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日刊パセオフラメンコ

2009年12月29日
年末特別企画! アルティスタの声!!

長らく続いてきた「アルティスタの声」も今日で最終回。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
⑩〜⑬はなかなか回答しにくい!という声もチラホラ......。
確かに「語る者より語られる者こそ」ですね。
次回があれば!? もう少しお笑い系の質問項目も組み入れたいと思います。

皆さんの2009年はいかがでしたか?
私はうれしいこと、悲しいことがたくさんあった、
まさに激動の1年でした。今年も残すところあと2日。
よい年末をお過ごしください!
そして2010年もよろしくお願いいたします!

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

礒村崇史さん(バイレ)

①踊りは自分らしく自分の表現を大切にしています。スタジオでは、スペインで感じたこと習ったことなどの基本となることは自分流が入らないように気をつけています。フラメンコは自由で個性を重んじる反面、さまざまな文化、歴史の上に成り立っていることを重視しています。

②自主企画ライブを中心にフラメンコに、興味を持っている他ジャンルの方々とのコラボ活動など。専門学校の授業の1単位として、学生にフラメンコを教えています。

③自分の師である小島章司先生に留学するときにもらった言葉、「礒村は礒村の土俵を創りなさい〜中略〜そしてそこで勝負しなさい」。この言葉がなかったら何も始まっていなっかたと思います。

ファルキートのファミリアがまだ自宅のサロンとファルーコのバルで練習していた
ころ、彼らの生活に触れながら四季を通してフラメンコを学べたこと。最高にフラメンコでした。

④フラメンコは自分にすべてを与えてくれているので、今、この瞬間も"フラメンコをやっていてよかった"と思っています。

⑤フラメンコを身近に感じる環境創り。

⑥三位一体のフラメンコが少し減りました? かな? いろんな楽器、またはジャンルとのセッションが増えてくると、譜面上のリズムとフラメンコのコンパスとの違いなどから、カンテより楽器寄りのフラメンコに傾きそう。

⑦自主企画ライブが多かったため裏方仕事がメインの年でしたが、どのライブもスタジオ(MARZO)で知り合った仲間とのライブだったので、いい緊張感が続いた年でした。

⑧フラメンコを身近に感じる環境創り。マノロ・マリンのスタジオ(1995年ごろ)が自分の理想(夢)です。スタジオの扉を開けると、サロンには伴奏練習中の若いギタリストがいつも3〜4人いて「Hola!」と挨拶をしてくれる。スタジオでは、昨日劇場で観たアーティストが数人自分の隣でいいコンパスを刻み、ふらっと来たクーロ・フェルナンデスが唄い、ふらっとラファエル・リケーニが来たときはクラスを中断して彼のギターを聴き、たまにクリスティーナ・オヨスやマヌエラ・カラスコとすれ違ったりと、映画のワンシーンのようなスタジオでした。

⑨スタジオを構えて10年になるので、スタジオの運営を含め自分のことも一度リセットして、またこの先10年フラメンコが続けられる環境を創る年にしたいです。

⑩一民族舞踊が世界に向けて大きく動き出しています。日本ではカルチャーセンターに行けば当たり前のようにクラスがあります。20年前は探さないとなかったのに。発表の場もタブラオから舞台芸術へと大きくなって、いろんな楽器も増えると思いますが、やっぱりフラメンコは唄だと思います。多くの方々にスペイン、ヒターノの文化や歴史を理解してもらい、カンテの存在と重要性を理解してもらう必要があると思います。

⑪今はとくにいません。

⑫自分が自分のままで舞台に立てること。

⑬出逢えたことの最高の奇跡。

鍜地陽子さん(バイレ)

①踊り手としての自分はプロであること、一人のアルティスタとして恥ずかしくない活動をしていきたいと思っています。つねに自分に厳しくありたいです。好きな言葉は"克己"。生徒に対しては、その人それぞれの踊りができるよう、また"フラメンコ"というものに対しての理解も含めて、多角的に指導していきたいと考えています。

②9月にはマヌエラ・カラスコ公演の中の『オメナヘ・ア・マリオ・マジャ』に日本人舞踊手として出演。教室は週6日開講。

③長期留学中、また年に1度短期で行くセビージャで受ける、エル・トロンボのクラス。

④舞台の中で一体感を感じられたとき。観に来てくださったお客さまによろこんでいただけたとき。

⑤いろんなカンテを聴いて、すぐに反応できるようにする即興の訓練。美しい足の音が出るようにすること。

⑥テクニックはすばらしい踊り手が増えていますが、逆に心を揺さぶられるような踊り手が少ない気がします。

⑦勉強の年。ライブを減らして自分と向き合う年にするつもりが、ありがたいオファーをいただいて、ものすごく忙しい日々を送る身になりました。生徒が新人公演に出演したこともあり、いろんな意味で勉強させられた、よい年だったと思います。

⑧自分の好きなフラメンコに少しでも近づいていきたい(マネではなく)。人の心を揺さぶるような踊り手になりたいです。

⑨再来年に企画予定の、初めてのテアトロでのリサイタルの準備に入ること。つねに鍛練しておくこと。

⑩私にはわかりません。自分が大切だと思っていることをやっていくだけです。ただ、フラメンコの普及に貢献したいと考えています。

⑪新しいアーティストという意味ではとくにいません。つねに尊敬しているのは、エル・トロンボです。

⑫一体感(自分が踊っているとき)。いろんな説明できない感情を喚起させられるところ(自分が観客のとき、および踊っているとき)。

⑬取り上げられたら死んでしまうかもしれないもの。

星みゆき☆さん(バイレ)

①☆フラメンコの天使や自然の妖精とのつながり。

②☆小さな妖精ステージ&マカレナクラス。

③☆恩師を含め支えてくださる方々。☆出逢いお世話になったフラメンコの方々すべて。☆大切な仲間の生徒さんたち。☆あと伝統的なすばらしいアルティスタが多すぎて! しぼりきれないのが悩みです。

④☆個人的なんですが、踊らせていただいたあとに虚しさがなく、フラメンコの天使に祝福されていると感じた時......あと三位一体になれた時かしら?

⑤☆小さな妖精ステージ&文化交流。

⑥回答なし。

⑦☆来年で30年目、初心に戻り未来にむけて準備が開始できた年です。

⑧☆小さな妖精ステージ&文化交流など。

⑨☆未来に向けての準備&活動。

⑩⑪回答なし。

⑫☆寛大で社会的に小さきものへの慈愛に満ちあふれていること。

⑬☆魂の救済、そして愛と祈りです。奥深いフラメンコ芸術に出逢い、今も続けられることに感謝です。今後のフラメンコ界のご発展を心からお祈りしています!!

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

鈴木能律子さん(バイレ)

①自分の直感を信じて、信念を曲げず、感謝の気持ちをつねに持つこと。好きな言葉は「なせばなる」。生徒を指導するときも、自身がステージに立つときも、来てくれた人が「来てよかった」「また来たい」と思ってくれるように努めている。

②「アルハムブラ」「ノベンバー・イレブンス」など、タブラオライブ出演や企画を任されてのイベント出演。教室は毎日開講(私本人は週3日)。リサイタルに向けて充電中。

③なんといってもハビエル・ラトーレを招聘しての初リサイタル。舞台のすべて、フラメンコのあるがままの姿(=人生の縮図)、プロという意識や舞台マナー、プライド、彼から舞台を通じて教えられた数々の教訓。そして、自分自身「夢を実現する」ということを身を持って(=削って)知った。

④舞台に立った瞬間に訪れる、自身の肉体を精神を超越した、えも言われぬ完全な自由を感じているとき。もう少し低いレベルでは、自分の踊りが人々の心の何かに触れられてなにがしかの感情を喚起できたとき。もっと低いレベルでは、どんな状況(苦しい)にあってもその時間は100%フラメンコのことしか考えないで済むこと。

⑤生徒をタブラオなどに出演させることによるレベルの向上。「モデルノ」の言われて久しいが、根っこの部分のプーロなフラメンコをリアルタイムで観て、聞いて、学んできた最後の世代なので(?)、それを大事にして伝えなければならないという使命感的なものがある。伝統的なフラメンコの基礎(知識&技術)をしっかり教えたうえで、モデルノの振付などを教えている。

⑥日本(東京)では、毎週末フラメンコの催しがあるほどに盛況になったのは喜ばしいことと感じている。ただ、近年ヘレスのフェスティバルに行って思うことは、「劇場フラメンコ=オブラ」が多すぎて閉口気味。抽象的でなにが言いたいのかよくわからない(外国人でスペイン語が完全に理解できないことも原因か?)。純粋で観ただけで胸がすくような(いっぱいになるような)ものが観たい(聴きたい)。スペイン人アルティスタはさんざんやってきたから、なにか目新しいものがやりたいのかもしれないが、いいカタチで伝わってないように思う。飾らないフラメンコでいいんだと思う。 観たいのは、その人の真の核(コラソン)の部分なのだから。

⑦ターニングポイントだったかもしれない。改めて原点に立ち戻らされた出来事や、あらゆる能力を試された年。

⑧フラメンコというフィルターを通じて、自分と接する人々を励まし、鼓舞し、自身が成長すること。もう少し低いレベルでは、リサイタル(大好きなハードロック・ヘヴィメタルとフラメンコのコラボ)。いろいろな意味で微力だが、今の自分でできるわかりやすい舞台にしたい。

⑨リサイタルの準備。

⑩開かれた社会性=ユニバーサル性、モラル=人間性の向上。

⑪ロシオ・マルティネス。今年のヘレスのフェスティバルで聴いてびっくりした。最初は細く、綺麗な声質でフラメンコ的ではないな、と思ったらとんでもない才能の持ち主だった。天性の素質というのは、こういう人をいうのかなと感じた。2008年にどこかのコンクールで優勝した新人さん。将来はカルメン・リナーレスのようにビックになると思う。時間の関係で小1時間のステージだったが、いつまでも聴いていたいと思わせる声だった。今年のヘレスでいちばん感動したステージだった。フアン・マジャ。こちらも同じくトマティートのステージでちょこっと踊った青年。ファルキートの弟子という話だが、印象に残る踊りだった。

⑫自分自身と真正面から向き合える=対峙できること。魂の叫び。

⑬自分が他の誰でもない「自分」だということを確認する「しるし」 。神様が与えてくれた天職。

鈴木眞澄さん(バイレ)

①基礎に忠実に、いつも原点に敬意を持っていたいです。座右の銘は「一日一生」。

②レッスンは教室、カルチャーも含め月〜土曜日毎日クラスがあります。地方でのセミナーやコンサート、都内のタブラオ、生徒発表会、クリスマスディナーショーなどが毎年恒例になっています。

③恩師の小松原庸子先生と庸子先生が育ててくださった環境、スペインに初めて留学をしたときの体験。

④踊りを観てお客さまが感動してくださるとき。障害のある方が一緒に楽しんでくださるとき。

⑤学校公演や施設でのライブ。違う世代との交流。生徒さんにどうやってフラメンコを伝えるか。

⑥若い世代でフラメンコ(唄、ギター、踊りを問わず)のすばらしい方々が増えてうれしいです。

⑦生徒さんやお客さまがなにを望んでいるのか、自分のフラメンコについてもなにを目指していったらよいのか、悩んだ年でした。まだ悩んでいますが......。

⑧フラメンコの真のすばらしさを伝えていかなければ、と思います。

⑨母が「喜寿の挑戦」として舞台をやりたいと思っているので、家族でさまざまな世代の客さまに観ていただけるような舞台をプロデュースしたいです。

⑩不安の多い社会情勢の中、フラメンコの役割りを見極め、社会にもっと貢献できるはずだと思います。

⑪三枝麻衣。子どもを育てながらどんな踊り手になっていくのか。三枝雄輔。目指すフラメンコと現況とのギャップをいかに克服していくのか。自分の子どもですが、2人の大ファンですから、すみません。

⑫生きている人間そのものであるところ。

⑬人の中に生きる魔性。

濱田あかりさん(バイレ)

①フラメンコの伝統を重んじ、古きアーティストを尊敬しています。

②各種イベント出演の依頼あるときは、可能な限り前向きに活動しています。

③よりどころは思い入れが強すぎて上げればキリがありません。思い出はグラナダ滞在時、マラセーナの街での夏祭り、その当時師事していた先生にステージに出してもらったこと。タブラオ「アルバイシン」の前で出演者の休憩中、ブレリアを遊びで歌わせてもらったこと。家族と過ごしたグラナダでの思い出、携わった人々との思い出すべて。余談ですが、マラセーナのAyuntamiento近くの広場でバルを経営しているおじさまが「私の写真を飾る」と言っていたようです。嘘かほんとか確かめに行きたいなアと思ってます〜(笑)。

④小さなことでも、周りの方が笑顔に変わったとき。

⑤自分の録音を聴き毎回反省が必ずあるので、反省箇所の練習。スペイン語の勉強。レトラの意味をパーフェクトに理解できなくても、自分なりに理解できるよう努力する。師匠や周りの意見を聞く。

⑥すばらしい所には感動する空気があり、いつも新鮮。

⑦子育てをしながらのフラメンコ活動、仕事、家族との時間を大切にしながら活動してきました。やむを得ず離れていってしまった人もいましたが、新たな出会いがあり、大切にしたい一生つき合えると思う人との出会いもあり、人生の大きな道が見えた年でした。

⑧夢が大きすぎて笑われるかもしれませんが、ビセンテ・アミーゴにレトラと曲を書いてもらって、旦那さんの伴奏や、私の師匠、一緒に歌いたい人や、足音を入れてほしいバイレの方などとコラボをし、CD作成。世界に発信したいです。今生で実現できなければ、来世まで持ち込みたいです(笑)。そのために、まず、文化庁海外派遣制度に申請し続け、スペインでの勉強、さまざまな挑戦をしていきたいです。

⑨今年の年末に人生をかけたイベントをやりますので、それをスタートにして、拠点を作り、フラメンコの良さを発信していきたいです。

⑩目指すべきものはわかりませんが、自然とできてきたものでしょうし、これからも自然にできていくのではないでしょうか?

⑪ニーニャ・パストーリ。新譜を聴いていて、フラメンコの香りを強く感じましたので、楽しみです。

⑫独特のリズム、心が揺れる瞬間があります。

⑬スペインの宝。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

柳谷歩美さん(バイレ)

①いつもその瞬間は自由な新鮮な心で踊ること。

②11月の公演に向けて、自身だけでなく団員全員の発展に向けて努力中です。今は育児中心でスタジオでの教授活動はお休み中です。

③師匠である小島章司のバイレすべて。公演だけでなく、普段のレッスンからも受けるエネルギーは果てしなく大きいものがある。イスラエル・ガルバン。公演『一瞬と永遠』で衝撃を受け、スペイン留学時にお世話になりました。気さくで真面目で少年のような方でした。彼だけに見えているフラメンコを近くで学べた貴重な時間でした。同じく留学期間に習ったパストーラ・ガルバン。対照的な兄妹で、おおらかで天真爛漫、かわいいパストーラからは、気ままで自由なバイレを学びました。ハビエル・ラトーレ。前回の公演、そして今回の公演を通じて、舞台に立つバイラリンとしての基礎・本質を改めて気づかせ、学ばせてくれた情熱的な方です。クリスティーナ・オヨス。公演『邂逅』でのタラントで、忘れられない感動をもらいました。このバイレを観て感じられた自分の心に、フラメンコをやっていて良かったと思う瞬間でした。こうして書くと改めて小島章司なくして、私のフラメンコはないもんだなぁ、と実感中......。

④すばらしい舞台に巡り合えたとき。身体も心も縛られず、気持ちよく踊れたとき。

⑤微力ながらも団員全体の発展に向けての指導、自身への変わらぬ努力。あとは育児(笑)。ハマっているのは呼吸法を取り入れたストレッチ。

⑥すべてを観ているわけでないので、ここで特筆することはありません。

⑦昨年9月に出産してから、今までどれだけ自由に自己中心に生きてきたかをつくづく実感。フラメンコを続けていくうえでも、多くの人の助けや協力を得ている現在。時間を大切に使うことを学んだ1年。過信していた自分に反省。新しい自分と向き合うのが苦しくも楽しい1年。

⑧いつか、自分の描くフラメンコを形にして舞台で表せたら......と思います。まだまだ時間がかかりますが......。

⑨3月のヘレス公演に向けて努力を惜しまず続けること。

⑩やっぱりまだまだコアなフラメンコ界だと思います。日西問わず、もっと開かれた世界になれば。日本でも、フェスティバルができるようになると、触れる人たちが増え刺激になるのでは。

⑪ロシオ・モリーナを観てみたいです。パセオの講評を読むと興味が湧きます。もちろん言わずもがな小島章司。弟子が言うのもなんですが......70歳にして進化し続けているのが、レッスン中に隣で踊っていて感じられる。驚きます。恐ろしい人です。そして大好きなイスラエル・ガルバンです。どれだけ先の世界にいるのか、観たいです。

⑫正解がないところ。でも当たりがあるところ。

⑬なんでしょう......。やっぱり根っこは、ヒターノの心の叫びだと思います。そこから芸術として発展し続けている。もちろん私たちはヒターノじゃない。でも、スペインでもヒターノじゃないバイラリンはたくさんいる。でもフラメンコを感じる。じゃあ、なんでかなー。うーん......。心の叫びを感じる融合(ギター・カンテ・バイレ)表現。

有田圭輔さん(カンテ)

①座右の銘は「悠々として急げ」です。作家、開高健の言葉です。意味はよくわかってないかもしれませんが、心にいちばん響く言葉です。仕事を始めると1時間が、本当に1秒のように感じます。「オレはちゃんと生きてた」と、死ぬときに思えるように生きたいです。

②いろいろ仕事ばかりの毎日です。充電と放電の割合は、放電が9割越えてます。もっと充電しないと、と思います。

③友だちががんばっていること。これはアーティストとして今活躍してる人たちだけではなくて、新人公演やコンクールで一緒にがんばった人たちや、頼りにしてもらってる教室の先生からの信頼だったり、生徒さんたちのがんばりだったり。スペイン人のすばらしいアーティストたちはつねに、たくさんの刺激を与えてくれます。でも、「あべま」は特別に刺激をもらえます。「あべま」ってのは阿部真です。

④いま、なんとか生き延びられてること。そして、楽しくも苦しい毎日が送れてること。

⑤1年を通じていちばん力が入るのは新人公演です。でも、フラメンコでもグループ活動をしてみたい。

⑥日本について言えば、年々本当におもしろくなってきている実感があります。踊り手のレベルの向上がすごいなと思うし、それにしっかりギターや歌い手が追いつかなきゃって思います。自分の力不足をいつも感じます。ほんの5年くらい前まではいろんな違和感を感じてたけど、今の伸び方はすごいなと思ってます。この流れにいっぱいいろんなことが乗って行ければと思ってます。フラメンコは今、スペインも日本も多様化してると思うし、音楽としては必然的なことだと思うので、いろんなスタイルでフラメンコを一つの音楽のジャンルとして、日本の中で浸透していってくれるといいなと思ってます。

⑦2009年はいろんな意味で我慢の年でした。個人的には変化の過程にいるような気がしてましたが、実際たいした変化もなかったのかなって。今やっているROCKAMENCOもそうですが、フラメンコを通じていろんな収穫は毎年のようにあります。それを昇華させるのは自分がどこまでがんばれるかだと、痛切に感じてます。自分ががんばってるなって思ってやってきたことは、後になって振り返ると、たいしてがんばってないじゃんって思えることが多いです。

⑧近い将来であれば、自分がちゃんと「カンタオールです」と、普通に名乗れるようになりたい。そのくらいの微々たる、確固たる何かをつかみたいです。これは難しいかもしれないですけど。いつもは「カンテやってます」って言いますが、「カンタオールです」って言ったことがないです。ちゃんと「カンタオールです」って言えるのはいつだろうと、いつも思ってます。未来に対する希望ってことで言えば、フラメンコをもっと日本でメジャーな音楽にしたい。日本で「音楽」として受け入れられる、なにかを残したいです。日本ではフラメンコは相変わらず、バラをくわえてちゃんちゃん!「オレー!」ってイメージですし。このすばらしい音楽の良さを、たくさんの人たちと分かち合いたい。

⑨1年先なんて見え過ぎてて抱負も何もないですが、近いうちに、できれば長い期間スペインに行きたいです。どっぷりスペインの生活に浸かりたいです。フラメンコってすごい音楽で、みんなが虜になるような音楽で、どうしようもなくすばらしい音楽だから、そこに今だからこそ、もっと浸かりたいです。フラメンコには、ブルースのスパイスと、ジャズの難解さと、クラシックの荘厳さと、演歌のわびしさと、ゴスペルの悲哀と、ん、まあ、とにかくいろいろ楽し過ぎます!

