Paseoフラメンコ おかげさまで創刊25年!パセオフラメンコ

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日刊パセオフラメンコ

2009年07月28日
皆で創る!失敗はフラメンコの素

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   失敗はフラメンコの素 (チョー七転び八起き)
                       

 七つ失敗しても、八つ目で起き上がれば万事オッケー!
 人生は七転び八起き。
 フラメンコもしかりです。

 フラメンコはライフワーク。
 たかだか10年や20年ぽっちで、
 その高みや深みなんかに到達できゃしないところに、
 フラメンコの醍醐味があります。

 デキそーな憧れのあの人も、デキなそーなあたしも、
 ああ、やっぱみんな同じようなドジ踏んでたんだあ、という「共感」。
 そして、失敗にはもれなく「発見」がついてきます。
 さらに運がよければ「勇気」をもらえることもあるかもです。
 このコーナーでは、そんなフラメンコ失敗談を募ります。

 『フラメンコを始めたきっかけ』
 『レッスン中のできごと』
 『発表会いろいろ』
 『フラメンコをやめた時』
 『フラメンコにもどった時』
 『ローカルフラメンコの苦悩と希望』
 『その他もろもろ』

 上記テーマでご投稿いただく作品の中から、トホホな駄作を選りすぐり、
 月刊パセオフラメンコ『バル de ぱせお』に掲載させていただきます。
 (★採用作品にはオリジナル手ぬぐい&掲載誌をプレゼント)
 また、それらを中心に単行本『失敗はフラメンコの素』を、
 パセオから発行する予定(2011年)です。
 (★採用作品には単行本オリジナル手ぬぐい1本&単行本をプレゼント)
 なので、上記に掲載されてもよいと思われる作品をお寄せくださいね。

 ●字数は、約600字でまとめてください。
 ●文章の最初にタイトル(10文字前後)と、
  最後にペンネーム(+都道府県+年齢)を。
 ●投稿先はこちら、またはmixiの同トピまでよろしく!

 これは!という駄作には、ヨランダ★がイラストをつける段取りです。
 悲惨であればあるほど、おなか抱えて笑えるものほど大歓迎。
 願わくば、涙を活力に変える、笑いを勇気に変えるエンディングを!
 それでは、読むだけで元気の出る「フラメンコの裏バイブル」をめざし、
 アホシオナード一同、全力でスベりまくりとゆきましょう!

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   月刊パセオフラメンコ/バル de ぱせお
                ヨランダ★(=イラスト担当のへっぽこバイレ)
                ますた(=ボケ担当のパセオの窓際社長)


 ★以下は月刊パセオフラメンコに掲載する作品で、この中から単行本掲載作が選出されます。


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【月刊パセオフラメンコ2009年10月号掲載作品】

 『フラメンコなギブ&テイク

 ここへ来て10年。
 町のほとんどの人と顔見知りなのに、
 なぜかずっとしっくり来ないでいた。
 ここは私の本当の居場所ではないのかもしれないとまで
 思い詰めたことも幾度となくあった。
 年度末で各種会合が目白押しな3月。
 ある会合で、自然な話の流れでフラメンコの話を出すと、
 踊ってみせるよう促され、
 「これはフラメンコを知ってもらうチャンスだ!」とばかり立ち上がった。
 マノを回しながらブラソを大きく回すことを繰り返しただけだが、
 意外にも冷やかされることなく、
 「本格的だね」「今までにない新しい風を吹きこんでくれそうだね」
 と感心された。
 小さな町なのでたちまち噂になり、集まりのある度に話題に上がった。
 先日は小中学校合同の送別会で地域の人たちがたくさん集まる中、
 リクエストに応え踊った。
 教頭先生まで一緒に踊り出し、
 オッサンたちも「こうかい?」とマノを回し始めた。
 このようにざっくばらんにやる上で一番避けたいのは、
 単なる賑やかしのフラメンコもどきになることだ。
 それが、誰かがフラダンスと間違って言えば
 必ず他の誰かが訂正してくれる。
 そしてギターや歌や踊りが好きな人が結構いることも判明、
 フラメンコ は音楽だと認識されてもいる。
 毎年小学校の学芸会でPTA合唱をやる。
 今年はフラメンコもやることにほぼ決定だ。
 こうして私も必要とされ地域に馴染むことが出来た。
 僻地で過疎地、段々寂れる地域にフラメンコな温もりが広がりつつある。

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 (北海道・さらこ/36歳・酪農家)
        
