖仁のブレイクは正真正銘の本物である。

 スター街道を歩み始めた、その沖仁によるフラメンコ講座を連載している専門誌は、宇宙広しと云えども唯一パセオフラメンコだけであるという衝撃の事実をみなさんはご存知でしたか。
 こうなるであろうことをいち早く予測して、沖仁の連載を決めたのがこの私であると云ったら、みなさんはそれを信じるでしょうか?
 信じた方はチョー大吉の運勢ですが、だまされやすいタイプです。そんな事実はまったくないからです。
 だいたいが社長の云い分が通るほどパセオという会社は甘くはないのです。



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 さて、「踊り手も歌い手も必読!!」と謳われるその沖仁の人気連載。
 パセオフラメンコ3月号では、「踊り手と弾き手、どうしたらわかり合えるの?②」を取り上げます。


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 今月からは、実際のヌメロのなかで、「バイレ、カンテ、ギターの3者がスムーズにコミュニケーションを取るには、どうすればよいか」を考えてみましょう。
 まずは4拍子系の代表曲……ティエント、ガロティン、タラントの場合を見ていきましょう!


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 どーですか、これ。わかりやすくてマジで為になると評判の講座なんですね。おまけに、パセオのホームページにその連載の音源(↓)まで付いてるという念の入りようなんであります。

   JINOKISM



 はっきり云って、絶対上達します。難しそうにみえるフラメンコのいろんな仕組みが自然と理解できる内容だからです。まだしっかりチャレンジしたことのない方は、どうかマジでお試しをっ!!!









2/17土(その149)

歌い人の肖像/大渕博光





 来週火曜日発売、パセオ3月号の目玉記事をご紹介!



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 [文:中谷伸一/写真:浦川一憲



 「フラメンコからはみだした人間だけど、いいの?」。

 取材を申し込んだとき、大渕博光はこう言った。
 はみだしているのかもしれない。
 しかし、フラメンコが内にあるからこそ、彼は“自分の歌”を歌うのだ。
 生来の歌い人である大渕が、歌うために続けてきた鍛錬。
 そして、フラメンコを歌ってきたからこそ生まれた、彼の表現に迫る。



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 早くも人気沸騰。凄腕ライター中谷伸一による「歌い人の肖像」その第二回は、な、なんとあの大渕博光の登場である。

 2005年にメジャーCDデビューを果たした彼の『エステ・アモール』は、テレビ東京の「美の巨人たち」のエンディングテーマとして人気を博した曲だからご存知の方も多いだろう。
 記事は全4ペ-ジだが、その内容の濃さたるやっ!
 3月号を手にした私は、迷わずここから読んだ。
 何てエキサイティングなっ!!!


 さて、おととしのCDデビュー以来、実は私もブッチーにすっかりハマり込み、今でも三日に一度はパセオに大渕博光の歌声がこだましている状態だ。
 昨年渋谷パルコのライブも追っかけて別ブログに書いた。
 彼の『mira me/僕を見つめて』は、誰が何と云おうと、ありゃ絶対名曲だよな。
 記事を読んでなんかピンときちゃった方は、迷わずパセオ通販でゲットっ!!!



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 『大渕博光/エステ・アモール
  (キングレコード/2005年)









2/19月(その150)

La Musica Flamenca/国境なき挑戦





 お待たせでした!! 明日発売パセオフラメンコ3月号。



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 [パセオフラメンコ/2007年3月号]表紙は有田圭輔



 特集「La Musica Flamenca/国境なき挑戦」は読み応え充分!
 フラメンコの音楽面についてはちんぷんかんぷんという方も、これを30分かけてじっくり読み込めば、ちょっとしたフラメンコ通みたいな知識を吸収できるというスグレものの保存版特集だ。