⑩とくに決めなくていいんじゃないかなと思います。フラメンコは音楽だから。自由にいろんな人の解釈のうえで、形を変えて行けばいいんじゃないかと思ってます。そうやって異文化を上手に独自の文化に変えてきた日本だし、ラップなんか黒人じゃないとできないって言われて、いまは市民権得てるし。ただ、本当にフラメンコが好きならば、みんなどうすればこの世界が盛り上がっておもしろくなるのかってことを考えてくれるといいな、とは思います。

⑪これからが楽しみだなと思えるのは、今活躍してる踊り手の日本人。とても可能性を感じます。スペインの国内でも評価されるくらいの力を持てるんじゃないかと期待できる人は、けっこういると思います。個人名は避けますけど、そんな人が他の人たちに与える影響はとてつもないので、がんばれー!(他人まかせかよ!)

⑫わからなさ過ぎること。これに尽きます。音楽って単純明快だと思ってたけど、フラメンコですべて覆されました。練習すればできるって思ってたこと、生活とか言語とか、金持ちなのか貧乏なのかとか、文化の大切さだとか、痛切に感じさせられた。今、日本である程度メジャーになった音楽はほとんど輸入音楽で、その中でも日本人なりに解釈して、日本としての文化の中で作り上げてきたけど、フラメンコの音楽の難しさは並大抵ではないと思い知らされています。これがいちばんの魅力。あとは、すべてが感情表現であることと、そこにあるコンパスのすごさ。

⑬壮大な人生の指標であります。いろんな意味です。個人的なことが多いです。

鈴木のり子さん(バイレ)

①1人でも多くの方がフラメンコに出会えて、本当によかったと思えるように、毎回楽しくレッスンを進めるよう、心がけております。

②9月現在、10月のチャリティ・ショー(府中の森芸術劇場・どりーむホール)への生徒たちの出演に向けて、最後の追い込み中です。

③今から40年以上前に、主人の仕事で滞在していた、ブラジル・サンパウロの市立劇場で見たグラン・アントニオの舞台(歳がわかってしまいますね)。魂を奪われた一瞬でした。その後、16、7年ほど前にやはりサンパウロで観たメルチェ・エスメラルダとアントニオ・マルケス主演の『メデア』(ムルシア・バレエ団)。同じ時代に生きていて、こんなすばらしい舞台を観ることができ、本当に幸せだと大感激したのを今でも思い出します。

④サンパウロで戸塚(旧・八木)マリ先生のバレエ団に在籍していたころ、『カルメン』『血の婚礼』の舞台で、主役のカルメンおよび花嫁役をいただいたとき。生徒たちが「先生に出会えてよかった」と言ってくれたときなど。

⑤バイレにおける生徒たちの感情表現。

⑥時代の流れとともに、フラメンコが変わっていくのも当然のことなのかな、と思います。

⑦公私ともに、あれこれやらなければならないことが山積していて、思うようにはかどらない年でした。

⑧ドラマ性のある、テアトロ・フラメンコ。

⑨昨今の混乱した世相の中で、フラメンコを愛する人たちが一つの心の拠り所として、変わらずにフラメンコを愛し続けていってほしいと願うばかりです。

⑩専門家を目指す人たちの他にも、フラメンコが好きだけれどすごく難しそうだと思って二の足を踏んでいる人たちも多いように見受けられます。このような人たちにもフラメンコの輪の中に一歩踏み込んでもらって、もっと大勢の人たちにフラメンコの楽しさを知ってもらいたいと思います。

⑪たくさんいて、特定するのが困難です。

⑫未だに続いている私の第二の青春であり、一度はまり込んだら一生抜け出すことができないような、奥深い不思議な魅力です。

⑬私の生きる原動力です。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

堀江朋子さん(バイレ)

①フラメンコが持つ最低限のルールを守ること。それを踏まえたうえで、自分の感じたものを自由に表現していきたいと考えています。そのためにフラメンコをよく知る必要があり、つねに学ぶ姿勢を忘れないこと。フラメンコは知れば知るほど、より自由になれる気がします。

②東京、千葉での教室開講がおもな活動です。都内を中心にタブラオの出演などもしています。その他には、地元の立川で毎年春に行われるイベント、『立川フラメンコ』の中心メンバーとなっています。

③セビージャで過ごした2年間。フラメンコに没頭し、たくさんのフラメンコを観て聴いて......たくさんの人に会ったこと。生きたフラメンコ、フラメンコの匂い? 空気? というものを肌で感じました。そして「フラメンコをわかるまでには、まだまだ先が長いぞ」と気づいたのもこの時期でした。自分が迷ったり、行き詰ったりしたときには、ここに戻ります。そのときに感じたさまざまな感情を思い出すと、物ごとをシンプルに考えることができるので、楽になれたり、解決できたりします。

④なんと言っても自分自身が「気持ちがいい!!」と感じたとき。踊っているときであれば、ギター、カンテと一体になれたということでしょうか(なかなか得がたいものですが......)。自分で感じたものを他の誰かが感じてくれている、そんなことを体感できたときは、とても気持ちがいい。あとは自分がフラメンコを観たり聴いたりしたときに「鳥肌が立つ」とき。わけもわからず感動して、素直にフラメンコをやっていてよかったと思います。

⑤フラメンコの踊り手としての身体づくりです。今まであまり気にしていなかったぶん、身体のケアや体力維持には気をつけています。これからも長く踊り続けたいと思うからです。フラメンコは内面的なものととても密接なので、年齢を重ねるとともに得るものが多くあると思います。

⑥いろいろな意味で変化してきている(続けている)と思います。情報を得ることが手軽になり、今までよりも簡単にフラメンコを観たり聞いたりできるようになったということは、すごい変化だと思います。そして、フラメンコに対していろいろなアプローチをする人が増え、テクニックもより向上していっていると思います。昔のフラメンコと現在のフラメンコが変わってきているというのは、事実であると思います。ただ、このような変化は当然の流れであり、本当に良いものはなくならないと思います。つねに本質を見極めていく目を持つことが必要とされていくかもしれません。

⑦毎年思うことですが、あっという間でした。ただ、自分のやりたいことや、表現したいことが少しずつわかってきた年ではないかと思います。

⑧自分の表現したいものを形にできる時が来たら、一つの舞台を作ってみたいです。そして、少しでもフラメンコに興味を持った人たちに、フラメンコの楽しさや難しさ、奥深さを伝えていきたい。自分の経験から、より多くの人たちにフラメンコにハマってほしい! と思います。そのきっかけだけでも作れたらいいなと思います。

⑨心も身体も焦らずに、自分のできることを着実にやっていきたいです。

⑩踊りを中心にこれだけフラメンコをやっている人が増えてきた今、商業的な面や技術的な面だけが発展していくのではなく、フラメンコの持つ、より深い部分にアプローチしていく、またアプローチできるような環境にしていく。このような意識を持つ人たちが増えて、裾野が広がっていけば結果的にフラメンコ界全体に活気が出てくるのではないでしょうか。

⑪いろいろなアーティストに注目したいので特定するのはとても難しいですが......あえて挙げるとすれば、イスラエル・ガルバン。彼の発想や表現にはいつも魅了されます。

⑫「フラメンコのリズム?」「かき鳴らされるギターの音?」「鳥肌が立つカンテ?」などなど、フラメンコに惹かれるポイントというのは人それぞれ違い、そしてまた一人の人にとってもそのときどきで違ったり、時間が経つにつれ変化してきたり......一体その魅力はなんなのか? それをつい追い求めてしまう。そういったところが魅力なのでしょうか。

⑬難しい質問です。フラメンコは人生! フラメンコは趣味! フラメンコは恋人! フラメンコはストレス発散! フラメンコは命! フラメンコは......人それぞれ。フラメンコはフラメンコ以外のなにものでもないのかもしれません。

本田恵美さん(バイレ)

①指導という面では、きちんと踊りで意思表示、表現できる生徒さんを育てていきたいです。与えられた振付をなぞるのではなく、自分でギター・カンテを引っ張っていく力、曲の構成や展開を自分で考えていける。日本人、スペイン人伴奏、伴唱でも臨機応変に対応できる実力を身につけていけるよう指導していきます。

②今年4月から3年間、岐阜に住むため、その間は東京と岐阜の往復です。東京、横浜で毎週火・水曜、第2・4土曜にクラスと個人レッスンを行っています。タブラオは2ヵ月に1回くらい出ようかなと思います。

③カルメン・アマジャ。留学時代にヘレスのフンダシオンに通って、片っ端から映像を観ました。テアトロとしては、確かセビージャのテアトロ・セントラルでのファルキート公演。その壮絶な踊りに共演者のフアナ・ラ・デ・レブエロが泣きながら歌っていたのが印象的で、観ていて魂を揺さぶられました。

④タブラオや公演でお客さまに喜んでもらえたとき。指導面では、生徒さんがつまずく点や質問の内容がだんだん高度になってくると、生徒さんの成長が感じられてうれしいです。

⑤生徒さんには臨機応変な実力を身につけてほしいので、さまざまな実戦の場を用意することです。タブラオなどには積極的に出していきます。自分がタブラオに出演する際には、2曲踊るならそのうち1曲は腰高のパンタロンで、男振りで踊るようにしています。

⑥的を射ているかわかりませんが......日本においては、ひと昔前のようにスペインの流行に乗せられて流されることが少なくなり(みんなモデルノな振りをマネするとか)、プリミティブでプーロな方向、あるいはファミリアでのフエルガ的なもの、一方、テクニック重視でグローバルなフラメンコ、いろいろな道を追求する土台が固まってきたと思います。

⑦岐阜へ引っ越したので、いろいろ生徒さんに心配かけました......。

⑧実力・指導力を兼ね備えた踊り手。パリージョ、バストン、バタ、マントンなど、敬遠される踊り手さんが多いですが、そういった道具使いも研究していきたいです。フラメンコ界が流動しても、昔から変わらない精神性は存在すると思うので、少しでもそれを追求していきたいです。

⑨7月と9月に新宿「エル・フラメンコ」でイベントが決定していますので、楽しく有意義な舞台にするべく共演者、公演内容などを考えているところです。一つひとつの舞台を大切にしていきたいです。

⑩フラメンコ界全体で目指すべき点は......よくわかりませんが、各々が信じる道を追求し、発信し続けることが大事なことだと思います。

⑪近ごろのアルティスタにあまり明るくありませんけれど......ガデスやカナーレス、ホアキン、エバなど、キャラ立ちしたアーティストがムーブメントを起こすと、業界も活性化するし、日本にももちろんいろいろな影響が及びます。そろそろそんなスターが彗星のごとく現れたらおもしろいなあ、と思います。

⑫理解できるようで未知な部分も多く、手が届きそうで届かない、だから追い求めてしまうところ。

⑬その質問には未だ答えが出せません......。

野村眞里子さん(バイレ)

①アトリエ・エルスールとは1987年に野村喜和夫と野村眞里子によって創られたアート・プロジェクト。「詩」と「ダンス」こそ芸術行為の中核と考え、そのコラボレーションのさまざまな可能性を追求し、世界に向けて発信しています。

②劇場公演を中心に活動していますが、ときどきタブラオにも出演しています。2009年5月にスタジオを羽根木に移転し、現在教室は週3回です。2010年1月ごろに教室準拠の教則DVDをリリースする予定です。

③やはりスペインの空気に触れると元気になります。2003年からセビージャと東京の二重生活ですが、将来的にはスペインに住みたいと思っています。アーティストや公演の思い出はありすぎて選べません!

④「シギリージャ」を踊っているときです。

⑤生徒が着実に力をつけられるよう、身体作りとフラメンコの基礎固めに重点を置いています。

⑥今スペインではどんどん新しい若い人が出てきて、自分の舞踊団を作って活動を始めています。日本のメセナ状況が悪く、彼らを招聘できないのは本当に残念です。

⑦とにかく忙しい年でした。最大の理由はスタジオの移転があったことと、教室のシステムをパソコン予約のオール・チケット制にしたことですが......。他に発表会、劇場公演、ライブDVD発売、教則DVD制作などもあり、12月末までとにかく切れ目がありません。

⑧2013年ごろ、アートの記念館を作る予定です。「詩」と「ダンス(とくにフラメンコ)」が中心になると思います。

⑨海外のアート・フェスティバルなどで「詩」と「ダンス」のコラボレーションを続けていきたいと思います。

⑩現在フラメンコをやっている人同士の横のつながりが希薄なので、もう少し協力し合う部分があっても良いのでは......。そのほうがフラメンコ界全体にプラスになると思います。日本フラメンコ協会への入会はその最初のステップではないでしょうか。

⑪ずばり、ラファエル・カンパージョです。2000年ごろから観続けていますが、最近の彼の踊りはすご過ぎです。7月にはフランスのモン・デ・マルサンのフェスティバルで自身の舞踊団公演『トリアーナの橋』が大成功を収め、9月の日本でのマヌエラ・カラスコの公演でも好評でした。

⑫私はカンテの魅力にはまってから「踊りたい」と強く思うようになりました。歌を聞きながら、次第に自分の気持ちが集中し高まっていく中で「振り」が出てくる、というのが最大の魅力かもしれません。

⑬私の場合、第一に「好きなもの」であり、第二に「なくてはならぬもの」で、第三に「自分を表現する方法」です。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

飯ヶ谷守康さん(ギター)

①ウソ、ハッタリは言わない。

②通常のレッスンの他、ネットを通じての講座を開設し、全国に"弾けるアマチュア"を増やすべく細かな指導をしている。

③フラメンコを始めるきっかけを作ってくれた、故メルチョール・デ・マルチェーナ氏、そして心の扉を開いてくれたパコ・デ・ルシア氏がよりどころとなっている。

④自分の弾きたいように弾けたとき。その時本当の自分に巡り会える。

⑤全国に"弾けるアマチュア"を増やすこと、それもプロ以上に......。それがレベルアップにつながると思うから。

⑥本場スペインとは異質のフラメンコが定着しつつあるように感じます。それはそれで悪くないのだろうし、仕方のないことなのだろう......。

⑦可もなく不可もなく......というところ。

⑧日本全国に"偉大なアマチュア"を増やしたい。

⑨そろそろ引退を考える歳になってきたので、これといった抱負は持っていない。お呼びがかかればギターを弾く......という程度です。

⑩プロ一人ひとりが全責任を持って行動していれば、自ずと良い方向に向いていくと思います。いずれにしても、ここは日本、すでにでき上がってしまいつつある"日本のフラメンコ"、このままで良いのでしょう......。

⑪あまり突出したアーティストが見当たらない。実力の伴った、若いスターの出現を待ちたいと思います。

⑫少なくとも私にとってのフラメンコの魅力は、本当の自分に向き合えること、ですね。ウソも虚栄心もへんな欲もない、本来の自分に戻れる瞬間を与えてくれる......。それがフラメンコだと思います。

⑬本来の自分を気づかせてくれる芸術、だと思っています。

尾藤大介さん(ギター)

①当たり前ですが、手を抜かないことかな。

②タブラオや発表会、クラスなどいろいろです。ROCKAMENCOも。

③アルティスタとしては。なんといっても師匠のフェリペ・マジャ。ギター、人間、面構え、大好きです。DVDでは『FARRUQUITO Y FAMILIA』にはまっています。最初から最後まで最高の瞬間の連続です。iPodに入れて移動中も観ています。歌も最近のポップスよりのCDよりよっぽどかっこいい。

④いいフラメンコを観たり聴いたりしたとき。ただCD聴いているだけでも、この世界の端っこに自分もいると思うと、たまらなくうれしくなってしまったりします。

⑤フラメンコの勉強、練習。古いCDも聴いたり。

⑥根っからのフラメンコからポップスみたいなものまで、いろいろなスタイルがあり、コアなファンだけでなく、いろいろな人が楽しめる。決して悪いことではないと思います。

⑦あっという間でした。

⑧いいフラメンコ。

⑨いいフラメンコしたい。スペインに行く。

⑩とくにフラメンコ界全体としての方向性は意識したことはないです。へレスのバルでもマドリードのテアトロでも、そこらへんのおじいちゃんでもファルキートでも、かっこいいもんはかっこいい。

⑪ファルキートのファミリア。理由はないです。

⑫あらゆる意味でかっこいい。

⑬わかりません。

平富恵さん(バイレ)

①スペインでも評価される真面目なフラメンコをやっていくこと。

②10月の自身の記念公演、来年1月の小松原舞踊団40周年事業最後の公演、おもに劇場公演が中心。

③ミラグロス・メンヒバル、フアン・オガジャ、ミゲル・ポベーダ、パコ・デ・ルシア、これまでやってきた劇場公演ツアーや海外公演の思い出(ものすごいアーティストたちとの数々の仕事)。

④ものすごいパフォーマンスに出会ったとき。それがどれほどすばらしいか味わい、評価できること。ほんの一瞬でも、外国人である自分が彼らのフラメンコの中で助けられ、何かに近づいた(ような気持ちになれる)とき。

⑤自分が公演を実行すること、良い作品またはプログラムを作ること、後進を育成すること。

⑥日本のフラメンコシーンのことはあまり詳しくわかりません。が、きっと自分のこと(踊り、歌、ギター)だけに夢中になってしまっているのではないでしょうか? 生意気発言をお許しください。自分を含めて、勉強が足りないような気がいたします。スペインのフラメンコも、まだまだ許容が狭いので、もっとユニバーサルなモノに発展していってほしい。

