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社長室/2007年4月

社長室/2007年4月


4/2火(その176)

アグヘータ救援募金





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 [パセオ1988年2月号/表紙はラウール]




 一応は「温故知新」をコンセプトに、パセオのバックナンバーを赤面しながら振り返る『パセオ今昔物語』。
 今回は約19年前の1988年2月号。


 1987年11月に肺化膿症で緊急入院し、連日連夜生死の境をさまようジプシー・ハリケーンこと世紀のカンタオール、マヌエル・アグヘタ。
 この貧乏な大巨匠を援護すべく、彼と親しい堀越千秋画伯と荻内勝之教授は日本のフラメンコファンに対し、パセオを通じて救援募金を呼びかけた。

 同年12月時点で、総勢42名から総額182,990円の募金が集まった。ハンパな990円がかわいい。
 当時のマエストロにとって決して少ない金額ではないこれら日本の愛好家の志は、スペイン在住の堀越画伯によって直接お見舞金として届けられた。

 この号にはその募金者名簿も掲載しているが、そのうち三割程度の人は、はっきり云って当時自分の生活もあぶねえぐらいの貧乏人(私を含め)であり、その心意気だけは買ってやりたい気がする。いやまったく、人間なにかしらの取り柄はあるものである。(TT)

 余談だが、私の外部ブログによくコメントを寄こしてくださるハンドルネーム、小春(またはカルメン)という女性(←もちろんチョー美女←創刊以来のパセオ愛読者なので自動的に)の本名が、その募金者名簿に載ってるのには驚いた。









4/3火(その177)

渋い





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 [パセオ1988年3月号/表紙は堀越千秋のイラスト]




 1988年3月号を振り返る「パセオ今昔物語」。

 カンテ・プーロの巨匠ラファエル・ロメーロ来日を祝す、堀越千秋画伯の特別寄稿『ラファエル・ロメーロは渋い』より一部抜粋で。
 二十年近く前の文章なのに、しっかり内容を憶えていたことに我ながらびっくり。


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 渋い、というのは何も特別なことをするから渋いんじゃない。
 何気ない言動に、我々ヤング(?)の及びもつかない遥かなものを垣間見せてくれる、―――おそらく当人も知らぬ間に―――これが渋いのだ。

 立身出世之助が立派なコトを言うのも、二宮金次郎が薪を背負って本を読むのも、偉いけどちっとも渋くない。
 そっちで勝手にやってくれ。
 ラジオ体操。朝礼。
 また、枯れ果ててひからびたものを、わびだのさびだの日本美だのと言いたてて、渋い、としてよろこぶのも、真のアーティストわたくしの目から見ると、その単調な貧しさにれん憫笑を禁じ得ない。

 まことの渋とは、溢れ出る泉のことである。
 水もしたたるいい女、を見ると石部金吉わたくしは、たとえば、叫びたくなるのだ。
 「どうだいタナカ、あの女、渋いじゃねえか!」
 「仲々ハクいスケですな。」

 天下御免般若波羅密多。









4/4水(その178)

合い言葉





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 [パセオ1988年4月号/表紙はラファエル・ロメーロとペリーコⅡ世]




 パセオ今昔物語は、1988年4月号。
 私の編集後記より。


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●廃刊イヤならわき目もふらず営業強化、ということで、しばらく後記を休みます。またお目にかかりましょう。

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 無謀な増ページで逼迫する財政の中、まっ青になりながら営業の強化(広告、書店売り、通信販売など)を決意した頃らしい。
 創刊から三年半。目まぐるしく前進・沈没を繰り返す戦闘状況に慣れるヒマもなく、あまりの自転車操業ぶりに若干くたびれてきている。
 心筋梗塞の疑いありとのことで、仕事の合間に週に一度、近所の病院と並行して鍼灸治療を受けてたのもこの頃のはずだ。


 「ま、何とかなるって

 それは、フラメンコの市場形成に没頭する世間知らずな僕、女好きで破滅型の俺、そんな彼らを何とか社会に適応させようと必死にもがく私による、三位一体の合い言葉だった。









4/7土(その179)

我が良き池よ





 忘れもしない本日4月7日は、池沢俊男の誕生日だ。
 だあれも知らんだろーが、このタコは私の兄弟分なのであった。
 そんなわけで、今日は「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」より『我が良き池』を。




