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社長のとりあえずこれ聴いてみ?

サラ&エバ/フラメンコウーマン




 女性を主人公とする映画はたくさんある。
 ヒロインたちはそれぞれに魅力的だ。
 ただ、性別を超える普遍的で人間的な共感となると、そこいらを魅せてくれるヒロインにはそう滅多にお目にかかれるものでもない。
 が、いるんだな、それが、ココ(↓)に。


 マイク・フィギス監督によるドキュメント映画 『FLAMENCO WOMEN』 における、エバ・ジェルバブエナとサラ・バラスである。

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 ズシリとした重力空間の中で、どんな瞬間にもフラメンコ的な真実と存在感を失うことのないエバ。

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 生彩ゆたかでスタイリッシュ、爽やかな大気に香ばしい詩情を解き放つようなサラ。

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 異なるふたつの個性は、真正面から向き合って一瞬もひるまない潔さで、フラメンコそして自分自身と対峙する。
 困難な試みにチャレンジを続けるその輝くような覇気と超絶技巧。


 これぞフラメンコ、これぞ人類共通の憧れ!


 その大いなる共感に、生命の根源たる母性と太陽のような女性性がオーバーラップするに至っては、男女差を超える普遍性どころの騒ぎではなくなってる。

 彼女たちを「私らとはちがう、天才だから」の一言で片づけてしまうのは簡単だが、あのひたむきで挫けない真剣な練習シーンを観て思い起こすのは、むしろ司馬遼太郎のあの言葉だ。

 「何事かを成しとげるのは、その人の才能ではなくて性格である」。



 幾つになっても、性格には改善できる余地がある。
 そうでなければ破滅必至の私としては、必死でそうお祈りする。




 あこがれ感★★★★★
 やる気発生度★★★★★
 女に生まれてよかった感★★★★★

(2007年1月24日 しゃちょ)




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