⑦チャレンジの年。実行の年。

⑧自分が納得できる作品を作っていくこと。舞踊団でやってきたすばらしい演目を、自分のカンパニーで再演できる力をつけること。

⑨引き続きチャレンジと実行です。勉強。謙虚に物事を見つめる真面目な姿勢。

⑩勉強すること(フラメンコの伝統を踏まえ、他のジャンルや新しいこともきちんと知ること)。

⑪わかりません。

⑫感じること。

⑬人間の種類(人種・血液型のような)......ある種類のことに反応する人々。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

藤井かおるさん(バイレ)

①私が大切にしていることは「自分らしさ」。とにかくこれだけは見失わないようにしたいと思っています。多くの個性が輝くフラメンコ、魅力的な踊り手がたくさんいます(うらやましく思うほど!)。その中で私らしい踊り、偽りではない私、今の私のままで表現できることを目指し、ときどき自分を振り返りながら進んで行きたいなと思っています。

②東京では恵比寿のサラ・プランタで教室を週に3回、仙台ではスタジオを持ち、代教の方々の手伝いもあって、日曜日以外の週に6日間クラスを開講しています。東京ではタブラオでも踊らせていただいています。仙台では、自主企画ライブや公演をプロデュースしながら活動しています。発表会はどちらも1年半から2年に1度のペースです。

③小島章司先生とイニエスタ・コルテスです。小島先生からは本当に多くのことを学び、貴重な経験をさせていただきました。スタジオを辞めた後も、先生に会うと温かく包み込まれているような感覚になります。フラメンコを始めてから6年間はスペイン人には習ったことがなかったのですが、2002年に初めて渡西したときに、小島先生からの紹介でイニエスタの家にホームステイさせてもらったのがきっかけで、友人関係が続いています。迷い苦しんだ時期にもイニエスタの言葉と温かい心に支えられ、私も踊れるんだなって勇気をもらいました。今でもその時の言葉が私の支えです。

④いつもライブや発表会が終わった後には、やってて良かったと思います。本番前はいろんな不安を抱えていますが、一緒に踊る仲間やバックのみなさんに力をもらい、良い雰囲気の中で踊れたことに、そして私なりにその中で何かを見つけられたときに、やはりフラメンコは止められないものだと。発表会では生徒さんたちの喜ぶ笑顔に。フラメンコに出会い、この仕事ができて良かったと強く感じます。

⑤自分が踊るよりも、少しでも多くの生徒を育てられたらと考えています。もちろん自分の成長も同時進行ではありますが、生徒が上手くなっていくのはうれしいので、もう少し力を入れていけたらと考えているところです。

⑥私は圧倒されるばかりです。一時期の盛り上がりはなくなっているとは思いますが、それぞれが自分の個性を見つけ出し努力し続けていると思います。

⑦2008年に出産し、09年は子育てと仕事の復帰で必死にやってきました。クラスの復帰だけならばなんとかなったものの、ライブは妊娠で昨年はキャンセルをしたこともあって気持ちが焦り、早く復帰をしたかったのですが......40歳前の私には厳しいものもありました。でも、少し無理はあったとしても、がんばってきたので体力の回復も早かった気もしますし、身体が動かない悔しさもありましたが、良かったと思っています。とにかく目まぐるしく時間が過ぎ、もう10月になるんだなって感じです。娘は10月で1歳になります。

⑧やはり生徒を育てて公演をすることが目標です。その前に、私自身がたくさん勉強しなければいけませんが、できたら仙台でスペイン人をゲストに公演をしたいです。夢です。

⑨とにかく、母として踊り手として、自分のできる限りの時間でやりこなしていきたいです。今はそれ以上の望みはなく、今後の自分のために今の時間を大切にしながら進んで行くのみです。

⑩回答なし。

⑪回答なし。

⑫ウソがないことです!(変な言い方かもしれませんが......)フラメンコに限らず、表現することには、ウソがないことが魅力です。それが私の場合フラメンコと一致しました。

⑬自分の人生からはなくせない物です。初めて続いたフラメンコ、だいたい飽きっぽい性格で続かない私が、これまで夢中になれた......人生を大きく変えた!! なくてはならないものです。理由はなく、離れることができなくなっています。

熱田守男さん(ギター)

①当教室独自の教則本、または曲集。

②今は教室中心です。

③私は、ギタリスト、サビーカスのファンですが、サビーカスの大きな手を握り締めたあの温もりは、未だに忘れられません。

④私は、フラメンコの店「ブルーリボン」を、40年ほど経営してきましたが、お店のお客さんの女性グループにフラメンコギターを演奏していると、その女性が、興奮して涙を流して聴いてくれる。私もドゥエンデが来て、よい気分。この瞬間でしょうね。

⑤神戸に1人でも多くのフラメンコギターを弾く人を残したい。それが私の使命だと思います。

⑥回答なし。

⑦私は、毎年発表会を開催しておりますが、今年も10月25日の発表会に向けて汗を流しております。

⑧フラメンコギターを弾き、フラメンコの店をやりたいと思い、フラメンコの店「ブルーリボン」を40年営業しました。そして5種類のフラメンコギター曲集の本を全国的に出版しました。自分の思いは実現させました。

⑨〜⑪回答なし。

⑫フラメンコギターを演奏していると、ドゥエンデといって、興に乗るというか、自分が興奮状態になり、ギターと身体が一体になる。この気持ちのよさのせいかもしれない。

⑬みなさまは歳をとるとフラメンコをやめますが、私は死ぬまでやめられません。

萩原淳子さん(バイレ)

①つねに学び続けること。自分自身に嘘をつかないこと。決してあきらめないこと。感謝を忘れないこと。

②セビージャに住み、7年半ほど経ちました。今年よりクルシージョという形で日本で教授活動を始めています。今後も年に数回開催予定。セビージャではレッスンを受けながら教授活動、そしてペーニャを中心にソロ公演も行っています。また、小松原庸子スペイン舞踊団のスペイン公演では、昨年のサラゴサ万博、今年11月のマドリード公演に参加しました。

③セビージャのとある即興ライブに初出演した時のこと。ソレアを踊り終わり振り向いたら、伴奏していたアントニオ・モジャの目が真っ赤だった。そして「ありがとう」と言って私を抱きしめた後「もうこれ以上弾けない」と言って、泣きながら会場を出て行ってしまった。歌い手のルビオ・デ・プルーナには「君が持っているフラメンコを守れ」と言われた。モジャの体温のぬくもりとルビオの言葉を忘れることはないと思う。

④フラメンコである瞬間を人と共有できるとき。

⑤フラメンコに限らずいろいろなアルテを感じることと、スペイン語力のさらなるレベルアップ。

⑥セビージャにおいて私が垣間見た限りでは、華やかな舞台とうわべだけの愛想の裏で、嫉妬・偏見・差別・麻薬の問題に加え、政治・権力・カネ・コネが絡んでいる。そういう状況の中で、カネもコネもない外国人が仕事を得るのは難しい。それでも、ここでときどき踊る機会があるのは、フラメンコを心から愛する人たちがいることと、日本フラメンコ界の大御所の先生方が、これまでに道を切り拓いてくださったお陰だと思う。

⑦ウブリケ市主催全国フラメンコ芸術コンクールで準優勝を果たした。自身のこれまでの努力と内面の充実が結びついた年。同時にさらなる成長を確信した年。

⑧日本以外の国々でも、フラメンコ舞踊家として活動したい。そしていつの日か、フラメンコの役に立つ存在になりたい。フラメンコに恩返しがしたい。

⑨努力を怠らない(毎年同じ)。

⑩なにを目指すかは各々の感じ方、表現の仕方によって異なっていいと思う。ただしフラメンコの本質に対峙せずに、フラメンコのいいとこ取りだけをした音楽と舞踊をフラメンコと呼んでほしくない。そして自分の「好み」だけでフラメンコか否かを計るのは偏見であり、フラメンコのみならず自身の可能性をも閉ざす危険性があると思う。

⑪真の意味でのアーティストは、注目されないことがある。その理由として、一部の"アーティスト"自身を含め、フラメンコを商業的に切り売りする体制と、それを鵜呑みにして疑問すら抱かない、大衆の無責任さを挙げられると思う。フラメンコのアルテに対する感性や敬意、そしてアフィシオンがあるかを、まずは自分に問いたい。

⑫音楽、カンテ、コンパス。

⑬限りを持つ無限。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

田中玲子さん(バイレ)

①〜③回答なし。

④心から音に身を任せて、感動で涙が出る場所(感覚的な場所)と同じ場所から湧き上がる感情を体現しているとき。

⑤〜⑪回答なし。

⑫人間の素直な感情にとても近いところにあるもの、ということ。

⑬回答なし。

土井まさりさん(バイレ)

①クラスでは、コンパス、感覚(とくに耳)を研ぎ澄ますよう、意識してもらっています。クエルポは、人それぞれ体型によってどう見えるかさまざまなので、自分がどういうふうに踊りたいか、はっきりしたイメージを持つこと、そのためにはいろんなものを観たり聞いたりして、想像力を働かせることが大切だと思います。

②クラスは日曜日から木曜日まで。ライブはなるべく金曜・土曜に入れるようにしています。

③印象に残っている言葉は、フラメンコを始めたときに「フラメンコは誰しも心に持っていて、踊りや歌やギターがうまくなっていって表現力がついていったとしても、もともとのその人のものだから」と言われたことです。

④私の場合は踊りなので、自分が踊っている時に無になれたとき(他の演奏者のおかげでもあります)。自分の膿を出すというか......。あとは、フラメンコを通じてたくさんのすばらしい人々に出会えたことです。

⑤回答なし。

⑥私が上京してからの9〜10年間で、フラメンコは大きく変わってきたように思います。フラメンコは歌ありき、というのは、踊り手の間では今ではもう常識になっている。そこからどう捉えるか、どうやって共有していくか、センスが問われると思うし、総体的に、やりやすい仲間とやっていくのが主流になっていくような予感がします。

⑦うまく言えませんが、自分の気持ちの中で、何か、自分が老成したように思えた年。

⑧目指しているものは特にありません......。そろそろリサイタルをしようかな......とは思っています。

⑨ケガをせずに踊りたい。

⑩さぁ......わかりません。

⑪回答なし。

⑫お腹に響いてくる。

⑬今の自分になくてはならないものです。

東仲一矩さん(バイレ)

①フラメンコを踊ることが、ひいては唄、ギター、などの理解度も自然と深めるという当然のことを忘れないように。また、フラメンコに対するリスペクトを決して忘れない!!

②10月2日、渋谷の「ラ・ママ」でライブ。11月3日、神戸文化ホールで、タゴールの詩で創作。11月29日、名古屋「ブルー・ノート」で『カルメンそしてスペイン』。

③1971年チクラーナのカンテ・フェスティバルのときのカマロン。1972年タブラオ「カナステーラ」でのマヌエラ・カラスコのデビュー。1973年ラファエル・デ・コルドバ舞踊団でのイタリア公演。故・天本英夫氏との長年のロルカでの共演。

④あまりにも苦しいので、世間一般の人がつまらないと思うようなことでも、とても感動、感激できること。

⑤Baseの練習のみ。

⑥今も昔も同じだと思う。

⑦あいかわらず、西や東へのバタバタした1年。

⑧自然体で踊ること。

⑨無理をしない。

⑩個の確立した表現。

⑪イスラエル・ガルバン。これから、未だどんなふうに変化するのか楽しみ。

⑫自分がいちばん正直に泣いたり、笑ったり、怒ったりできること。

⑬もし、おわかりでしたら教えてください!!

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

中田佳代子さん(バイレ)

①自分の信じたことだけ突き進む。

②10月1日にスペインバルセロナのタブラオ「El Cordobes」でデビューしました。そして、今後も今まで通り、1ヵ所に定住せず、可能性のある現場をめぐってはフラメンコだけではなく、人生の見識・見解を広げていく生活です。

③地位や名声などないチームで、今までに経験したことがないほど、バックミュージシャン、会場のお客さんたちと一丸となって踊れた、カディスのコンクールの思い出。あの瞬間はもう、一生経験できないであろうと思えるほど幸せだった。

④踊っている最中に、お客さまの笑顔を見たとき。「あ、楽しんでるな!」と舞台からチェックできたとき。

⑤孤独に慣れる。

⑥日本やその他外国のフラメンコのレベルが年々高くなっていると思うので、そのうち外国人でもフラメンコの伝説になれるようなアーティストが出現する、してほしいと思います。

⑦フラメンコに、腹をくくった年。

⑧やりたいことは山のようにありますが、どこにいてもいい舞台を作り、いい舞台に関わっていきたい。

⑨毎年同じことの繰り返しですが、傷つくことを恐れず、自分を信じて突き進む。

⑩私の方向性で言えば、何も持たずフットワーク軽く生きる。

⑪アマドール・ロハ。まずその容姿、たたずまいにびっくりした。

⑫踊り手としてのフラメンコの魅力は、カンテを聞き、それに応えて踊る。そして独特のコンパスのうねりに身を委ねる。

⑬私にとってフラメンコとは「言葉」のようなもの。人種や育った環境は違えども、フラメンコを通したくさんのフラメンキートと会話することができ、たくさんの感情を共有することができる「魔法」。

長嶺ヤス子さん(バイレ)

①1日1日を風の吹くまま、自然に生きているように、踊りも自分のあるまま、素直に踊り続けたい。私は生まれながらの踊り手。私の日常そのものが踊りなのです。

②9月27日『古賀メロディを舞う』(ケヤキホール)、12月8日『じょんがら』(ゆうぽうとホール)、2010年3月29日~4月7日「エル・フラメンコ」出演、12月7日『娼婦マノン』(ゆうぽうとホール)。

③パコ・レイエス=恩師。私の踊り手としての心を引き出してくれた。パコ・レベス=はだしで踊るように勧めてくれた。彼は「フラメンコには枠はない」と言いました。

④フラメンコを離れて数々の創作舞踊をしてきましたが、お経、ロック、長唄で踊るたびに、私の身体の中にあるフラメンコのリズムがそれぞれの音の深さを教えてくれました。

⑤改めてフラメンコを勉強しようと思っています。新しいフラメンコのテクニックをとり入れ、「私のフラメンコ」を作っていきたい。

⑥いろいろなものをとり入れ、テクニックも目をみはるばかりで、それはそれでいいと思いますが、昔のような情感が失われつつあるのは淋しいです。

⑦自由、勝手に自分に素直に満足して踊っていた私が、改めてフラメンコを学ぼうと真摯な気持ちになった年です。

⑧「これが私のフラメンコ」と言っても恥ずかしくないものを作ること。

⑨「エル・フラメンコ」の公演をいろいろな意味で成功させること。

⑩真似ごとではない、自分なりの本物を作っていってほしい。

⑪先日、「エル・フラメンコ」に出演していた、ノルベルト・チャミッソ。私は10回以上も観に行きました。最高のアーティストです。今後、絶対に伸びて行くと思います。

⑫自分自身を自由に表現できること。

⑬好きになった人によっては<ふるさと>です。どんな時でも心のよりどころだと思います。

田中菜穂子さん(バイレ)

①フラメンコシューズをどこへでも持ち歩くことを密かに心がけています。

②現在、加藤美香先生に師事し、アルバ舞踊団に所属。アルバ主催の公演・タブラオライブなどに出演。また、同スタジオで講師活動を行う。

③カルロス・サウラの『フラメンコ』。フラメンコという表現は一つではなく、それを表現したい人によりこんなにたくさんのあり方があるのだと、深く感じた映像作品です。

④私の踊りを観に来てくださった方に、「元気になった」「観に来てよかった」と言っていただけたときに、フラメンコを続けていて、やっていてよかったと思います。

⑤身体技術としては、上半身を使うことを最近とくに強く意識して取り組んでいます。踊りは人の良いところも悪いところも、そのまま出てしまうと感じています。舞台ですてきな踊りを踊れるように、自分を内面から見つめ直す、ということに取り組んでいます。

⑥去年、スペインでクラスを受けていた際に、生徒のほとんどがスペイン人ではなく外国人でした。私は日本人で、他に韓国、中国、アメリカ、ドイツ、オランダ、アフリカ、イラン、ブラジル、メキシコ、オーストラリアと、フラメンコはどんどんグローバルなものになっているのだと、スペインというフラメンコ発祥の土地でそれを深く感じました。

⑦上半期は7月まで新人公演、コンクールを含め本番が多く、その1回1回が成長するための課題を多方面から伴うもので、今までに増して踊るということを改めて考え直す、貴重な機会の多い年でした。

⑧いつかスペインで踊る機会を持ちたいと考えています。スペイン人ではない自分が、言葉ではなく伝えたいと思うものを持って、フラメンコという表現が生まれた土地で、フラメンコを通じて伝えるということを実現できたらと思います。

⑨今の自分に足りないと思う点、踊り手としての身体表現や技術、踊るうえでのフラメンコの知識、また一人の人間としてのあり方を、今まで以上に追求していきたいと考えています。

⑩一般的にはフラメンコはまだ広く知られているとは言えない現状ですが、実際にフラメンコに触れていない方も、フラメンコがどういったものなのかを知る機会が増えることを目指し、今後の活動をしていけたらと思います。

⑪コンチャ・ハレーニョ。コンクールで2つの賞を受賞している実力の持ち主ということもありますが、彼女の踊りには、クラスで教えているときにも垣間見られるフラメンコに対しての勤勉さや緻密さ、物腰の柔らかな中にある強さひたむきさが感じられ、自分が目指したいと思う一面を持つすてきな踊り手だからです。

⑫一概には言えませんが、私にとっては、他の踊りと比較したときに、踊り手であると同時に演奏者でもあるという、より音楽性の強い踊りであることが魅力だと感じます。

⑬私にはまだわかりませんが、それが自分にとってなにかということを知りたいと思い、日々の稽古に取り組んでいます。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

池川寿一さん(ギター)

①「花には水を、人には愛を、音楽には心を」。ラテン歌手である父親の言葉です。人に感動を与えられるアーティストになれるよう、日々精進したいと思っています。

②タブラオライブ、発表会などでの伴奏活動、弟との兄弟ギターユニット活動、自身のCD制作、アーティストのサポートなど幅広く活動しています。

③やはりパコ・デ・ルシアです。圧倒的なテクニック、センス、世界観にいつも励まされます。パコ好きが高じて、巨大パコポスターを自作し、部屋に貼って朝晩拝んだりしてます(笑)。

④終わりなき道を歩いている感じがいいと思います。20年後も今と同じように練習し悩み続けていると思うと、時には辛く、苦しい気持ちになりますが、初心を忘れずに謙虚な気持ちで練習に励みたいと思います。

⑤脱力。いかに力を抜いて弾けるかどうかが、表現にダイナミクスを生むいちばんの方法だと思います。......力を入れて取り組んでいることなのに、脱力(笑)。

⑥動画配信サイトの台頭により、世界中にある無数の情報を瞬時に手に入れることができるようになりましたが、逆に人々は「リアルさ」を求める方向に意識が向いているような気がします。CDや動画では伝わりきらないフラメンコが持つ「リアルさ」を、生のライブを通じて伝える必要性が、今後ますます高まっていくと思います。