 全18頁カラー特集の構成は次の通り(カッコ内は執筆者名)。


①フュージョン、それはフラメンコのサラダ(ハビエル・プリモ)
②ロック・ヒターノの毒と蜜(ラファエル・アマドールのインタビュー)
③爆発間近のロッカメンコ・サウンド(中谷伸一)
④二人だからできることがある/タカ・イ・ジン(平瀬菜穂子)
⑤“スパニッシュ・コネクション”という音楽(編集部/塩川)
⑥とりあえず、これ聴いとこ!(志風恭子)


 新しいフラメンコ音楽を俯瞰する①ハビエル・プリモの明快な視点と、中谷伸一が踏み込む③ROCKAMENCOの活動現状あたりを、特にワクワク感をもって読んだ。
 ここしばらくは当特集を受け売りすることによって、私のフラメンコ音楽に関する無教養性が暴かれる危険性は最小限にとどめられるはずである。kekeke。

 ということで、「やはりパセオは頼りになるっ!」と胸を張って云いながらも、世界中で一番それに助けられてるのは実はこの私であるという事実だけは、くれぐれもご内密にお願いしたい。(TT)









2/21水(その151)

血の婚礼





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 [パセオ1987年9月号/表紙はゴルド・アグヘタ]




 パセオ1987年9月号。

 当時の人気連載、プロフェッサー荻内勝之(東京経済大学教授)の『DY WATCHスペイン』より抜粋。



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7/10(金)

◆「花嫁の婚礼の数時間前に花婿を捨てて従兄と駆落ち、8キロ先で従兄は追手に撃たれて死亡。花嫁は死んだふりをして助かる。村人は事件について語らず、本人たちも一切を黙している

 これは1928年アンダルシアのアルメリーア県ニハル村で発生した事件である。
 花嫁は別の男と結婚、ニハルに住んでいたが、昨日7月9日84歳で死去。生前、世界各地から新聞記者や作家が訪問したが、誰も会っていない。
 花婿も別の女と結婚し、同じ村に住んでいる。87歳。事件以来、昔の花嫁と口をきいていない。1985年10月、記者との会見のとき、花嫁の写真を見ることも拒んだ。
 詩人、劇作家ガルシア・ロルカはこの「ニハル事件」から着想して、数年後に『血の婚礼』を書いた。


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 どーよ、これ。知ってた?
 これが、ガデス舞踊団の不朽の名作『血の婚礼』のルーツだったわけ。
 私のブログもチョーときどき勉強になるのである。

 さて、いよいよ今度の土曜日は、新生アントニオ・ガデス舞踊団の初日だ。
 とりあえず私は、土曜(カルメン)と日曜(血の婚礼)を観るが、いー歳こいて、すでに現段階で鼻血が出そうな期待度・興奮度なのである。









2/22木(その152)

海賊の秘密





 パセオHPの“社長のとりあえずこれ聴いてみ?”を更新したので、よっほど情けの深い方のみお読みいただきたい。



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 ヘレスの名門ソルデーラの極道息子にして、人気バンド“ケタマ”の中心創設メンバーであるソルデリータの、知る人ぞ知るの名盤(ソロアルバム)なのだが、これを推薦しちまう私はかなり無謀なのかもしれない。









2/23金(その153)

リナーレスの薫り





 実は先日、ぶらっと梅見に行ってきた。



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 白梅で名高い湯島天神を今年はパスして、池上線沿線の池上梅園にて梅の芳香を思う存分楽しんできた。
 で、その行楽パターンはほぼ昨年同様だったので、例のリサイクル・シリーズ(フラメンコ超緩色系/チョー駄作選)より『池上の梅園』を引っぱってきますた。


 オチはなぜか、あのカルメン・リナーレスである。
 女はやはり五十からである。



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2/27火(その154)

最後の砦





 ごく一部で大好評を博している(犬を含め約三名)リサイクル・シリーズ。
 今日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『最後の砦』。



最後の砦/徳利と猪口.JPG



 幼馴染みの江戸っ子同士による愛と涙のトホホ話。









2/28水(その155)

冬ぼたん





 今日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『冬ボタン』。



★冬ぼたん2.JPG



 芸術祭賞等に輝くスペイン舞踊の佐藤桂子先生も特別出演(?)!









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