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4/10火(その180)

黒い輝き





 先週更新したパセオHP「社長のとりあえずこれ聴いてみ?」。
 マイテに続き、いよいよドゥケンデの登場である。
 ドス黒い輝きを放つ、あのカンテフラメンコの超名盤の登場である。



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 今回もまた以前書いた原稿の流用だが、その瑞々しい文章は色あせることなく永遠です。うそではありません。比較的わかりやすい詐欺です。









4/11水(その181)

粋な九平次





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 今日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『粋な九平次』。

 去年二月に書いたやつだが妙に懐かしい。
 フラメンコ曽根崎心中、悪名高きバイラオール九平次親分の登場である。
 素顔の九平次親分が垣間見れる「フラメンコ曽根崎心中秘話」と云っても過言ではないでしょう、いえ過言でしょう。








4/12木(その182)

ギターからバイレへ





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 [パセオ1988年5月号/表紙はホセ・ミゲル]




 さて、今日のパセオ今昔物語は、現在をさかのぼること19年前の1988年5月号。
 その人気コーナー『アルティスタ訪問』には本間牧子さんが登場。
 居そうでいないギター出身のバイラオーラであり、カスタネットの名手でもある。


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 ―――踊る上でギターをやっていて良かったとお感じになりますか?

 踊っているとパソに夢中になって、自分でも何がなんだかわからなくなるときがあるのですが、そんなときに伴奏ギタリストの目に戻って冷静に自分の踊りを見直すと、ここはこれじゃいけないんだっていうことがはっきり見えてくるんですよ。

 それから……そう、ギターをやっていて、一番プラスになったと実感したのは、カスタネットを初めて叩いたときですね。
 ラスゲアードの指の動きと、カスタネットの指の動きは似てるんです。
 ラスゲアードの要領でカスタネットを叩くと無駄な動きがなく、無駄な力を入れなくてすむんですよ。
 それに、踊りを教えるときに自分のギターを弾きながら教えられるというのも利点ですね。

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 牧子さんはまた、フラメンコ界の黄門様こと本間三郎先生のお連れ合いでもある。
 そういえば、サブロー先生もギターから踊りに転じた方だった。

 「私はギタリストとして本間スタジオに通いました。しばらくすると主人が踊りもやってみたらというので始めたわけですが、実はほれてしまったのですだって。
 こらこら牧子さん、インタビュー中にのろけてるんじゃねーでがすよ、まったく。









4/14土(その183)

誕生日





 今日は、な、なんとこの私の誕生日である。
 信じられねーことに52歳である。
 25歳のまちがいじゃねーのか、と自分に突っ込んでみたが無駄だった。
 もはや立派なロージンである。

 ま、ショージキ云って、うれしくもあり、哀しくもある。



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 あんなにハチャメチャに生きてきたのに、それでもまだ生かされてるラッキーが単純にうれしい。
 同時に、反省も進歩もせずに、いまだにハチャメチャ生きてる自分が実に哀しい。

 バカは死ななきゃ直らない、というのは他人様のことだと確信していたが、最近になって、そりゃオレのことだと気付いたのは不幸中の幸いである。


 つーことで、それを記念して(?)今日はこれより散歩に出掛けるので、去年の誕生日に書いた「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」より『誕生日』をどーぞ。









4/16月(その184)

フライング情報/強い意志





 今月20日発売のパセオフラメンコ5月号。
 例によって今日から数回、フライングちょい見せ情報をどーぞ!




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 [インタビューと写真:ハビエル・プリモ/訳:東敬子]



 22歳の若さで自身の舞踊団を率いて、次々と作品を発表している、ロシオ・モリーナ。
 彼女は間違いなく才能あるアーティストだ。
 しかし、これまでの華々しい活躍を可能にしているのは、才能ではない。
 彼女のフラメンコに対する“強い意志”なのである。




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 スペイン・フラメンコ界の現在を鋭くからめ取る、ハビエル・プリモによる巻頭インタビュー。
 毎回毎回、快刀乱麻の切れ味で私たちをアッと云わせる彼の読み物は、もはやパセオの表看板として定着したようだ。
 今回彼が採り上げるのは、チョー早熟のバイラオーラ、ロシオ・モリーナだが、彼女の経歴とそのコメントはかなりのド迫力で、少なからず私をびっくりさせた。
 そこらへんは実際のパセオで読んでいただくとして、彼女がもっとも大きな影響を受けたというマリア・パヘスのくだりの部分(↓)をどーぞ。