⑦CD制作だけでなく、ギター、カンテ、踊り手を結ぶ交流会や、女性のためのギター講座など、自分発信のイベントを数多く開くことができました。また今後も継続していきたいと思います。

⑧映画『フラガール』によってフラダンスブームに火がついたように、フラメンコの一大ブームを巻き起こす「なにか」を発信していきたい。......「なにか」はまだまだ模索中です(笑)。

⑨コルドバ・ギターコンクールの出場準備。

⑩少し大げさかもしれませんが、フラメンコが世界平和に役立つものになってくれればといいと思います。おいしいものを食べて心が満たされるように、フラメンコの持つエネルギーに触れ、人々の心が満たされれば、と思います。

⑪アントニオ・レイ。初めて生で演奏を聴いたとき、3本指による高速ピカードをはじめ、洗練されたテクニック、高い音楽性に衝撃を受けました。

⑫音楽、舞踊、芸術全般のみならず、歴史、宗教、哲学、心理学、民俗学、果てはヒーリングからオカルト? まで、すべての要素が渾然一体となり微妙な均衡を保ちながらも、根底には絶対不変の真理が隠されている、悠久の宇宙のような存在だと思います。......自分で言っててよくわからないのですが(笑)。

⑬一つはフラメンコはボーダーレスな言語であるということ。国境や人種、すべてを乗り越え、知らない者を魅了し、知る者を熱狂させる。もう一つは感情表現の一種であるということ。苦しい時も楽しい時も、その中に身を浸しているだけですべてを受け入れてくれるような、そんな包容力のある音楽だと思います。僕も自ら研鑽を重ね、本物の気持ちと感動が込められるようなアーティストになりたいと思います。

竹内レナさん(バイレ)

①生徒さんも私自身も一歩一歩確実に、前身していければと思っています。

②教室は下北沢、藤沢、松本、岡山とネットワークが広がり、たくさんの生徒さんと出会え、楽しくはり切っています♥ 一昨年、昨年と体調を壊し舞台から離れていましたが、少しずつ準備をして今年の秋くらいからまた踊り始めたいと思っています。

③セビージャ万博で観た、故ファルーコのブレリアのシンプルなジャマーダです。一生忘れられません。

④生徒さんが日々成長してくれるのを実感したとき。踊りを観てくれた方が、「元気になった気がする」などと言ってくれたとき。

⑤自分自身が身体を壊して、基礎レッスンの大切さを実感しました。基礎をきちんと練習して、振付にふり回されない身体作りを大切に、教室でもテクニカ、パルマなどを生徒さんに受講してもらっています。

⑥スペインからも若いアーティストがたくさん来日して楽しいですが、日本人も含め"ガツン!"と衝撃を受けるような人が少ないかな、と感じます。

⑦やっと身体も落ち着き、再スタートな気分です。

⑧もっとフラメンコに近づけるよう、ずっと踊って勉強していければ幸せだと思います。

⑨来年はタブラオや舞台に積極的に取り組みたいと思っています。生徒さんたちと一緒にコンサートができれば......♥

⑩もっと個性的にもっと自由にのびのびと。「開放と受け入れ」が風通しを良くし、個性的なアーティストが日本からも現れるのでは......と期待します。

⑪パコ・デ・ルシアかな? 年齢を重ねて、どんな曲になるのか楽しみです。

⑫一生かけてもなかなか近づけない、難しくて、楽しくて、苦しくて......離れられないもの。

⑬一生かけてもなかなか近づけない、難しくて、楽しくて、苦しくて......離れられないもの。

中谷泉さん(バイレ)

①「第一にフラメンコであること」。「自然体」。「自分自身のために踊るのではなく、共有や交流のために踊る」。

②ライブは都内のタブラオを中心に出演しています。クラスを週2日開講、またオープンクラスを月2回開催しています。

③大学のサークルでフラメンコを始めて3年目の秋、イスラエル・ガルバンが来日しました。はじめにクルシージョがあり、その後公演というスケジュールになっていました。私は、彼がどのような踊り手かまったく知らずに、「男の踊り手はどんな感じだろう?」と無邪気な気持ちで、1週間のブレリアクラスを受けました。最初は、彼が紡ぐ複雑怪奇なリズムと動きに全然ついていけなかったものの、後半になると「もしかするとものすごくかっこいいのかも」と思えてきました。そして、公演を観て......。その後1ヵ月もの間、彼が踊っている様が脳を占有し、通常の思考ができないほどでした。あの時の衝撃は忘れられません。

④物事を判断したり感じ取ったりする瞬間。フラメンコに取り組むと同時に、他のすべてのことに通用するような感度を磨けているのだと感じます。

⑤「Olé!」と言わずにはいられないような、とてもフラメンコな瞬間の探求。それは、強く大きな表現だったり、小さな愛嬌だったり、涙が流れ出るものだったり、濾過されるような清々しさだったり、時間を忘れるような楽しさだったり、そんな瞬間の探求です。

⑥見方によってさまざまで一概に言うことは難しいので、ひとまず自分の周囲を見回してみると、フラメンコに敬意を持って取り組んでいる気持ちのいい人たちが多いことに幸せを感じます。

⑦年初にカルメン・レデスマのクラスを受けたことが刺激になり、取り組んでいくべきことがくっきりと見えた幸せな年です。

⑧フラメンコを通して得ている感覚を、日々の暮らし方にも役立てていきたいです。そして、その暮らし方の変化がフラメンコに影響して......というふうに、循環していくとすてきだと思います。

⑨毎年、年末年始にこたつの中で考えることにしています。

⑩一人ひとりの「フラメンコが好き」という純粋な思いが、より感動を誘う公演、より気持ちの高ぶるタブラオ、よりカンテを愛する人の増加に繋がっていくと、すばらしいと思います。

⑪最近は昔のアーティストの映像を観ることが多く、新しいアーティストで「これは!」という人はなかなか思い浮かびません。

⑫その場に居合わせた人たちで"有機的で濃密な空間"を創ること。フラメンコとは、歌、ギター、踊り、の3者が、空気を介して感じ合い、伝え合いながら展開されていく音楽であり踊りです。実際に踊っているとき、そこに漂う空気は非常に有機的だと感じられます。ところで、私の趣味は建築や街観察。なぜ興味があるのだろうと思っていましたが、ある時「私は"空間を創る"ことに興味があるんだなぁ」と気づきました。フラメンコによって創られる瞬間的な空間であれ、建築家が創る永遠を感じさせる空間であれ、有機的な空気の漂うものに心惹かれます。

⑬遙か彼方のスペインで奇跡的に生み出された、他の民族までも魅了してやまない芸術。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

大下まゆみさん(バイレ)

①フラメンコに対しつねに真摯であること。振付けするヌメロについては、必ずその唄を歌えるようにすること。

②おもに指導(週6日開講)。

③ニーニャ・デ・ロス・ペイネス。

④カンテを聴く、ステージを観る、自分が踊る(最近ではあまりないけれど)中で、日常とは違う精神状態になれたとき。

⑤スペイン語。

⑥それぞれの好みの問題だし、時代の流れでもあるとは思いますが、ベースやピアノや管楽器などを使用し、コーラスも入り......のいわゆるモデルノのフラメンコは、他ジャンルの音楽に近づき、フラメンコの独自性が薄れてきていると感じます。これらを否定はしませんが、私自身はやはり、ギターとカンテ1対1の、伝統的なフラメンコが好きです。

⑦2009年は、という主語に限定せずに考えれば、最近は、一般の人たち(いわゆる"フラメンコ界"とは別の)の中で、フラメンコがそれほど特異なものではなくなってきていますね。

⑧自分の中のフラメンコを大切にして生きたい。外に向かってなにかを発信したりする気持ちは、今はありません。

⑨2年に1度の発表会の年なので、生徒さんたちの思い出に残る舞台になるよう、できる限りのことをしたい。

⑩伝統回帰、もしくは重視。ギターとカンテ1対1の、フラメンコ独自の形で聴く人を感動させられる力を持ったうえで(この形での活動もしつつ)、グループでの演奏やコラボへ手を広げてほしい。本来のヌメロを大切に、物語の展開によってでなく、純粋に"フラメンコの感動"を観客に伝えられる力を持ったうえで、オブラへ手を広げてほしい。「......べき」とは言える立場にありませんが、私の希望です。

⑪古いフラメンコが好きなので......。あえて言えば、まだあまり知られていないころから好きだったエバ・ジェルバブエナ。進化(変化か?)し続ける彼女が、どこへ行くのかには興味があります。

⑫精神を解放できる時間を私たちに与えてくれる。

⑬Flamenco,hay que sentir.フラメンコは感じるもの。

瀧本正信さん(カンテ)

①万事塞翁馬。

②毎週日曜日カンテクラス(スタジオペガサス)。月1回投げ銭ライブ(カンテ中心、スタジオペガサス)。

③Camarón のCD『Flamenco vivo』『Naestro Camaron』。

④スペインの国でアンダルシアの人たちの前で唄ったとき。日本では味わえない。

⑤シンプルなスタイルのカンテ・ソロ。

⑥わからない。

⑦自分自身の方向性が今まで以上に確信が持てるように思う。

⑧オーソドックスなスタイルのカンテ・ソロ。

⑨カンテ・ソロ。Solo quiero caminur!

⑩回答なし。

⑪なし。

⑫わからない。

⑬わからない。考えたこともない!

池上源太朗さん(バイレ)

①自分が踊り手としてしっかりと役割を果たすことがいちばんに目指すことですが、あとは「楽しくやること」を忘れないようにしています。バックも踊り手も含めて、その場に流れる空気で、お客さんに伝わるものは異なってくると思います。自分自身が元来緊張しやすくて内にこもりがちな性質なので、とくに気をつけるようにしています。

②2007年に妻の国末しをんと一緒にスタジオを開いて、僕自身は現在週に4コマ受け持っています。スタジオとしては、金曜日以外はクラスがあります。自分自身の活動は、各地のイベントやライブに不定期的にですが、呼んでいただいています。今後はこれまで同様、クラス、ライブ活動に加えて、地元でイベントを主催して、いろんなアーティストの方々を地元に呼んでいけたらいいなと思っています。

③たくさんあるのですが、まず思い出すのは、2000年(たぶん)にビエナルで観た、エバ・ジェルバブエナの公演『Voz del Silencio』。彼女のソレアに完全に引き込まれてしまって、泣きながら観ていたことを今でも鮮明に覚えています。あと、フラメンコを習い始めたころのスタジオでのことや、フラメンコ留学していた日々のことは、今でも温かい思い出として残っています。先生や仲間たちとの何気ないやり取りとか、くたびれたときに思い出すことがあります。
 
④踊り手としては、本番が終わって振り返って、自分なりにいい踊りができたかな......と思えたときには充足感があります。今はフラメンコをやっていて、楽しいだけではなく苦しい思いをすることも少なくないのですが、いつか心の底からやっていてよかったと思える日が来ればいいなと思います。教える側の立場としては、発表会などで生徒さんたちがしっかりやっている姿を後ろから見ながらパルマをしているときは、一生懸命クラスをしてきてよかったと思います。

⑤踊りの中で力が入りすぎて、後で反省することが多いので、とにかく余分な力を抜いて必要最低限の力で踊れるように試行錯誤しています。

⑥しばらくスペインから遠ざかっているので、現在のスペインのフラメンコシーンについてはよくわからないのですが、日本に関しては現在、過渡期というか、変化が起きているように思います。まずは、男性の踊り手が増えたこと。量だけじゃなく質も決して低くないと思います。そういう若い人たちが今後先生になって、これからもっと男性の人口が増えればいいなと思います。あとは、地方の教室に変化が起きていると思います。仕事で岡山以外の地方都市にも行くのですが、状況は驚くくらい似ているように見えます。パイオニア的な存在の先生が、程度の差はあれ大きな規模でやってらっしゃってきたのがこれまでの10年から20年くらい、そこから出た人たちが新しいサークルや教室を開き始めているのが現在だと思います。東京をはじめ、大都市ではすでに当たり前の状況が、遅れて今地方で起きているのだと思います。現在の不況もあってか供給過剰の状態になっているようですが、フラメンコ全体の裾野は確実に広がっていると思います。フラメンコに限らず他のことでもそうだと思うのですが、今後、それぞれ単体の規模はより小さく、しかしそのぶん楽しみ方、選び方はより個人的に、多彩になっていくのではないでしょうか。

⑦自分の踊りに関しては苦労した1年でした。思うような踊りがなかなかできず、こんなはずじゃないのに、と苦しむ時間が多かったのですが、自分らしさってなんだろう......と考えるきっかけになったので、来年以降も模索していきます。これまでが何も考えてなさ過ぎだったのだなあ、と実感しています。

⑧自分らしい、他の誰でもない僕だからこそ出てくるものを自然に踊ることです。究極的な目標です。あとは、発表会などだけではなく、地元で気軽に誰でもフラメンコに触れられる機会をもっと多く提供できたらと思っています。

⑨自然体。自分の中に本来あるものを再発見したい。

⑩そんな大上段からとてもおこがましくて言えません......。それでも、それなりに長い間触れてきて改めて思うのは、スペイン文化もフラメンコもやっぱりおもしろいし、尽きない魅力に溢れていると感じます。だから、テレビなどのマスコミで紹介される機会がもっともっと増えればいいなと思います。あとは、唄とギターの人口がもっと増えたらいいなと思います。

⑪たくさんいすぎて困ります......。もう注目されていますが、阿部真君。彼の歌声とフラメンコに対する真摯な姿勢に、僕はいつも打たれてしまうのです。大好きです。それから園田健介君。大阪在住のパーカッショニストなのですが、正確なのはもちろんのこと多彩だし、なにより本当にしっかり真面目に準備してきてくれます。ブレイクしてほしいけど、関西圏にはいてほしい......(笑)。

⑫踊り手、唄、ギターの阿吽の呼吸感(?)かな。みんなで持ち寄る感というのでしょうか。あと、制約があるのに決まりきっていないことに無限の広がりを感じます。

⑬自己実現の手段。今、自分が自分であるためにどうしても必要なもの。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

石田アリサさん(バイレ)

①和魂西才。

②教室は週4日開講、他にスポーツクラブにてスクールを開校(3店舗)、タブラ
オは不定期出演。

③1995年9月へレス。

④自分の指導やステージを通して生徒さんやお客さまが元気になってくれて、生き生きとしてくれること。

⑤スタジオ経営。

⑥踊り手さんの苦労を感じます。タブラオなどに出演を依頼されても、生活はそれだけでは成立しません。業界がメジャーになれない理由の一つだと思います。根深いテーマですが......。

⑦今年は4月に大きな発表会を開催し好評を得ました。また夏には地域の七夕祭りでスタジオライブを開催し、広く一般の方々の目に留まりました。自分なりに充実し、少しでもフラメンコの文化を広げられたかな、と思います。

⑧ロマンとそろばんの高いレベルでの両立。文化の普及。

⑨健康体と美意識の保持。審美眼とボランティア精神の向上。

⑩業界として市民権を得るためのムーブメント。

⑪エバ・ジェルバブエナ。古き佳き時代と現代性のバランスがとても優れたアーティストだと思うから。

⑫自分の存在意義を確認できるもの。最高にリスペクトできる存在。

⑬歴史が育んだ今世紀最大の奇跡の芸術・宝。

川崎さとみさん(バイレ)

①座右の銘は「桜梅桃梨」。すべての人にそれぞれの良さが備わっているという哲学です。

②タブラオに出演したり、自主企画のライブを行ったりしております。教室は月曜~金曜の毎日、上石神井、新所沢、ひばりが丘で教えています。平日(午前中)のクラススケジュールが充実しています。

③小島章司先生の公演、芸術家としての生き方を尊敬しており、かつて生徒であったことを誇りに思っております。

④フラメンコに限らず、すばらしい芸術に触れて感動したとき、その「感動の源:感性」はフラメンコで培われたものですので、感謝しております。

⑤つねづねより、すべての生徒にフラメンコの根幹であるカンテ(唄)の大切さを訴えております。とくにソロで踊る生徒に対しては、伴奏者とのコミュニケーションの取り方や、パルマ、ハレオの効果について重点的に指導しております。カンテを理解するためには、まずスペイン語の壁を越えなければなりません。それは、踊り同様1、2年でどうにかなるものではなく、むしろ踊り以上に長く険しい道のりです。私自身、未だ勉強の途上ですが、当教室では生徒全員が「せめてスペイン語の歌詞カードを読めるレベルに」を合言葉に、語学の勉強にも取り組んで参りました。フラメンコのみならずスペイン文化全体への興味が、徐々に深まってきたように感じております。スペイン語の辞書と参考書を片手にスタジオに集ってくる真摯な生徒たちを、私はとても誇りに思っております。

⑥「井の中の蛙」状態で過ごしておりますので「どうなっているのか、さっぱりわかっていない」というのが本当のところです。CD、DVD、クルシージョ、公演などの豊富さは、私がフラメンコを始めた時代に比べれば夢のようです......。なんでも容易に得られるようになったぶんだけ、求める気持ちが希薄になったように感じることもあります。

⑦年頭に発表会を行い、春に自分の50歳記念ライブを行い、その後、スペイン語の勉強に明け暮れているうちに過ぎてしまった、という印象です。

⑧環境・平和・人権をテーマにした創作。他ジャンルの音楽や映像とのコラボレーション。

⑨日々を悔いなく生きる。

⑩次世代の育成。

⑪小島章司先生。つねに挑戦し続けていらっしゃるから。

⑫排他的な部分と包容力に満ちた部分が混在している点。

⑬永遠の片恋相手。

川本典子さん(バイレ)

①感謝と尊敬の気持ちを忘れずにFlamencoに向かうこと。一期一会。

②来年の初リサイタルに向けて調整。

③たくさんあるので、1つ2つに絞れません......。ゴメンナサイ。

④本当に感動できるステージを観たとき。フラメンコを上手に鑑賞するために、日々フラメンコを学んでいるんだなぁ、と思うときがあります。

⑤自分を開放すること(身体と心の開放)。「振付」で踊るのではなく、「自分」で踊ること。

⑥いろいろな道、可能性が作られ、発展途上にあり、それぞれのアルティスタの目指す方向も多岐にわたり、フラメンコの世界がとても広くなったように思います。それと引き換えに、「絶対的」なスタイルのフラメンコや、スターが現れにくくなった気も......。

⑦長年学んできたことを整理し、消化する年でした。その過程で、無駄なもの(自分にとって)を省くことを覚えました。

⑧回答なし。

⑨2010年末に初リサイタルを予定していますので、よりよいステージを作るべく、がんばりたいと思います。

⑩方向を一つに絞るのは難しいと思います。

⑪イサベル・バジョン:40歳を過ぎて、まだ階段を上り続けている気がします。年齢に抗いながら、どこに行き着くのか、とても楽しみ。イスラエル・ガルバン:昨年のイスラエルの公演、泣きました! 一つの区切りを迎えたと思います。次にどう進むのか、気になります。

⑫自己開放!