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【月刊パセオフラメンコ2009年10月号掲載作品】

 『晩秋の畑に、てんてんと
 
 あれは4年前そろそろ霜の降りる頃、
 朝ガレージをみるとなぜか車の扉が開いている。
 変だなぁ?車内を調べてみると、ない!ないっフラメンコ1式が。
 やられた車上狙いだ。
 噂には聞いていたけどまさか、こんな田舎で?
 暫し頭真っ白どうしよう。
 そこへ近所の、 おばさんが、
 「わたいの畑に何かばら撒いてあるけど、あんたのと違うか」
 聞くと同時に駆け出した私の眼前に、
 点々と散らばるフラメンコグッズは明け方の雨に濡れ泥まみれ。
 夢中で拾い集める私の背中に、おばさん達の怪訝そうな視線が。
 そう秘密だったんです。
 封建的な田舎で派手なことはタブー。
 衣裳を洗濯してもこっそり風呂場に干してました。
 家人からも「頼むから地元では踊ってくれるな」と
 申し渡されていて、諦めていました。
 泥まみれのファルダを洗い、
 買ったばかりの白いレースのアバニコはそっと陰干しに。
 (ケースに入れておいて、ほんと良かった)
 サパトスは新聞紙詰めて日影に干しました。
 今では衣裳は堂々と外に干すようになり、
 派手なので「それ何?」と聞かれる事もたびたび。
 よってフラメンコ広める良いきっかけができ
 「また機会があれば躍らせてよ」頼めます。
 お陰で時々声かけてもらい、
 地元の老人ホームで踊るようになりました。
 災い転じて福?
 あの時は「何で??」と思ったけど、
 あれからよりフラメンコに邁進した気が、します。
 車上あらしの件は災難だったけれど、
 何が幸いするか解らない。
 だから人生面白いよね。

 ヨランダ失敗⑨4.jpg

 (三重県・うらら/妙齢)

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【月刊パセオフラメンコ2009年9月号掲載作品】

 『いつか王子様が

 あれは夏の暑い日……。
 たしか七夕イベントの野外ステージでの出来事。
 楽屋なんて洒落たものはなく、狭い仮設テントの中で、
 フラメンカ達20~30人が譲り合いながらも戦場のように化粧、着替えをおこなっていた。
 先輩フラメンカの皆様は、ドレスを着るときにはブラジャーをつけないのが常だった。
 私はというと、今でこそ普通サイズだが、
 若い頃は巨乳でドレスについてるカップでは収まりきれないし、
 踊る時に胸が邪魔になるので、ブラジャーをいつもつけたまま踊ってた。
 いつもははずさないブラジャーを、その日に限ってはずしたのはなぜだろう?
 お姉様方のまねをすれば、自分も少しはまともに踊れると思ったのか??
 気持ちよく舞台で踊って、袖に引っ込んだ私は、
 ドレスの裾にはずしたはずのブラジャーが引っかかってることに気づいた………ガーン!
 「落とさなくて、最後まで引っかかってて良かったじゃん」となぐさめてくれる友。
 でも、いっそのこと落としていたら、シンデレラみたいに素敵な王子様が、
 「このブラジャーがぴったりの女性を妃にします!」って迎えに来たかもしれないよね?

 (山口県・さと/42歳)

 さと いつか王子様が j.JPG

 (※しゃちょ注/えーか、さと。……たぶん、迎えにこないと思います。きっぱり)

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【月刊パセオフラメンコ2009年9月号掲載作品】

 『人の情けに触れて

 ああ、発表会。発表会は構成合わせやリハーサルから始まっているものだ。
 その年はガロティンとクラシコ・エスパニョールで出場した。
 構成合わせの日、どちらの曲だったか忘れたが、
 「フラメンコ ブエルタしたら 立ちくらみ」をしてしまい、その場に座り込んでしまった。
 即座に周囲の人に囲まれ、会場の隅で横にならせてもらっていた。
 何せ当時の私は、平日夜は毎日「残業、飲み会、フラメンコ」のいずれかでふさがっており、
 たまに体調不良を感じても、早く帰宅できる生活ではなかった。
 そんな負荷がかかっていたのだろうか。
 本題はこれからだ。
 構成合わせが終わって、一同解散になったにも関わらず、
 私が正気づくまでクラスメンバーの大半の人が、ずっと付き添って待っていてくれたのだ。
 楽しく世間話などをしながら。
 ようやく帰るときも、同じ方向の人と帰れた。
 人の情けに触れたという感じだ。
 後日も、ミセスクラスのさるご婦人から、大丈夫?
 私もそういう症状になることあるのよ、
 とそっと打ち明けられた。
 仕事が忙しくなり、この発表会後、バイレを辞めてしまった。
 が、フラメンカの温かさに触れた出来事だった。
 またいつかタイミングを見計らいバイレを習いたい。
 フラメンコから元気をもらいたい! と思う今日この頃です。

 (東京都・ともぞう/41歳)

 ともぞう 人の情けに触れて j.JPG

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