「舞踊団の居心地はとてもよかったです。
 それまで私はずっと一人でやってきました。
 8歳のときには、すでに1時間半の舞台を踊っていたんです。
 それで、他の踊り手と一緒に踊るというのはどんなものか学びたいと思っていたころ、彼女の舞踊団に入団するチャンスがあったんです。
 ただ群舞で踊るだけじゃなく、彼らと協力しあうこと、そして舞踊団の内幕を全部見ることができました。

 マリアは頭がよく、何事にもめげません。
 個人主宰の舞踊団経営の難しさ、監督としての立場をどう保持するか、周りの人間をどう動かすか、いろいろ勉強させてもらいました。
 マリアはすべての観客が楽しめるような作品作りをします。
 自分のやりたいことだけじゃなく、観客にも伝わるものを提供するんです。これは大事なことです」









4/17火(その185)

フライング情報/未來&ソニンの『血の婚礼』





 新生アントニオ・ガデス舞踊団の『血の婚礼』に、われらオールドファンが涙したのは今年2、3月のことだった。
 そして、この5月3日には、森山未來とソニンによる演劇×フラメンコ版『血の婚礼』のロングラン上演(東京グローブ座)がスタートする。さあ、今度は若者たちに涙してもらおーか。

 今週金曜日発売のパセオ5月号では、渾身のカラー全7ページでこの『血の婚礼』の舞台裏に迫っている。



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 [編集部・塩川千尋(文)/大森有起(写真)]



 トーダイ出のミーハー、編集部塩川がやる気でまとめ上げた第二特集「血の婚礼/ロルカの普遍」は気合いの入りまくりで、こんなインタビュー構成になっている。

一幕一場◆主演・森山未來/修羅場
一幕二場◆台本演出・白井晃/生の模索
一幕三場◆音楽・渡辺香津美/透明になる瞬間
一幕四場◆振付・斎藤克己/ロルカの言葉
二幕一場◆稽古場/物語る身体


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 世界の中心で愛を叫んだ、主役(ガデスやアドリアンがやったレオナルド役)の森山未來さんは意外なことに、な、なんとバイレ経験者でもあったのだ。では、その部分だけちょい見せしようかい。



 フラメンコは作品を構成する大きな要素のひとつだ。

「芝居はもちろん軸なんですけど、淡々と過ぎていく。
 でも、その言葉の下では(感情が)鬱屈していたり、ゆがんでいたりする。レオナルドの感情表現の核はフラメンコだと思います」

 マイケル・ジャクソンの「スリラー」がきっかけで、5歳からジャズダンスを始めた森山。クラシックバレエ、タップ、ヒップホップとさまざまなダンスを経験し、高校2年生から卒業まで、フラメンコのレッスンにも通ったという。

「東仲(一矩)先生とうちの両親がご近所さんだったんです。
 最初は見学に行って、それからレッスンを受けるようになった。
 東仲先生は、基本的にひとりで踊らせるんです。
 揃えさせない。
 生ギターとカンテと対峙して、自分の内面から踊る。
 すごく刺激を受けました」

 多くの舞踊に接している森山だが、「踊りはすべて同じ」と言い切る。

「いくらでも内省しようと思えばできるし、逆に発散しようと思えばいくらでもできる。
 タップやヒップホップのルーツは虐げられてきた黒人たちの“発散”かもしれない。
 でも、自分なりにつかんでものにすれば“内省”することができる。
 もちろん、バレエとタップは、元々ある形は違いますよ。
 でも、踊る人が同じなら同じなんだと思います。
 最終的には、自分の意識のなかにしか踊りは存在しないんです」









4/18水(その186)

偉大なるカリスマ





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 「アントニオ・ガデス舞踊団」という名前には、フラメンコという言葉は挿入されていない。

 それだけでなくガデスは、自分が作った作品を決して「フラメンコ作品」とは言わず、「バレエ」と呼んだ。
 私は何度かガデスを取材したが、自身の創作が“フラメンコ”というジャンルに限定されることを慎重に避けていたという印象がある。
 実際、ガデスの振付、踊りのスタイルにはバレエの要素が組み込まれているし、『カルメン』には、ビゼーの音楽も一部使われている。
 『アンダルシアの嵐』では、スペイン各地の民族舞踊のパソを取り入れたりもしている。
 だから、『バレエ』と呼ぶことに異論があるわけではない。