⑬小宇宙。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

正木清香さん(バイレ)

①感じ、反応できる心、身体、脳を持つ。

②ライブ:月2回ぐらいのペースでライブ出演。10月4日『farruca』3周年イベント、10月25日「サラ・アンダルーサ」11月5日「ファミリア」、11/19日「アルハムブラ」、12月17日佐藤桂子・山崎泰スペイン舞踊団公演『満開、桜風伝』、12月19日『エルムンド』。教室:週5日開講(マンサナ、プレステージ、梶ヶ谷スタジオK)。

③3年間のsevilla留学。その中の毎日のフラメンコレッスンや数多くのアーティストの生のフラメンコ。

④アーティストと一緒に奏で、一体となり楽しめたトキ。

⑤向上。テクニックだけでなく身体から湧き出るもの、空気感などをいかに湧き出させ表現できるか。

⑥たくさんあり過ぎてなにを観たらよいのか悩みますが、活動の場が広がりよいことだと思います。多くのアーティストがいて、それぞれのフラメンコ観が表現されている今日。なにをもって「よい」と言われるのかわからなくなるときがありますが、「よい」とされるもの、人の中には変わらぬ基本があり、そこから進化しているのだと思うので、それぞれのフラメンコ観でよいのでしょうね!?

⑦コンクールなどにたくさんチャレンジし、試し、試された年。今までのこと、これからのことを考え、新たな出発点になった年。

⑧やはり、スペインで踊りたい。スペインでスペインのアーティストの中で踊りたい(自分の存在......)。

⑨もう一度、初心に戻りフラメンコと向き合う。フラメンコの原点、初期のころのことを学ぶ。自分の確立から進化。行動を起こす!!

⑩一般の方にも興味を持ってもらえるように普及していったらいいな......。フラメンコ界という枠で考えたら、目指すべき方向は私にはわかりません......。

⑪すべての人。それぞれがどう進化、変化してゆくのか未知だから......。

⑫心にダイレクトに沁み込んでくる所!? 奥が深くて終わりがないから? 人それぞれのすべてを注ぎ込め、何色にも変化するから? わかりません......。

⑬なんでしょう。私にとっては生きる糧。すべて。

西村美雪さん(バイレ)

①「人はすべて唯一無二の存在である」「テクニックだけでは人は感動しない」。この2つのことを忘れないようにしています。

②月~木曜は「新宿村スタジオ」で、日曜は中野「エストレージャス」で教室開催。

③最近のことですが、ファルキート・イ・ファミリアのDVDを観ると「生きてて良かった!」と思います。3月にヘレスで観たハビエル・バロンのステージ。そのひたむきさに胸を打たれました。ミゲル・ポベーダとカプージョ・デ・ヘレスには血が騒ぎます。

④カンテ、ギター、バイレ、どれであってもフラメンコ魂に出会ったとき。

⑤個人的にはバタ・デ・コーラ......凝ってます。

⑥「今、フラメンコは転換期を迎えている」ってホントかな? 私はそうは思いませんが。第一、全く変化しない物なんてあり得ないですから。どう変化するか、どこに向かって進むかは自分の選択次第です。

⑦世の不況に翻弄された年。

⑧個人的にはシンプルな踊り。先生としては魅力的な踊り手を育てられたら良いな......と思っています。

⑨生徒たちのライブ活動をもっと充実させたい。

⑩独自性を失わずに進化すること。

⑪ファルキート。ロシオ・モリーナとイスラエル・ガルバンの次回作にも期待。

⑫今、この瞬間に生きているというライブ感。

⑬私にとっては生きる喜び。

西野マユミさん(バイレ)

①「タフでなければ生きられない。優しくなければ生きる資格が無い」というレイモンド・チャンドラーの言葉が好きです。

②月に5、6回の本番と週2日の教室。

③大学生のときに観たマヌエラ・カラスコの5日間の公演。全日一番安い席で観ました。最終日にあまりに感動して、そのまま生の形で感動を持ち帰りたくて、誰とも話したくなかったので、うつむいて走り去りました。それを目ざとく見つけた友人が「にしのー! にしのー! 待って! 一緒に帰ろう!!」と叫ぶので「嫌だ!! 誰とも何も話したくないのー! このまま帰るの。一生大事にするのおー!」と言ったら、「やだー! 私、今誰かと話さないと胸がいっぱいでパンクしちゃう!! にしのしかいないのー!」と言うのを聞いて、思わず噴き出して道路の真ん中で2人で大笑いして、カラスコについて語り尽くしました。もともとその人とはすごく仲が良かったわけではないけれども、そのときの私たちは何かすごく大きな流れの一部分になっていて、彼女と私の心は紙ほどの隙間もなく、同じものを同じくらい強く違う心で感じていた。あの満たされて一つになれた感覚は貴重でした。

④①とてもとても気が合わないという人に、心からのハレオをかけてしまったとき。②以前、先生が言ってくれた渾身の言葉を10数年を経て理解できたとき。③仲間たちとの日々を思い出すとき。

⑤ずっと逃げていたアレグリアスを創っています。

⑥現在のものよりも。昔のフラメンコに興味があります。

⑦年をとるにつれて、社会との係わり合いの中でフラメンコを捉えることが多く、「仕事とはなにか?」について考えてばかりいました。『仕事力』(青版・白版)や『日本で一番大切にしたい会社』や稲盛和夫の著作など非常に勉強になりましたし、沖縄戦や在日韓国人1世の記録などからは「それでも生きてゆく強さ」のようなものを学びました。フラメンコの追求は当たり前ですが、考え続ける、学び続ける社会人でありたいです。

⑧やめることができなかったので、私には続けることしかありません。

⑨学び続けます。

⑩組合がほしいです。老後の保障や、保険なども視野に入れた。

⑪私の友人たち。流行に迷わされることなく、賞とか有名とか無名とかそんなことさえぶっちぎって、黙々と孤独にわが道を行くフラメンカたち。彼女たちの踊りは地に足が着いていて、揺ぎなく、誰にも似ていないです。そういう人たちは『パセオ』さえ読んでいません。彼女たちの名前は控えさせていただきます。みんなに知ってもらいたいような、誰にも教えたくないような気持ちですので。

⑫形式美の中からあふれ出す、人間臭さ。自由で豊かなところ。

⑬スペインの大地にしか咲かない花。でも確かに私の中にもあるもの。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

松本真理子さん(バイレ)

①私のポリシーは「夢と希望と感動」です。自分の中に眠っている潜在能力を探り、探求し、自分の可能性にチャレンジできる環境作りに、力を入れています。日常では体験できない夢のような世界と、自分の潜在能力に希望を持ち、また生徒が日々変身していく姿に、感動を味わいたいです。

②今年12月20日に、初リサイタルを開催します。スペインで活躍中のロサリオ・トレドを芸術監督にお迎えし、カンテはフアン・ホセ・アマドール、ホセ・バレンシア、ギターはダニエル・メンデスを招聘して、今までの集大成を披露できるよう、精進する毎日です。教室での活動は、スタジオライブが10月11日、来年1月24日、2月27日は第5回発表会を予定していて、指導にも力を入れています。

③私が観た公演すべて、です。

④バックと観客と一体になれた時と、生徒が成長した時です。

⑤リサイタル公演。

⑥スペインでは、モデルノ化が進んでいると感じます。私自身、モデルノな踊りは好きですし追求していきたいのですが、プーロ系はフラメンコの原点なので、なくなってほしくないです。

⑦自分を見つめ直す年です。

⑧舞踊団を設立して世界ツアーをしたいです(夢は大きく!)。そして一般の人にもっとフラメンコの魅力を知ってほしい。

⑨2010年上海万博に教室から参加出演が決まっているので、それを成功させること。自分のスタイルを追求すること。また、関西のフラメンコが発展するよう貢献したいです。

⑩共存共栄。

⑪ロサリオ・トレド。

⑫ソニケーテを通して、自分を解放できること。

⑬自分の喜怒哀楽を表現するもの。自己実現。

城井二葉さん(バイレ)
①楽しく・真剣に。

②週5日開講。年1度の芸術祭参加。2~3年に1度の発表会およびリサイタル。その他各種イベントに出演。

③マティルデ・コラル。小島章司。アルハンブラ宮殿の水音。カサ・デ・カンポの野外劇場で、未明まで始まるのを今か今かと立って待って、ようやく観たガデスの『カルメン』。

④舞台の後の晴れやかな気持ち。すてきな人々との出会い。

⑤後進の指導。自身の向上。

⑥昨今のフラメンコは急激な伸びがあると思います。多様性に富み、大きなふくらみのある世界観が感じられます。若い方々にがんばってもらいたいです。

⑦変化の年。私の意識改革の年。

⑧もっともっとたくさんの方々にフラメンコに接してもらいたい。

⑨未来への希望を抱いて前進!!

⑩回答なし。

⑪回答なし。

⑫私にとっての自己実現。


生活の一部。心のよりどころ。

水落麻理さん(カンテ)

①練習することはすごく大事で、たくさん時間を費やすけれど、それ以外に必ず仕事以外の視点でフラメンコを楽しんで、好きだと再確認する時間を作る。ただ楽しむためだけに、好きなアーティストのビデオを観るなど。好きこそ物の上手なれ。良いアフィシオナードでいること。

②タブラオ、発表会、カンテ・ソロライブなど。

③たくさんあるので、今年のものだけ。今年7月、とても久しぶりにスペインに行ったときに観た、たくさんのフラメンコ。ビーチでブレリア歌ってるお兄ちゃんたちとか、ロメーロ売りのヒターナが歌ったタンゴとか、カディスで観たフアナ・デ・レブエロ、セビージャで観たペペ・トーレ、ウトレラの夜など。

④フィエスタなどで、好きな歌い手の歌をすぐ近くで聞けたとき。その中で自分がパルマを叩いているとき。その人が歌ったブレリアがかっこよかったとき。それだけで十分と思ってしまう。

⑤もう一度、ていねいに練習し直すこと。

⑥たくさんの歌い手が亡くなってしまった。

⑦練習する時間があって、仕事もたくさんさせていただいて、充実した周りに感謝の年。良い歌い手の、すてきな歌をたくさん聞けた年!

⑧まだわからない。とりあえず少しずつ目の前にあるものから精進していって、見えてくれば良いと思う。

⑨家族を大事にすること。

⑩わかりません。ただの音楽ではない、なにかを大事にしていければいいと思います。

⑪ペペ・トーレがすごく良かったので、日本に来てほしいです。彼の歌を聞きたいからです。

⑫人。

⑬わかりません!

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

松下幸恵さん(バイレ)

①自分自身の心身の調和、そして周りとの調和、そこから生まれ出す自分らしい表現を熟成させていきたい。

②ときどきライブ。月〜土曜と後進の指導をしています。

③今までに関わったり、習ったりした多くのアーティストたちの言葉。何年も経て、今になってその真意がわかったり、反省したり。よりどころと言うよりは、私の成長の肥やしとなっている。

④心の深い部分が動いたとき。

⑤調和力、バランス力を洗練させていきたいと思う。

⑥時代とともに変化していくのはどの分野も同じで、フラメンコも表現方法が変わった。とくに踊りはとても舞踊的なものが要求されている感じだと思う。

⑦3月にヘレスに行き、久々に連日フェスティバル公演を観ることができた。舞台創りがかなり洗練されてきたのに感心した。

⑧今はリサイタルをやることよりも、自分自身の中身の熟成を、と思っている。将来またなにかやりたくなったらやるかもしれない。自分の思いと自分自身がジャストミートして、なにか確かなものが感じられることを目指している。

⑨これまでどおりに続けていく。9月にはスタジオの発表会を予定している。

⑩目指すべきなどということはわからない。が、なんでもありといって節操なく、なんでもフラメンコと呼んでしまうようなパフォーマンスは避けたい。

⑪ハビエル・バロン、イサベル・バジョン。テクニックもさることながら、円熟さを増し、若手ダンサーにはない太い芯を持ち、派手な表現ではないが、心の内が伝わってくる。これからのより熟成されていくであろう姿を観続けたい。ロシオ・モリーナ。これからのフラメンコとしても、今のフラメンコとしても、彼女はすばらしい存在。

⑫人それぞれでいろいろな楽しみ方、接し方ができる。コンパスの呼吸を知ると、それは世界共通語となり、みんなで感じられる。

⑬スペインの民俗音楽。だけれども世界中に魅せられた人々がいる。アンダルシアの土地のエネルギーの結集だと思うのだが、個々の人の心に入り込み、人を虜にしてしまう。そして世界中で虜にされてしまった人々が、自分たちの文化とともに、フラメンコを受け入れていく。そしてフラメンコ自体も、こういった世界中に人々のエネルギーを受け取り、変容してく部分もある。根っこはアンダルシアにあるものであるが。

松村哲志さん(ギター)

①フラメンコとは関係ないかもですが、できれば毎日自然に静かに生活していきたいと願っているので、気持いい景色が見える好きな場所で住むということが、自分にとって大事なことです。

②不定期でギターやリズムのクラスを開講し、「メロポン」や「メロキン」などのライブを企画して、定期的にやっています。質の高いライブを目指しています! おもしろいことあります! ぜひお越しくださいませ!

③10年以上前にマドリードのラス・ビスティージャスという公園で観たトマティートのライブです。チョ~びっくりして、めっちゃめちゃワクワクして......いまだに強烈な印象が身体中に残っています! この感覚は、フラメンコのことを考えると、あっという間に蘇ってきます。

④年齢はいろいろですが、普通ではありえへんほどオモロい人たちに出会うことです。もしかしてフラメンコやってへんかったら出会うことがなかった人だらけかも......。あと、当たり前ですが、フラメンコをやってて「オ~レ~」とおもしろがってもらえたときっ!

⑤CD制作、曲作り。オリジナルキャラクターのグッズ製作(激カワ! 絶賛発売中でっす!)。それから最近よく絵も描いてますっ! あとブログ、などなど......。

⑥マンネリ化。

⑦いろいろ変化のあったエキサイティングな1年......? なかでも、たったの2週間だけだったけども10年ぶりにスペインへ行って、初めてフラメンコのある魅惑的なアンダルシアを回ったのが、めっちゃめちゃ刺激的でした。おもしろいことが目白押しやった......マジで。

⑧フラメンコを弾くこと。心地のよいライブを実現していくこと。日本のフラメンコをアピールしていくこと。などなど......。

⑨2009年と同じことを繰り返す予定でいます!

⑩フラメンコ界......? う~ん、8の質問と何か重複しているような気がするので、うまく答えられません。

⑪注目のアーティスト......??って......わかりません。僕も知りたいです!

⑫カンテにあると思います。

⑬あと何年かすればうまく答えられる気がします。もう少し待っててください!!!

松本もとよさん(バイレ)

①どんな時でも100%がんばる。タブラオも、クラスも! 座右の銘は「桜梅桃李」「冬は必ず春となる」。

②赤坂「ノヴェンバー・イレブンス」、高田馬場「ファミリア」、六本木「麗の店」、高円寺「カサ・デ・エスペランサ」などに定期的に出演させていただいています。クラスは月~土曜日、週6日間開講しています。他には、たまにですが、フラメンコ内外アーティストへの振付提供など。

③やはり、フラメンコを始める前に、生まれて初めて観たマドリードのタブラオ「コラル・デ・モレリア」です。出演者はまったくわからなかったけれど、衝撃でした! その後、帰国してから観た、アントニオ・ガデス『血の婚礼』も忘れられません。

④たくさんあります......が、すばらしい舞台を観て、元気をたくさんもらえたとき! 自分の人生につねに目標が持てるようになったこと。前向きな考え方ができるようになったり、他人を受け入れることを覚えさせてもらったり......。とにかく毎日感謝できるようになりました!

⑤健康管理。

⑥若手に個性のある踊り手が少なくなったような気がします。でも、技術はものすごくアップしている......と思います。

⑦すてきな1年でした。毎年ですが、フラメンコを通して学ぶことが多かったと思います(精神的に)。

⑧私らしく進んで行きたい。今、漠然と考えていることを実現させたい。

⑨このままマイペースで走り続けようと思います。

⑩フラメンコをもっとたくさんの方に知ってもらうためにも、ホアキン・コルテスやサラ・バラスのような大スターが、日本にも出現するといいと思います。

⑪とくに誰というのはありません。たくさんの方に注目していきたいです。

⑫なんでしょうか? わかりませんが、年々好きになります。なにがそんなに魅力的なのか、今はちょっと思い浮かびませんが、つねにフラメンコにトキメイています!

⑬この世で最高のアルテです。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

小森晧平さん(カンテ、ギター)

①自分にとって、フラメンコはあくまでも音楽(カンテでもギターでも)。つまり、音を楽しませるものでなくてはならない。そしてフラメンコの中心に存在するのは、やはりカンテ。カンテを重視して、いろんなテクニックを生み出したギタリストがパコ・デ・ルシア。彼のギターは、まさにカンテのテクニックを生かした魅力ある演奏だ。逆にカンテの人は、パコのギターからカンテのテクニックを学んでほしい。

②自分自身ライブの予定はありません。教室は個人中心にほとんど毎日やっています。

③ギターを始めたころはサビーカス、マリオ・エスクデーロの全盛時代で、完全にその2人にはまっていました。そのあとパコ・デ・ルシアに魅せられて、彼の唄伴奏を勉強しているなか、ある時いきなりカマロンが出現。そしてカンテの世界に導かれました。

④プロになった生徒がステージで活躍してるときかな......。

⑤カンテの技術、つまり民俗音楽として特有の節の流れ、間取り(ノリ)をいかにしてまともにマスターできるか。そしてとくに大切なことは、難しい「ミの旋法」の唄の節の締め部分。これに対してかなり厳しく取り組んでいる。

⑥最近は日本人のステージしか観てないが、バイレに対して忠実に携わっているギター、カンテの方々に心から敬意を表する。自分的には今までに観たバイレで、たとえばマヌエラ・カラスコみたいにカンテを聴きながら踊りを当てはめていく、あのすばらしさに感動した。あれはまさに目で観た音楽そのものだ。

⑦もっとも感動したこと、それはニーニャ・パストーリがついに本格的なカンテに取り組んだCDを出してくれたこと。ちなみにギターにもビックリ。「えっ! マジでこの伴奏ってディエゴ・デル・モラオなの?」って感じ。

⑧しっかりとした節まわし、声の調整、いろんなテクニックを身につけたカンテのプロを育てていきたい。

⑨健康維持!

⑩まず、カンテ、ギターのみのイベントがさらに増えること。そしてフラメンコ界からメジャーな世界にスターを生み出すこと。フラメンコ界のアイドルがマスコミ(テレビとか)にとり上げられることによって、さらに日本のフラメンコ人口が増えることは間違いない。自分もなんとかそれには協力したい。ちなみに、カラオケの中にカマロンの曲が1曲入っていること、みなさんご存じですよね?

⑪ギターの徳永健太郎君に期待。とりあえず沖仁さんを目標に追いつき追い越すぐらいの気力でがんばってほしい。

⑫ギターから始めた自分にとって、フラメンコの魅力はそのかっこよさ。現在、カンテに関してもその思いは変わっていない。

⑬はまりやすい音楽、鑑賞するだけでは納得できず、自らその世界に飛び込んで行きたくなる。そういった異常な音楽なのでは? 他面、一方では恐い音楽でもある。

小林弘子さん(バイレ)

①「芸は人なり」。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターも行っている生命哲学の実践を通して、日々、生命を練磨している。「弛まざる歩み恐ろしカタツムリ」。少しずつでも前進し、日々学び続けることを心がけている。「悦可衆心」。観ていただく方々に、心から悦んでいただけるようなフラメンコを目指している。

※12月号12ページ掲載した同文に誤りがありました。「悦司衆心」は「悦可衆心」です。ここに訂正するとともに、小林弘子さま、読者のみなさまに深くお詫び申し上げます。(パセオフラメンコ編集部)

②教室は週5回開講。タブラオ・ライブは生徒たちと出演して、生の勉強の場を提供。

③ラ・ファルーカとのレッスン。スタジオの入り口には、ファルーコがいて、ファルーカとのレッスンでは、夫のモレーノがパルマを叩いてくれ、2歳のファルキートがそばで座って見ていた。このシチュエーションでファルーカとモレーノの「genio!」「má(s) fuerte!」などの、ものすごいハレオの渦の中で自分でも知らなかったパワーが身体の中からあふれ出してきた瞬間には、本当に驚き、感動した!

④全員(バイレ、カンテ、ギター、観客)のパワーが一つになり、Tornado(竜巻)のようなうねりが生まれる瞬間。また、その瞬間を全員でgozar(享受)できたときには、楽しさが倍増する。

⑤後継者の育成。一つひとつの振付を、確実に正しく学んでいけるように基礎に重点を置きながら、ていねいに教えていくこと。できるまでくり返すこと。また、振付、その表現の背景となるスペインの習慣を詳しく説明して、日本人とスペイン人の表現方法、感性の違いなども学べるクラスに!

⑥20年ほど前と比べると、踊り方、衣裳、すべての面で隔世の感がある。リズムが複雑になり、動き過ぎのきらいがあるが、踊る側にとっても、観る側にとっても、おもしろいというのも本音である。昔に比べ、CD、DVDなど情報があり過ぎるので、なにをやりたいのか、自分の方向性をはっきりと見極めることが大切!

⑦ライブの数は昨年より少なくして、1回1回のライブの充実を図った。クラスレッスンでは、新曲のファルーカをはじめ、いろんな曲を指導してきた。新人公演のカンテ部門にルンベーラで挑戦して、貴重な体験をさせていただくことができた。

⑧サンルーカル・デ・バラメーダに14年住んでいるバイラオーラの鶴和子さんと、スペインでパーカッショニスタとして活躍しているナチョ・ツル君の「一時帰国記念コンサート」を実現させたい! 私がいつもやっている『TORNADO』ライブを、バージョンアップして劇場でやりたい。

⑨再度、新人公演にカンテ部門で挑戦したい。久しぶりの劇場での発表会なので、今までにない構成にしたい。

⑩テクニックはもちろん大事だが、Temperamento、Genioなどまで計算され、テクニックで表現されている場合がある。それだけで訴える方法からくる驚き→感動というものだけでなく、内面からにじみ出てくる表現で感動させてくれるバイレ。

⑪ファルキート:生まれながらのフラメンコである彼が、人生の転換期を迎え、これからファミリアからも離れ、どのような踊りをみせてくれるのか楽しみである。アンヘラ・エスパニャデーロ:すごいTemperamento、テクニックを持ちながらも、表現力がとても豊かで、その表情は女優のようで、何回観ても観る者を惹きつける踊り手なので。

⑫「宇宙のリズムと一体化できる瞬間を感じられるという魅力!」。自習のとき、普段に意識よりさらに一歩深い生命空間に入れる瞬間がある(小宇宙、つまり自己の内面に入っていく瞬間)。本番では、バイレ、カンテ、ギター、観客のパワーが一つの大きなうねりになり、限界だと思っていた自分を超える瞬間に出会える(自己を開き、大宇宙に向かい一体化していく瞬間)。

⑬スペイン人にこの質問を投げかけると、「フラメンコって生き方で、自分の人生のすべて」なんていう言葉をよく聞くが、そういうとき私は「ふ~ん?」と思い、「でも、私は違うわ!」と思ってきた。でも、人生を振り返ってみたら、私にとってもそのとおりだったことに気づいた。フラメンコとは「自分を表現できる最高のアルテ」。「趣味で、仕事で、自分の人生の方向性を決めてしまったもの」。

松岡恭子さん(バイレ)

①フラメンコを始めたのが遅かった(40代)ので、より長く踊っていけるようにいかに身体を動かしていくか、つねに模索しながらマイペースを大切にする。「土のにおいと優美さと」がスローガン。基本を忘れずに、スペインの若いアーティストの刺激を受けつつ、自分なりのフラメンコを作っていきたい。私の経験が生徒たちに反映し喜んでもらえるようなレッスンをしていきたい。

②『アニフェリア』に2回続けてソロ出演させていただいたあと、つまり60代になってから3度セビージャでプチ留学を体験した。昨年の暮れ、そして今年の4月に恵比寿の「サラ・アンダルーサ」でライブを行った。教室は週4日開講(公民館やカルチャー・スクールで)。

③小松原庸子、小島章司、碇山奈奈、石井智子、三澤勝弘(初めてフラメンコギターを聴き、衝撃を受けた。彼のテープも買い、何回も聴いた)。踊り手、振付家、そして人間として、エステル・ファルコン。単独でセビージャに行った私を10日間、彼女の自宅でのレッスンのために送り迎えしてくれ、親身になってくれる姿勢に深い感動を覚えた。その他、マヌエラ・カラスコ、マリア・パヘス、ホセ・ガルバン、パストーラ・ガルバン、カルメン・アマジャ、カマロン、トマティート。

④自主練後、コーヒーショップでコーヒーを(スペインではバルでビールを)飲みながらボーっとしているとき。心身ともに充実していると感じることができる。世界が広がり、多くの人との出会いとともに心が柔軟になってきたと思えるとき。セビージャの道を歩いているとき(空も風も香りも人も、すべて愛おしく感じられる)。本番でギター、カンテと一体になれて踊れるとき。同級生から(姿勢などからだと思うが)若いと言われるとき。

⑤バランスを取ること。自分の踊りを少しでも進化させることと、毎年ある生徒の発表会の振付・構成に力を入れていくこと(たとえば10月の発表会、来年6月のカルチャー・スクール講座10周年記念発表会のための準備)。

⑥日本にいながらにして、スペインの有名アーティストの舞台を観・聴くことができ、そしてクルシージョを受けることもできる。なんと恵まれていることか、と思う。......でも私は、あちらの空気を吸うことこそ大事だと思うが。よくわからないが、若い人中心になっているようなので、年配のアーティストの活躍の場がもっとあってもいいのでは?

⑦4月のライブが終わった直後に、観ていたルイス・デ・ルイスが私の手を取って褒めてくれたことは、大きな励みとなった。7月にはエステル・ファルコンに日本で個人レッスンを受け、大汗を流し、よい収穫を得ることができた。10月に市川市のイベントに出演するので、自分の踊りをまとめる。また恒例の公民館文化祭のトリを毎年任されているので、しっかりやろうと思っているところ。

⑧毎日少しずつでも自分のフラメンコを進化させていきたい。そのためにも、健康で少しでも長く踊っていられたらいいと願っている。高齢の人たちによろこんでもらえるような振付けができるように勉強しつつ、そういう人たちとのつながりを大切にしていきたい。

⑨2月の『アニフェリア』に3回目の挑戦を検討中。6月の10周年記念発表会を成功させること。あとは流れに任せて、無理のないように――。できればまた、セビージャへ。

⑩古典と現代をつねにバランスを取りつつ、他の分野とのコラボレーションなどで個人の特性を生かしていき、メジャー領域に仲間入りしていく。

⑪沖仁:独自の世界をどこまで伸ばしてくれるか楽しみ。小島章司:次なる総合芸術は?

⑫「今の自分がいちばん好き」と思わせてくれること。ギター、カンテとともに作り出すエクスタシー。

⑬「あなたって一体何者?」と私に問わせる、摩訶不思議な神秘の文化。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

若林雅人さん(ギター)

①オリジナリティ。批判するときは提案もする。日本を楽しむ。

②演奏活動の鮮度が落ちたので2年前にギター仕事を全部辞め、鋼材問屋で働きながら自宅で次のCD制作と写真作品制作の日々。フラメンコは鉄の味。鉄火肌の職人たちとの日々は刺激的だが、非常に危険で肉体を酷使するのが悩みの種。

③パリージャ・デ・ヘレス伴奏のマヌエル・アグヘタとティア・アニカ・ピリニャーカの録音。目の前で見たチョコラーテの唄いっぷり(線路の上に立って迫ってくる新幹線を見ている気分!)。モライートのブレリア・デ・ヘレスの踊り。アルベロ(アルカラ・デ・グアダイラの土)。夜明けの堀越千秋。

④今が永遠だと思える瞬間。

⑤銀塩写真のプリント完成。次のCDの作曲、録音、編集。

⑥音楽としてのフラメンコに関して。日本:自分の言葉で表現するアルティスタが少ない、もしくは勉強を目的にしている人が多い。スペイン:歴史的興味として、スタンダードになりうる新しい曲種、形式は誕生するのだろうか?

⑦不安と確信に満ちた愚徹の1年。

⑧静かな日々。生活が制作になる日々。浸透力のある作品。

⑨一人でも聴きたいという人がいたら、一生懸命演奏する。

⑩国内のカンテやギター愛好家同士の楽しみとしては現状で問題ないと思うが、もし日本人によるフラメンコを音楽として一般に広く認知させ活性化させたいと願うのであれば、人々が共感する曲、もしくはヒット曲の登場が不可欠。具体的には日本人が日本人に向かって歌う以上、日本語による表現の充実とレベル向上が大切。フラメンコをやっている日本人にしかできない表現領域なので、プロも愛好家たちも「まじめな遊び」として挑戦してほしい。また、活性化と普及活動のアイデアとして、インターネットによるラジオや動画を利用した情報提供と関係資料のアーカイブ構築を業界関係者に期待したい。

⑪カンテ:堀越千秋、瀧本正信。エネルギーのかたまりである彼らのカンテを20年以上身近に聴いてきたが、年齢とともににじみ出てきた「味の行方」が楽しみ。ギター:鈴木尚。夏の新人公演の伴奏を観ていたとき、彼に集まる不思議ななにかを見た。彼がだんだん透明になって音だけが残ってゆくように感じた。ある境地に達しつつある彼の演奏は、これからが本番。アフィシオナード:門脇晋。都内でスペイン居酒屋を経営しつつ毎晩カンテを歌う愛好家だが、僕の考えるカンテにとっていちばん大切な「なにか」を感じさせてくれる。また、彼が長い時間をかけて創り上げた「フラメンコな空間」は、それ自体現在進行形の魅力的な作品である。

⑫理屈抜きに血が騒ぐこと。

⑬深く関わると面倒だけど、離れていると恋しくなるもの。

手下倭里亜さん(バイレ)

①フラメンコのすべての道はアンダルシアにつながる。また、そうあるべきだと思っています。

②7月発表会後、8月よりクラスを全編成し直し、基礎とテクニカクラスを強化しました。あと、琴琶と着物とのコラボレーションをはじめとする、新しいことにもチャレンジしています。

③アンヘリータ・バルガス。彼女に会って学んでいると、フラメンコとはこういうものなのだな、ということがひしひしと感じられます。

④踊りを観てくれた人たちが、「感動した」と言って、握手を求めてくるとき。

⑤自然な流れの中で、自分のやりたいことを意思表示すること。後進の指導は、「ギターとカンテと三位一体であるのだ」ということを、ギターの立場、カンテの立場から踊り手も学ぶことに力を入れてやっています。

⑥グローバルになってきた。日本はカンテへの興味、理解が諸外国より優れていると思います。スペインの環境も変わってきたなか、日本からも優れたアルティスタが出ているのはうなずけます。

⑦少しフラメンコが落ち着いてきたかな? 個々、それぞれの活動をしていると思います。それでいいと思います。

⑧スペイン人にも認められるアルティスタになりたい。

⑨リサイタルをする。

⑩日本とアンダルシアがつながること。

⑪とくになし(知らないです)。

⑫おもしろい、興味が尽きないこと。その人なりの表現ができること。

⑬なんですかね? 不思議なパワーを持っている音楽形式です。

小松原庸子さん(バイレ)

①自分のやりたいと思うことに、つねに前向きであること。舞台における美を追求し、自分を見失わず、真実を見極めること。座右の銘は、80歳のゴヤが自画像に描いた言葉、「それでも学ぶ」。             

②教室は日、月、火、水、木曜日。現在は1月の公演『Hibiki―西と東―』、海外公演の稽古のため、スペインと日本を近年以上に往復しています。

③ピラール・ロペス日本公演、エンリケ・エル・コホ先生、また先生を招聘しての公演の折の観客の反応。ほとんどの人々が涙を流し彼の踊りに感動し、拍手が鳴り止まず、真の芸術に国境のないことを感じました。エンリケ先生によりフラメンコの心を学び、先生のフラメンコに対する想いです。

④つねに思っています。

⑤舞踊団員の向上。技術はもちろんのこと、表現力をいかに身につけられるか。

⑥現在はスペインは混沌とした時代と思いますが、折に触れ優れた若い振付家、舞踊手を目のあたりにし、近い将来すばらしいことが起こると感じる。日本に関しては、余り観ていないのですが、未だ他の分野に比べ歴史が浅いので、永い目で見ていく必要があると思います。

⑦今年は40周年に相応しい舞台が数多くありました。日本全国公演が展開でき、国外ではとくにTEATRO MADRIDが私の40年の記念公演をしてくださったこと、初めてのイスラエル公演など、充実した年になり、懸命に取り組んできました。

⑧将来というほど若くはありませんが、日々良い舞台を目指し、研鑚に励んでいます。そしていつまでもフラメンコとともにいたいと思っています。

⑨へレス・フェスティバル出演、ビエナル、メキシコ初公演があるので、世界の観客に私たちの舞台に対する情熱を伝えたい。

⑩人さまざまと思いますので、一概に申せません。私としてはモデルノ、クラシコを問わず、本来のフラメンコの持つドゥエンデを失わず、現代のフラメンコを創造することを目指しています。

⑪わかりません。若い人たちの中で、きっと誰かが出てくるでしょう。

⑫言葉では言い表わせません。すべてです。

⑬生きることに同じです。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

山本秀実さん(バイレ)

①踊り手は踊りに偏りがちですが、やはりフラメンコは歌、ギター、踊りの三位一体であるべきと思います。

②12月23日X'masライブとオトナライブ。来年4月2日~4日発表会に向け、レッスンは月~日曜日。京都、東京で休みなしです。

③マヌエラ・カラスコ。

④時が過ぎるのを忘れるほど踊りに打ち込んでいるとき。

⑤日々たゆまず訓練を続けることです。

⑥新しいものを求めるあまり、足元の大切なものを見失っているような気がします。

⑦実りの多い1年でした。

⑧踊り手としては『OKUNI』のような、私にしかできない世界を発信していくことです。

⑨今までと変わらず努力し続けます。

⑩「温故知新」。伝統を大切にしつつ、新しいものを探していく。

⑪とくにありません。

⑫携わった人、それぞれの数だけあると思います。

⑬それを探しているんです。

志水誠さん(ギター、カンテ)

①今やっていること、やろうとしていることがフラメンコに失礼なことをしていないか、とつねに問いたいと思ってます。

②ライブ、イベント、発表会などに出演。クルシージョなどでの伴唱。

③2002年のヘレスでの『フィエスタ・デ・オトーニョ』、ドローレス・アグヘータ日本公演、他多数。

④すさまじいまでの感動を与えてくれる、アルテに立ち会えたとき。ある日突然、それまで気づかなかったフラメンコの深い部分に気づいたとき。

⑤現在とくにというのはないですが、好きなものをとことん掘り下げ続けることは大事にしています。

⑥いろいろあって良いと思いますが、先人の積み上げてきたことは僕も含めて大切にしていくべきだと思います。

⑦いろいろな方々と共演させていただいて、なかなか刺激の多い年でした。フラメンコとは関係ないですが、念願の富士山に登れたことがとても良かったです。

⑧ヒターノのフィエスタに普通に受け入れられるようになったら最高ですね。関西でカンテが好きな人をもっと増やしたいです。

⑨カンテを中心にしたライブやイベントを少しでも増やそうと思います。

⑩僕がとやかく言うことではないと思うので、ノーコメントとさせてください。

⑪回答なし。

⑫深みと幅。

⑬感動。

篠田三枝さん(バイレ)

①フラメンコはやはりスペイン人のものだし、日本で暮らしてきた私たちには理解不可能なことだらけなので、つねに学ぶ努力を忘れず、また柔らかい頭、広い理解力を持とうと思ってます。

②タブラオに月に2~5回出演しながら、週に3~5日クラスをしています。

③たくさんの公演があるし、たくさんのアーティストがいます! スペイン人で一人というならば、グラナダで習っていた先生が、ソレアを踊りながら泣いていて、後で聞くと、どうやら自分自身に悲しい出来事があり、その気持ちとそのとき歌われたソレアが同じ内容で、感極まったそうでした。やはりフラメンコは、スペイン人の身近な感情をたくさん詰め込んだものですね。

④舞台上の全員で、同じ気持ちになれ、全員が心から「オレ~!」と言ってしまう瞬間! 一度味わうと、やめられません。

⑤自分の踊りを追求すると共に、教授活動にも力を入れています! 自分が学んだことをすべて教えていきたいです。楽しくが基本で。

⑥いろいろな人の考え方があると思いますが、私は純粋なフラメンコだけでなく、いろいろな形があっていいと思います。その中で流されず、自分がどの形をしたいのか、どのフラメンコの人なのかをはっきり理解しなきゃいけない時代だと思いますが。

⑦自分を見つめ直す年でした。今まで、なんとなくわかっていたけど目を背けていた自分の悪い所を、信頼できる人たちに改めて聞いたりしながら、理解した年です。今はまだですが、今後少しずつその成果が出ればと思います。私にとって2009年はとっても重要な年だったと思います。

⑧身近な一つひとつのライブを後悔しないものにしたいです。また、フラメンコの楽しさを伝えていきたいです!

⑨2月に仲間で「エル・フラメンコ」でライブがあるので、とりあえずそのライブを大成功させたいです!