 だが、取材中彼が語った、「フラメンコではない」というこだわりは、当時『パセオフラメンコ』の編集者として取材に当たっていた私には、―――ガデスがより芸術性の高い舞踊表現を目指してフラメンコを高めようとしているのだと認識してなお―――見逃せないものだった。

 そして今回久しぶりに、ガデスの作品を観て改めて実感したことは、2つの作品が、抜けがたく“フラメンコ”だということだ。(後略)



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 あさって発売、パセオ5月号のガデス記事『偉大なるカリスマ、ガデスが残したもの』からの冒頭抜粋だ。

 モノクロ全4ページ、その入魂レポートの書き手はおなじみ西脇美絵子。
 パセオ編集長として長い間アントニオ・ガデスその人と向き合ってきた人間である。
 5月号を手にした私は、まっ先にこの記事からかぶりついた。

 西脇美絵子は新生ガデス舞踊団をどう観たのか?
 公演二日目(血の婚礼)の会場客席でばったり顔を合わせて以来(二人ともドキドキしながら開演を待っていた)、ずっとそれが気になっていたからだ。

 で、それはいかにも西脇らしい、骨太で真摯な姿勢に貫かれた一文だった。
 いつものように彼女は、妥協することなく真実めがけて鋭く踏み込んだ。
 冷静かつ鮮やかな分析である。
 そしてその背後には、これもまたいつものように、巨大にしてあたたかな愛があった。










4/19木(その187)

フライング情報/歌い人の肖像~堀越千秋





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 明日発売、パセオフラメンコ5月号からフライング情報。
 中谷伸一(文)と浦川一憲(写真)のコンビでおくる人気連載「歌い人の肖像」。
 その第四回目は、あの堀越千秋画伯が堂々の登場。その冒頭ちょい見せである。



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 改札口を駆けてきた画家・堀越千秋氏は、「やあ、どうも。ひさしぶり」と抜けるような笑顔で、悠然と手を差し出した。
 握手で始まる挨拶も、計算通りとも思わせるジャスト30分の遅刻も、まさにスペイン流、いや、変わらぬ泰然自若の堀越流だ。

 カンテ・ヒターノの名門アグヘータ一族と親交が深く、本誌の人気連載『フラメンコ狂日記』でも綴られているように、スペイン在住30年の氏は、生活に根ざしたカンテを肌で知る、数少ない日本人である。
 しかも自らカンテを歌い、スペインのテレビやラジオをはじめ、数多くのフェスティバルに出演。“歌う日本人(JAPONES QUE CANTA)”と呼ばれ、注目を浴びてきた。

 長年、ヒターノの友人たちとの丁々発止で鍛えたバイリンガルの氏には、大方の日本人に壁となるスペイン語は、もはや問題ではない。
 その先に広がるカンテの世界とは、一体どんな風景なのだろうか。
              (2007年3月7日収録)



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 ラスト部分で中谷は、「何か好きな言葉は?」とたずねる。

 画伯の回答は私が予想だにしなかったもので、思わずう~んと唸りながら長いこと私は考え込んでしまった。









4/20金(その188)

本日発売!パセオ最新号





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 [パセオフラメンコ2007年5月号



 フラメンコは声と手拍子で始まった。
 時代を経て人々は楽器を手に入れ、より豊かに進化させてきた。
 そして現代、フラメンコはさらに多くの楽器を取り込み、発展を続けている。
 それは、フラメンコが他ジャンルの音楽を貪欲に吸収しているからとも言えるだろう。
 “フラメンコの楽器”は無限の可能性を秘めているのだ。





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 [写真:高瀬友孝]




 いよいよ本日発売のパセオフラメンコ5月号。
 その特集は『フラメンコを奏でるものたち』。
 全編を通し、こいつは相当に面白い。
 その上、フラメンコの楽器についてのあなたの認識が、大きく広がりつつグッと深化することだけは約束できそうだ。
 周辺楽器の実相を知ることでフラメンコの本質がよりいっそう視えてくる、という仕組みなのである。