⑩スペインではスター的な人が出てきて、少しずつ一般的になってきているものの、アンダルシア以外ではまだまだ差別的な考えがあるので、もう少し幅広くフラメンコの良さが広まればと思ってます。日本では、カンテやギター、パルマに興味を持つ人が増えればいいと思います。そうすれば、いい踊り手さんが増えると思います。

⑪すでに注目されている人以外では、コンチャ・ハレーニョです。

⑫会話のように、その人の人間そのものが現れるところが魅力です。また、一人で築くものではなく、バックの全員の力を借り合って作り上げていくものなので、それが上手くいくときの感動は何とも言えません!

⑬私自身の素直な表現方法です!

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

国末しをんさん(バイレ)

①踊りを観ていただいたお客さまに「元気」や「エネルギー」を与えられるような踊りを踊っていきたいと思っています。習いに来てくれている生徒さんには、フラメンコを通じて自分に「誇り」を持てるようになってもらいたいと思っています。座右の銘は「素直」。

②2006年に男の子を出産して、その前後はどうしても子ども中心の生活で教授活動ばかりでしたが、07年に自身のスタジオ「アル・アイレ」ができ、今まで以上に稽古できる環境になりました。自分自身にも余裕が出てきて、ライブ活動も開始しつつあります。教室はカルチャーを含め、金曜以外週6日開講。

③べレン・マジャ。1992年に渡西し、マドリードの「アモール・デ・ディオス」のクラスを見学し、「私が好きなのはこの人だ!!」と、私の中に衝撃が走り、一目惚れし、それまで住んでいたセビージャを引き払い、彼女の生徒になりました。フラメンコにモダンな要素を取り入れた先駆けとなった彼女ですが、そのころからどんどん「ベレンの世界」を創り出していったと思います。「エル・フラメンコ」に自分のグループで来日したときも通いました! ベレン本人はこの言い方を嫌がりますが、今でも私の中の「女神」です。

④舞台を観てくださったお客さまに「なんか、元気になったわ!」と言ってもらえたとき。生徒が努力を重ねて稽古し、生き生きと踊っている姿を見るとき。

⑤クラスで指導するとき、「振り」だけにとらわれないで、そこに至る心情とかリズムの流れとかを、生徒自身がしっかりと感じて踊ってもらいたい、と思っています。そのためにも、「使える身体」を作るために、ピラティスなどをとり入れています。

⑥この5年間くらいほとんど、公演を見ていないので、DVDなどの情報しかありませんが、日本人の技術のレベルもすごく上がったと思います。地方でも教室やサークルが増えて、フラメンコの愛好者の幅も広がっていると思います。

⑦6月に第12回の発表会があり、生徒たちがものすごく熱心に稽古し、フラメンコに対する興味が強くなってきているので、うれしい限りです。9月に「岡山スペイン協会」が発足し世話人になっているので、フラメンコのみならずスペインについて、さらに勉強を重ねたいと思っています。

⑧スペイン人アーティストを招聘した公演、クルシージョなど。地方でもフラメンコの裾野が広がれば広がるほど、レベルや認識の差も広がっていきます。私は「フラメンコ」に対する尊敬と感謝の気持ちを忘れずに、自分の追求するフラメンコを岡山で発信していきたいと思います。

⑨私はどちらかというと「踊り手」であるより「指導者」の役目が多かったように思います。それは自分の性格にとても合っているし、成長する生徒を見守っていくのは本当に幸せで大好きなことですが、もう少し(舞踊生活25年にもなるし......)「自分の踊りに磨きをかけたいなあ......」と思っています。お客さまと間近に触れ合えるライブ活動などに、もっと積極的に参加したいと思っています。

⑩私が始めたころ(85年)から考えると、フラメンコ人口はものすごく増え、日本にいながらにして、スペイン人のクルシージョが受けられたり、DVDやソフトが充実していたり、すばらしい環境になったと思います。これから先どうなってゆくのか、どのような方向性か? ......何ともコメントしようがありません。ごめんなさい。このままでいいような気もするし、なんとなく没個性になっているのかなあ、という気もするし......難しいです。

⑪わかりません。すみません。

⑫舞台の上で、歌、とギターと、踊りが、共存したり、戦ったり、混ざり合ってゆくときのエネルギーの強さ。

⑬私にとっては、自分自身に「誇り」を持つことを教えてくれた、生きる指針。

坂井旗江さん(バイレ)

①風が吹いてきたら逆らわないで吹かれてみる。人の言うことは拒否せず鵜呑みせず。座右の銘「触れる神には触っちゃえ!」かな。やりたいことをたくさんやる。やりたくないことも少しやる。

②なんだか8月から舞台がたて込んでいる。タブラオがおもで、友人から誘われた劇場でのイベント、自主企画など。クラスは週4日。自分の練習をもっとしなくちゃ。

③ヘレスのサンデマンのボデガで観たフラメンコ。

④踊っているとつまらないことで悩まない。ビールがうまい。

⑤自分をよく見る。客観的に見る。腹筋。中心。呼吸。

⑥いろんな人、踊りがあって楽しい。フラメンコがメジャーになって、「ipod」でもかなりの音楽がダウンロードできるのがうれしい♪ ギタリストや歌い手も増えた。日本の若い人がどんどんフラメンコになっていく。すごい! 観ているだけで若い人から勉強できるなんて♪

⑦新婚生活とともに厳しいフラメンコ生活を迎えた。自分のフラメンコをまた新たに探していこうと思う。

⑧自分のフラメンコを見つけたい。

⑨自分のスタンスでフラメンコをやっていきたい。

⑩私はわかりません。自分のことで精いっぱいで......。フラメンコへの愛情と尊敬があるままでいたらいい。

⑪ずばり私。だってまだまだ課題があるから。どう乗り越えていくか楽しみ。

⑫1+1+1=たくさん! すごいことになれる!

⑬友人、恋人、夫......時に厳しく時にやさしい。でも、いったん信頼がなくなるとなかなか戻ってこない。なくても生きていけるかもしれないが......試す勇気はない。

山室弘美さん(バイレ)

①とくにありません。

②充電期間。

③エル・トロンボのクラス。

④こんな自分に感動してくれたとき。

⑤歌(CD)を聴きまくっている。

⑥すてきだけど表面的。

⑦ゆっくりしちゃった。

⑧回答なし。

⑨まじめにがんばる。

⑩もっと根っこの部分にスポットを当てるべきだと思う。

⑪踊り手、ダビ・パニアグア。踊りが好みだから。2010年だけでなく。

⑫美しく力強い生命力。コンパス。

⑬まったくわかりません!

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

香川マサノリさん(ギター)

①「継続は力なり」、「天は自ら助く者を助く」。

②故郷の香川から東京に戻ってきました。

③パコ・デ・ルシア。カマロン。キース・ジャレット。

④フラメンコだけでなく、いろいろな多種のアートに触れて、心のひだが増えたと感じるとき。

⑤現在取り組んでいるコンサートの用意。相変わらず、一つずつ大事に造っています。

⑥次世代の強いリーダーを求めているか、見失っていて、とりとめのない感じ。

⑦未知。

⑧不識。

⑨未定。

⑩始源から決まっていること。各々が自力でそれを見つけて、努力するしかないでしょう。

⑪未知。

⑫あらゆるものを受け入れる懐の深さと、それを許すだけの強い規則性があること。

⑬最も秀でた音楽・舞踊ジャンル。

高岸弘樹さん(カンテ)

①誰にも媚びない。

②『meloquín』ツアー企画中です。その他自主企画を中心にいろいろ考えてます。ワークショップもやってます。

③カマロン全般。

④ライブで楽しかったとき。新幹線でグリーンに乗れたとき。飛行機でビジネスに乗れたとき。スイートルームに泊まれたとき。新鮮な海産物。うまい地鶏、南国のゆるーい感じ......などなど。

⑤自主企画ライブ、CD販売。ワークショップ。

⑥スペイン:最近のスペインの状況は「YouTube」でしか知らないが、いいものはカジェにある。道端でのフエルガ、すごい歌い手がいる。たぶん、素人のヒターノやと思うけど。やっぱり、ヒターノはものすごい。日本:一概にはなんとも思わない。多分自己防衛的になんとも思わないようにしてる。

⑦まだ、途中なので考えないほうがいい。がんばってる途中なので。

⑧自主企画中心で活動しながら、金持ちになりたい(無理?)。フラメンコは歌だ。「星のフラメンコ」はフラメンコではない。

⑨重複するので省略。

⑩そんなものはない。みんなそれぞれ一所懸命にやって結果として業界・社会にひとつの影響があれば、それはそれぞれが正しい。

⑪自分。

⑫歌。

⑬歌。

高橋英子さん(バイレ)

①私にとって第2の故郷であり、現在も往復しているグラナダの古い唄や庶民の唄、踊りを教授活動や舞台活動に取り入れ、それらを日本で少しずつ紹介しています。そのことに少し使命感を感じています。

②教授活動を小規模ですが続けています。10月より再開した、私の教室「クルソフラメンコ」では、新しい試みとして、振付クラスを教室以外の方も参加できるオープンクラスとしました。来年の3月までゆっくりやります。初級基本クラスでは、基本練習の他に簡単なタンゴとブレリアを勉強します。

③それはやはり生身のフラメンコに近くで接することでしょうか。仕事でなく、単に楽しみでやるフィエスタやフエルガといいますか......。今ではなかなか機会がないのですけれど。自分の舞踊活動では、昨年の自主公演『GRANAINA Y MEDIA』です。今のところ、これを励みにしています。

④やはり、自分の公演なりで踊りを観てくださった方々に感動してもらえたり、幸せな気分になってもらえたり......。また、習ってくださる方々に勉強になったと満足してもらえたり......。そういうときでしょうか。

⑤自分のフラメンコ半生を今の時点でまとめることです。そして、これからの人生をいかに踊っていくか? 模索しているところです。また、教授活動をもう少し活発にしたいと悪戦苦闘しています。

⑥一部の傾向として、フラメンコの技術的発展とともにアーティストの演技や舞台作品が難解になってきたように思います。工夫を凝らしたステージで、さまざまなアイディアで、かなり手の込んだ作品も多いようです。かなり高度な技術を持った若いアーティストも増えてきました。そして、フラメンコの商業化も進み、いい意味でも悪い意味でも多様化しているようですので、各自の認識が大事だと思います。

⑦昨年は、何か自分でも不思議なくらいのバイタリティで活動しました。今年は春にその勢いが崩れ、身体が休養を強いられた年となりました。

⑧そうですね......。やり残している公演をなんとか実現させたいものです。

⑨来年は生徒発表会をグラナダで行いたいです。それは私の教室活動「クルソフラメンコ」発足時から抱いていた夢です。グラナダの人たちも喜んでくれます。私に着いてきてくれる生徒さんたちにもいい思い出になれば、と思っています。

⑩なんとも難しい質問で、どう答えたら的確なのかわかりません。思うに、フラメンコが育ってきた昔と現在では時代背景が違うので、フラメンコの在り方もずいぶん変わってきたかもしれませんね。その時代、その時代にいろいろな傾向、試み、そして問題点があるかもしれない......。大切なのはいつでも過去を振り返り、先代の築いた土台のもとに新しい時代の息吹を肥やしとしつつ、豊かなフラメンコ芸術の発展に尽くすことではないでしょうか。

⑪マリーナ・エレディア(カンタオーラ)です。今、乗りに乗っています! 彼女は生まれ育ったグラナダの古い唄を、そのアイレを大切にしています。温めています。そして、それを今のスペイン内外に発信しています。もう1人、フアン・アビチュエラ・ニエト(ギタリスト)です。フアン・アビチュエラの孫で、ギターを始めてまだ6年なのですが、やはり血筋ですか......。このところ、凄味を増していて将来が楽しみです!

⑫やはり、その音楽のすばらしさなんですが......コンパスに乗ることの心地よさでしょうか。日本人には異国情緒みたいなものもあるかもしれませんね。思い立てば、勉強することは山ほどあって、知れば知るほどおもしろくなり、いろいろ見えてきますよね。

⑬これもまた難しい質問で......。改まって考えても言葉が見つかりませんね。昨年『フラメンコを友に30年』というライブをやりました。私にとっては永遠の友ということでよろしいでしょうか......。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

吉川二郎さん(ギター)

①コンサートスタイルのフラメンコギターにこだわり、ギターの表現の可能性を追求すること。「継続は力なり」。

②全国各地でのコンサート活動に精を出している。ギター教室は宝塚と大阪(月2回)、東京・静岡・富士(月1回)。

③フラメンコギターを始めたときからの憧れであったマヌエル・カーノに師事し、全国21ヵ所の来日公演(1983年)に同行・共演させてもらったこと。その後、1986年に再来日公演、1988年には自ら師を招聘し全国5ヵ所で公演できたこと。

④フラメンコを通じてスペインという国を知り、訪れたとき。そして、コンサートを通じてスペインの魅力を聴衆に伝えるとき。

⑤一昨年、茨城県石岡市のギター文化館で『フラメンコギターの祭典』を企画し、今年3回目を終えた。マヌエル・カーノ・コレクションのある、この「ギターの殿堂」に全国のフラメンコギターファンを集結させたい。

⑥フラメンコギターに関して言えば、音楽そのもののスタイルや世代が変わっていると思う。昔のものでも、いいものはいいという気持ちを忘れないでいたい。

⑦昨年はギタリスト生活30周年という節目の年だったので、今年は次の目標を定める年でもあったように思う。新型インフルエンザ騒ぎで恒例のスペイン行きが中止になった。

⑧フラメンコギターのコンサート活動を積極的に推進していきたい。クラシックギターにはない表現の魅力を伝えていきたい。数年前から毎年スペインで公演をさせてもらえるようになったので、国籍を問わず自分の音楽を発信したい。

⑨師マヌエル・カーノが亡くなって20周年を迎える。これを記念して、追悼公演を各地で開催の予定。

⑩伝統にすがることもなく、改革に走ることもない。自らを見つめながら、流れるままに任せる。

⑪とくになし。

⑫自分の思いを音にし、作品にできること。

⑬私にとっては、自分らしさを表現するもの。

栗原武啓さん(ギター)

①フラメンコの根本に近づくべく、毎日がんばっております。僕らは外国人になるわけですから、どうしたって本国のアーティストにはかなわないですよね! でも、だからって諦める気はなく、そこに近づけるようにといつも思っております。でも、たまに逸材が現れたりしますよね! たとえば相撲でも、今は外国人のほうが強かったり......古典尺八の世界も、一時いちばん上手いと言われたのはアメリカ人のネプチューン海山というアーティストでした。勝手な思い込みでできないなんて思わず、努力すれば超えられるものもあるのかも、という思いも強くあったりします。僕の取り柄は「スーパープラス思考」なんで、これからもずっとこれでいきたいと思っております。

②今はタブラオは「スペインクラブ」「エルセロ・ドス」などに定期的に出演させていただいております。あと先日、自分のバンド「トラファルガル」のライブをやったんですが、新メンバーにも加わってもらい非常に楽しかったので、今年中にもう何回かライブやりたいと思ってます。10月17日には武田泉さんの「La Fuente」にギターと津軽三味線で出演しました。現在は津軽三味線で踊る曲を作っている最中です。

③非常に衝撃を受けたのは、昨年のヘレスのフェスティバルで観たファルーの公演ですね! 踊りももちろんすばらしかったです! が、そこで初めてアントニオ・レイというギタリストを観たんですが、本当にぶっ飛びました! 高橋紀博さんと一緒に観てたんですが、2人して興奮が冷めなかったのを良く覚えております。あと、エバ・ジェルバブエナの公演もすばらしかったですね! パコ・ハラーナの音楽に華麗にのって踊るエバは、本当に観応えがありました。思い出に残るソフトは、題名は忘れましたが、サビーカスのレコードでアレグリアスやダンサモーラなどが入った作品と、パコ・デ・ルシアの『ソロ・キエロ・カミナール』かなぁ。父親が聞いていて、フラメンコに興味を持ったきっかけになった作品です。

④お客さんに「いいステージだった!」って言われるときですかね! もうそれ以外はないのでは! 「乞食と芸人は3日やったらやめられない」なんて言葉があるくらいですからね。僕はそういう人間みたいです!

⑤まずは基礎練習ですね。これは一生続くんでしょうけど。いろんなCDを引っ張り出してきて、カンテなどを聞き直してます! 昔わからなかったことが今わかることもけっこうあって、勉強になります。あとはギター・ソロをどんどん弾いていこうと思ってます。伴奏にない緊張感と楽しさがあると思いますね!

⑥スペインのフラメンコは着々と新しいスタイルになってますよね! それは自然なことだと思います。どんな世界でも発展していくものだと思いますし! 日本のフラメンコもあとを追っかけて......順序が正しければいいと思います!!

⑦毎年思いますが、とにかく時間の経つのが早いですね! 息つく暇なく今まできた感じです。新しいことにチャレンジして、それが終わったらまたチャレンジの繰り返しですよね!

⑧フラメンコに留まらず、JAZZの世界にも触れていきたいと思ってます。いろんな音楽の世界の人に接して視野を広めていきたいですね! それをまたフラメンコに反映できれば最高です!

⑨今まで通りやるだけです! 「トラファルガル」の活動をもっとしていくこと! みなさんの期待に応えられるようなギターを弾くように努力することです!


フラメンコ界がなんて規模の大きなことは言えませんが、なるようになるのではないでしょうか? 世界中の人に受け入れられるなんてことはないだろうし、フラメンコを担ってる人たちが思った方向へ行けばいいと思います。

⑪アントニオ・レイですかね! 上にも書きましたが、とにかく衝撃です!

⑫私事ですが、すばらしいカンテを聴いたときにとても惹かれますね! 僕は津軽民謡をやってることもあり、歌にとても惹かれます! 職業はギタリストですが(笑)。

⑬フラメンコはフラメンコです! それ以上でもそれ以下でもありませーん(笑)。

弘いずみさん(バイレ)

①フラメンコの土壌・素養がまったくない異国の地において、異国人の私たちがフラメンコを愛し、フラメンコに生きたいと思う。その心はすばらしいですが、あくまでも異国の文化なので、土足で入り込んでしまわぬよう、つねにフラメンコと、フラメンコを育んできたスペイン・アンダルシアの文化・アイレに敬意の念をもって接しましょう。技術だけではなく、その背景にあるgente del flamencoな人々の感覚、感性を感じ、自分の内面を高めましょう。より深く感じたいならば、スペイン語の習得は必須でしょう。例えばアーティストが話すテンポ、話し方、そういったところにもその人の持っているコンパス感、フラメンコ感が宿っていると思えるのです。

②クラスは日曜日以外毎日開催。発表会は年1回。自身の踊り手としてのライブ活動も並行して行っています。

③アンヘリータ・バルガスをはじめ、今まで出会ったすべての方々。ことに家族として私を受け入れ、日々を精いっぱい生きていくことこそがフラメンコなのだと気づかせてくれた、エル・トレオ、スサーナ夫妻。

④「¡Cada momento!」フラメンコに出会ったからこそ、毎日が充実しています。後はライブなどで、観に来てくださった方から「パワーをもらえた!」と言っていただけたときや、レッスン後の生徒さんの充実して幸せそうな笑顔を見れたとき。

⑤つねに自分に正直であること。最低年1回はスペインで過ごすこと。

⑥フラメンコを始めて20年になりますが、本当に多様化してきていると思います。例えば昔はタップとフラメンコのパソはまったく違うものでしたが、今ではお互い影響し合って、「Ida y vuelta」のようなことが起こっていると思います。多様化してきているだけに、自分自身がしっかりとした軸・アイデンティティを持って取り組まなければ、流されてしまうと思います。

⑦充実し、足が地についた、やっと自分がやってきたことが自分で認められた、そんな1年でした。

⑧自身のスタジオがあるので、それをより有効活用していきたいです。例えば週末だけのフラメンコ・セビジャーナスバル、スペイン人クルシージョ、スペイン人によるスペイン語クラス、などなど。実際すでに始めています。踊り手としてはつねに初心を忘れず、つねに向上心を持って、まっすぐにフラメンコに挑んでいきます。

⑨久しぶりにソロライブをやります!