 で、主な記事のラインナップは以下のとおり。


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フラメンコと楽器の幸福な出会い」◆濱田滋郎
パコ・デ・ルシア以前、以後」◆加部洋(ギター)
フラメンコが求めるギターとは?」◆青柳裕久(ギター)
共演者のためのカホン」◆ホセ三浦(カホン)
人々を虜にするリズムと音色」◆高場将美(サパテアード)
踊り手の技術や心を素直に映す」◆小林伴子(カスタネット)
フラメンコにまつわる楽器たち」◆志風恭子

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 で今日は、「既成の概念を超えて」という志風恭子(スペイン在住、末はフラメンコ博士)の文章の中から、ビビッとしびれたティノ・ディ・ジェラルドのコメントを以下にちょい見せしよう。
 ティノは、パコ・デ・ルシアやビセンテ・アミーゴなどが絶大な信頼を寄せる、私も大好きなパーカッション奏者なのである。


「パーカッションは、サッカーでいえばゴールキーパーみたいなものなんだ。
 絶対必要なもので、安心感を与える。
 キーパーがしっかりゴールを守っていれば、ほかのメンバーは前に行って好きなようにプレイすることができる。」

「どんな楽器でもフラメンコに合うよ。
 問題は楽器ではなく、楽器奏者なんだ。
 フラメンコは楽器ではなくミュージシャンにあるんだ。
 楽器は生き物ではない。
 いいパーカッション奏者なら、灰皿でもごみ箱でも音楽に、フラメンコにしてしまう。
 もちろん伝統的に使われてきた楽器があり、また一方で最近になって新しく使われるようになった楽器がある。
 フラメンコに合う、合わないというのも、その楽器の持つ音、性格によるのではなく、使い方によるんだ。」









4/22日(その189)

マリア・パヘス/美と知性のスーパーバイレ





 先週更新した『社長のとりあえずこれ聴いてみ?』。

 ハンサムなチョー人格者として名高いパセオフラメンコ社長(推定25歳/数字は順不同)が、社長生命を賭けてフラメンコソフトと紹介するという、世にも画期的な人気コーナーである。
 なお、自分でこのよーに書かないことには、誰にもふり向いてもらえないコーナーを連載するこのストイックな私に同情は不用である。


 で、今回は私のイチ押しバイラオーラ、マリア・パヘスの映像作品を紹介する。
 何度読んでも途中で寝てしまうため、書いた本人でさえ、なかなか最後まで読みきれないのが難点だが、そうした欠陥に目をつぶれば名文と云えないこともない。



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 [DVD マリア・パヘス/美と知性のスーパーバイレ



 さて、『美と知性のスーパーバイレ』という異常にステキな邦題は、もちろん熱烈マリアファンたる私の命名である。


 どーだ、まいったか。


 「もっとマシなタイトルなかったですかね?」と、販促担当者は完全にまいっていたことは云うまでもない。









4/23月(その190)

月光仮面





 “社長室”にブレのない一貫性を持たせるために、今週もゆるゆるの緊張感をもって「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」をお届けしたい。
 で早速、本日のお題は『月光仮面』。




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 幼い私が二番目に志した、あこがれの職業である。









4/24火(その191)

新築祝い





 本日もほのぼのと「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」から、ほぼ一年前のお話で『新築祝い』を。




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4/26木(その192)

天下の嶮





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 久々の上天気である。
 春たけなわプリンスホテルである。


 さて、本日も手抜きの精神を貫き通し「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」より『箱根山』をお届けしたい。


 昨年今ごろ、あわや遭難かというスリリングな登山日記である、ってどこがだよ。









4/27金(その193)

つつじの根津権現





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 そろそろ観ごろのはずだ。
 私の年中行事である。
 明日かあさって、仕事が片づけばダッシュで駆けつけよう。

 つーことで、去年の日記で申し訳ねーけど、今日の「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」は『つつじの根津権現』。









4/29日(その194)

天神さまの藤





 やっぱ春はいいなあ。




藤④.JPG




 運良く、午後の早い時間にたまりにたまった雑用が片づいたので、そのまんまダッシュで根津権現さんのツツジと、亀戸天神さんの藤をハシゴしてきたところだ。
 なんか書きたいところだが。このあとも予定がびっしり。
 で、これも去年の日記で申し訳ねえが、「フラメンコ超緩色系/チョー駄作選」から『天神さまの藤』をどーぞ。









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