⑩十人十色なフラメンコ。「これこそがフラメンコだ!!」などと決めつけないで、とくに情報を発信する側の方々には、偏った見方は持たないでいてほしいと思います。技術ばかりを追い求めず、そこに根づいている心を大切にしていきたいですね。

⑪アンドレス・ペーニャ。会うたびに新たな魅力が出てきているから。心身ともに今まさに旬、という印象を受けます。

⑫どれだけ追い求めても、底が見えない。「手に入れた!」という充実感がない。それなのに関わっているだけで幸せな気持ちになれる......性悪男にひっかかってしまった......っていう感じでしょうか。

⑬その人の生き様、人生そのもの。今こうして生きて感じていられること、人と関わって切磋琢磨していられることに感謝しつつ、一日一日を精いっぱい全うすること。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

関内邦代さん(カンテ)

①「なんとかなるさ」。

②10月:箏+フラメンコ+ベリーダンス-オリエンタルナイトー(仙台)。11月:普通のフラメンコライブ「稲津清一、二村広美、塚原利香子、柿崎祥子」(「アルハムブラ」)、バンドネオンと瀧本さんとのライブ(エスペランサ)。2010年1月:普通のフラメンコライブ「鈴木尚、稲田進、河野睦、植木久恵(仙台)」。毎月第三週目の木曜日にLAS FLORES MIASのメンバーとして中野「エルセロ」ライブ。

③マリアーノ・カンパージョ、エル・ボケロンなどと遊んだり飲んだくれたりした日々が心の支え。

④知り合いが増えたこと。

⑤世代、業界シャッフル。

⑥ポップス化してるかな。フラメンコの人も、その日の生活に苦しんでいるようなことがなくなったので、おしゃれになってきたと思う。

⑦不景気を目の当たりにしているので、興行が打ちにくいですね。

⑧のんびりやりたいことをやっていこうかと。自分のおかれている環境でやりたいことがシフトしていくから、目指すところと言われると......。

⑨休みたい。

⑩もっと一般人をお客さんにできる環境を作るべき。フラメンコの捉え方は人それぞれだし、興行を打っている私たちは、あまりにもマニアックな部分は自分の楽しみにとっておいて、一般化するべきだと思う。

⑪回答なし。

⑫んー、わかんない。わからないけど続けている。

⑬「生きること。感じること」を人と分かち合う。それをスペイン語で独特のリズム感で表現しているんじゃないかな。ショーフラメンコじゃない部分がフラメンコなんだと思う。

丸岡みゆきさん(バイレ))

①生徒には、ソロを踊らせるようにしています。

②タブラオ出演+ボランティアで出演+教室は週に6回。

③マヌエラ・カラスコ氏の公演とクルシージョ。

④生徒がソロを踊ったとき。

⑤踊りも音楽なので、音を無視しない。

⑥創作が多すぎて(スペインも)、好きじゃありません。

⑦地道にコツコツとやっておりました。

⑧フラメンコに近づきたいです。

⑨フラメンコにもっと近づきたいです。

⑩回答なし。

⑪ファルキート。活動を再開したから。

⑫私に向いている......気がする......。

⑬Vida!

鬼本由美さん(バイレ)

①時の流れとともに、自分の感じ方、解釈は変容しようとも、フラメンコの本質を求める良心だけは失わないように自戒しております。ライブに向けては、練習以外の時間も含めて準備期間をいかに過ごすかを考え、本番で最大限の集中力を発揮できるよう、努めております。

②日々クラスを行いつつタブラオなどに随時出演し、ライブ活動をしています。近ごろはレギュラーではなく単発での出演が多いので、一期一会の精神で臨んでおります。

③回答なし。

④自分一人では決して出し得ないエネルギーの発露を感じるとき。お互いに相手の本気を引き出し合っていると体感し合えるとき。

⑤回答なし。

⑥回答なし。

⑦回答なし。

⑧回答なし。

⑨回答なし。

⑩日本人が日本文化と対照をなすといってもよいほど、異質なフラメンコをやっているという事実を意識し、自覚することが必要と考えます。ぶつかり合いを巧妙に回避し、中庸に収斂しがちな日本社会という土壌で、相反する性格を持つフラメンコという外来種がどう育つかは、私たちにかかっていると思うと、身の引き締まる思いです。

⑪回答なし。

⑫ズバリ、アンチ・カラオケなところ。個と個のぶつかり合いから、自ずと求められる極度の集中。そんな中から出る凝縮されたエネルギーと絶妙のバランスなど。そのライブ感。つまり自分勝手に盛り上がれないこと。

⑬個の力を存分に発揮する三者(カンテ、ギター、バイレ)の相乗効果が生み出す非日常な時空間。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

河野マヤさん(バイレ)

①「地に足のついた、どっしりとしたフラメンコ」をモットーに、活動しています。

②現在日本で、教授活動を中心に後進の指導にあたっています。

③この世に、奥深いフラメンコを残していった今は亡きチャノ・ロバート、チョコラーテ、マリオ・マジャなど......。

④自分が踊らなくても、聴いていても観てもフラメンコを感じることができる時でしょうか?

⑤数多くあるお教室の中、せっかく私の教室に来てくださっている生徒さんのために、日々全力投球でクラスを行っています。生徒さんたちが、「フラメンコ」を踊れるよう試行錯誤中です。

⑥日西ともに「新しいフラメンコ」を求めているんでしょうね。でも、必ずしも「新しいフラメンコ」が必要なのかは、疑問です。昔のままの、奥深いプーロなフラメンコでは満足できないのでしょうか? 結局、ブルース、ジャズっぽく、そしてバイレはアクロバティック・コンテンポラネオに近くなる傾向が目につく気がします。マノレーテが、ウン十年同じソレアを踊って受け入れられるのは、やはり天才なんでしょうね。

⑦とても実りある年でした。生徒とともに自分自身数多くのフラメンコを吸収しました。

⑧しばらくは教授活動を中心に、東京、静岡、仙台で後進の指導にあたります。地方に教室を開き10数年。最初は、東京の生徒とレベルも考え方もあまりに違っていましたが、やっと地方差が埋まりました。

⑨多くのことを求めず、ただフラメンコを追求し続けていきたいと思います。

⑩フラメンコをあえて「日本のフラメンコ」「新しいフラメンコ」としていく必要はないと思うので、「フラメンコ」として敬意を持って次の世代にそのままの「型」で残せるようにしていきたいです。

⑪スペインは、若手のカンタオーレスの活躍が目立っているので、注目です。

⑫"FIN"がなく、追求し続けても、新たな発見が多いところでしょうか。25年間フラメンコに携わっていますが「全然飽きない」ところです。

⑬「フラメンコ」は「フラメンコ」。神秘的で、人間がその場、その時ごとに創り上げている魂みたいなもの。

花岡陽子さん(バイレ)

①身体作りをしなければ、舞踊表現はできない。「急がば廻れ」。じっくり取り組みたい。

②週2回都内(周辺)、月1回地方で教えている。年1回恒例の舞台、2年に1回自主公演。休暇は海へオゾンを吸いに!

③好きな公演(内外の)のDVDを観る。好きなアーティスト(今のところスペイン人)のDVDを観る。

④手、足、身体、つまり五感を全部使って表現したとき。いい汗をかいたとき。

⑤成長していく生徒さんに、再び上を目指して精いっぱい思いを伝えること――手作りの公演を目指して――。

⑥より進化を求めてがんばっていることに感動します。

⑦分野の違う多くの人たちとの出会いのあった年でした。

⑧感動、心に残る(人たちに)作品を作る。

⑨『ANIFバイレの祭典』、恒例の生徒さん中心の舞台、自主公演。できるだけ多くの公演を観る。

⑩フラメンコを追求していくことと並行して、日本人独自のフラメンコを生み出す努力をしていきたい。

⑪たくさん注目の人が多く、特別とり上げることができない。

⑫「踊りは言葉」「音楽も言葉」「フラメンコも言葉」。人に(人の心に)響く表現ができる芸術。

⑬フラメンコ(flameの炎の意味も含む)。バレエ、モダンダンス、東洋の民俗舞踊など、すべての踊りを経て"究極の踊り"だと思う。

鴨下和美さん(バイレ)

①人事を尽くして天命を待つ。

②ライブ活動としては、毎週月曜日にレギュラーライブ、奇数月の第1水曜日と不定期に入るライブを行っています。生徒さん中心の地元のお祭り野外イベント、ジャズや日舞の方とのコラボレーションにも挑戦中です。スタジオは毎日開けていて、クラスは週5日開講し、イベントのない日曜日は個人レッスンや、発表会に向けて自主練する人たちへの貸し出しで、ほぼ埋まっている状況です。

③初渡西のときに公私ともにお世話になった故ラウール師匠と、奥さまである紀子さんから教えていただいたフラメンコと、フラメンコ三昧の1年半のスペイン生活。

④公演やライブで、観てくださったお客さまが感動してくれたとき。さまざまな感想や言葉をいただいたとき。踊ることで、さまざまな気持ちや感情を消化できたとき。たぶん? 踊っていなかったら狂っていたかもしれません(苦笑)。フラメンコに助けられて、フラメンコがあるからどうやら生きていられるので、フラメンコに感謝しています。

⑤歌い手の呼吸を感じて、その時々で、自由に自在に踊れるように、ライブで修行中。それと同時に、後進を育てるためのクラスのあり方を試行錯誤中。

⑥「今、フラメンコは転換期を迎えている」と言われているのですか? 今、自分のスタジオ「イリス」は過渡期と転換期を迎えています(笑)。

⑦年明け早々に決まったライブは、2月の1ヵ月間ほぼ毎日踊るというもので、3月からは毎週レギュラーライブになり、前へ出た1年でした。この2月の1ヵ月間のライブで、精神的にも肉体的にも自分自身が大きく変わり、輪が広がり、イリス全体も大きく変化しました。イリス15周年と気がついたのは、その後でした(苦笑)。
 
⑧ライブは新鮮であること。一緒に行うメンバーがつねに新鮮な気持ちで楽しめるライブを企画していくこと。全国ツアーをやりたいです。楽しみながら成長していける教室であること。楽しくて練習をいっぱいしていたら、いつの間に上手くなって講師をやってる、ライブで踊ってる、という教室にしたいです(笑)。

⑨力を蓄えながら熟成し、今年できなかったチャレンジをしていきます。

⑩ジュニアが育つ土壌作り、裾野を広げる努力。マニアックからメジャーへ。敷居が高いなんて言わせないフラメンコを。

⑪回答なし

⑫アーティストの生き様がそのまま反映される人間臭いところ。

⑬エネルギーの源、宝庫。


アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

安田光江さん(バイレ)

①踊り手として=学ぶ姿勢をいつも忘れない。スタジオ経営者=なるべく安い費用で楽しく通える教室経営。

②教室=週6日開講。ライブ活動=プロダクションから委託されたフラメンコ・ショーの企画・出演、スタジオ・ライブの企画・出演。

③毎年ヘレス・フェスティバルのクルシージョ参加と公演三昧。ここから毎年の課題をいただいております。

④曲を構成し、踊り込み、衣裳、アーティストの力を借りて、人前で披露できた瞬間。毎年開催する発表会で、生徒たちに、フラメンコに出会えた喜び、1曲を精いっぱい踊り切れた喜びを感謝された瞬間。

⑤年々衰え続ける肉体と精神の立て直し。バレエ、ヨガに続き、昨年から空手も始めてみましたが......(?)。

⑥多種多様なスタイルがあり、公演を観ていてもおもしろいと思います。日本では、教室も増え、来日するアーティストのクルシージョも増え、学びやすい環境になり、フラメンコはもう珍しいものではなくなり、仕事として理解してもらえるようになったと思います(以前は心配されておりました〈笑〉)。

⑦1〜3月までは、イベリアのクルシージョ、ヘレスのクルシージョと精力的に学びました。それ以降は、発表会の仕込みなどに追われて、終わっても脱力状態。年を感じます。秋冬にかけて、スタジオ・ライブで生徒たちと修行しようと思います。

⑧私にとってフラメンコは人生修行の一環だと思っております。フラメンコから取得したものをすべて、みなさんに還元できたらうれしいのですが......。すばらしい芸術であるフラメンコ、それを伝える末端の宣伝役でいいと思います。

⑨四谷区民ホール、「エル・フラメンコ」などで共演した、インドのカタック・ダンスとの作品を、もう一歩詰めて作り直し、舞台で踊りたいと思っております。

⑩みんなそれぞれが目指す方向に進めばよいのではないかと思います。日本人としては、あくまでもフラメンコはスペインの芸術であることを踏まえ、敬意は払うべき。

⑪エバ・ジェルバブエナ、ラファエラ・カラスコ、メルセデス・ルイス、イサベル・バジョン。今年観た公演ですばらしかった。

⑫音楽として、私にとって世界一。ときどき別ジャンルに凝って浮気をしても、最後はフラメンコに戻る!!

⑬いろいろな生き方があるのにフラメンコに従事しているのは、なにか意味のあることだと思っております。贅沢ですが、フラメンコは私にとって「空気」のようなもの。なければ生きられない、そんな感じがします。

伊藤日出夫さん(ギター)

①コンサートフラメンコギターの定着。座右の銘は「ギターは心」「人生は希望」。

②9月に『コンサートフラメンコギターの祭典』(石岡)に出演。教室は金・土曜日(木曜日も可)。

③1954年、帝劇公演の河上鈴子。

④ドゥエンデが入っているな、というとき。弟子にもその瞬間を教えている。

⑤練習あるのみ。1日に6曲~10曲を3回!

⑥踊りが主体になり過ぎて、ギター演奏が少ない。本来、踊り、唄、ギターは平等。有名な人が歌舞団を作る。

⑦愛妻(ともにギターを育てた)の死。9月『フラメンコギターの祭典』。11月25日三越劇場(昼・夜)。

⑧フラメンコギターコンクール。

⑨さらにコンセルティスタ・フラメンカの育成、指導。

⑩踊り主体は舞踊団の隆盛。カンテ主体。ギター主体歌舞団の育成。

⑪育成中(使命)。

⑫ドゥエンデの入った演奏。

⑬生き抜く力。

沖仁さん(ギター)

①自分の音楽を多くの人の心に届かせたいと願って活動してます。

②コンサート、レコーディング、その他もろもろ。

③ヘレスのアフィシオン溢れるフラメンコ。

④他のジャンルに触れていて欲求不満を感じたとき。

⑤次のアルバム制作。

⑥ちょっと行き詰ってきてしまっている印象があります。

⑦コンサートスタイルのフラメンコギターに真剣に取り組みました。

⑧自分の役割を模索しながら、まっすぐ進んでいきたいです。

⑨回答なし。

⑩それぞれが、やりたいようにやればいいのではないでしょうか?

⑪回答なし。

⑫人間の営みがみんな含まれてしまうような、包容力があるところ。

⑬自分が思い描くフラメンコ像といえば、ヘレスのサンティアゴのヒターノたちです。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

マヌエラ・ラ・ナランヒータさん(カンテ)
   ①フラメンコのカンテを、スペインで師匠に教わったことを忠実に守りながら、日本でももっと多くのみなさんに愛していただけるようになることを目的として活動しています。


②日本ではカンテとフラメンコ理論の教授活動として、東京でレギュラーを6クラス、大阪では短期講習会を定期的に開いています。東京は開講して9年目で発表会を4回開催、大阪ではすでに講習会を40回以上開講しています。歌唱活動としては、踊りバックのカンテの他、カンテ・ソロのライブ活動も積極的に行っています。また、スペインでもライブ活動と、本年セビージャのスタジオでの教授活動を開始いたしました。

③心のよりどころは、なんといっても師匠のナランヒート・デ・トリアーナです。彼に教わったカンテ、そして、フラメンコの考え方は、私のフラメンコ活動すべての基本になっています。

④歌手としては、お客さまに喜んでいただけたとき、お客さまと心が通じたと感じたときが、一番よかったと思います。それから、お客さまが私の歌を通してフラメンコのカンテというものを知って、興味を持ってくださったときもうれしいです。そして、心の通った生徒たちと一緒に学べる時間は、本当に幸せな瞬間です。そういう人々との出会いは、フラメンコをやっていなければなかったことだと思います。

⑤日本では、カンテ・ソロのライブ活動と、ソロでコンサートができるレベルの歌手の養成に力を入れています。
 
⑥スペインでも、フラメンコは大きな転換期を迎えていると思います。他の音楽でも同じような問題が起きていますが、一般の人々は携帯用機器で音楽を聴くことが中心となり、じっくりと聴くタイプの音楽であるフラメンコは、大衆に受け入れられにくくなっているようです。
 
⑦長年の夢だった、セビージャにカンテ教室のスタジオを用意することができました(スタジオのオーナーは、同じくカンタオーラで、ナランヒートの姪でもあるチャロ・サンフアンです)。今後は、スペインでの公演活動、教授活動に、より力を入れていけると思います。

⑧日本の一般の音楽ファンのみなさんに、カンテというものを認識していただくことが第一目標です。日本でももっと多くの方にカンテを知っていただけたら、もっと違った形での活動ができると思います。
 
⑨今まで通り、日本の音楽シーンに情報を発信して、少しでも多くの方にカンテを認識していただけるように、努力し続けたいと思います。そのためにも、一般のライブハウスでの活動も続けます。また、スペインでの活動も、セビージャのスタジオを足掛かりとして、今まで以上に力を入れていきたいです。
 
⑩スペインでは、フラメンコは瀕死の状態だと言われて久しいと思います。ですから、今私たちがなすべきことは、フラメンコをしっかりと守り、後世に伝えていくことでしょう。今までにもフラメンコは流行していた時期と、そうでない時期があり、それを何度かを繰り返しています。焦って奇をてらったりせずに、基本を守り、きっちりと伝えていくことが大切なのではないでしょうか。

⑪多くの若いフラメンコ歌手、すべてのカンテ練習生に期待しています。彼らには、フラメンコを後世に伝えていってほしいからです。
 
⑫カンテについてですが......わずか1、2時間のコンサートで、観客は楽しい、悲しい、苦しいなどのあらゆる感情を味わうことができ、心のストレッチ、デトックスになることです。どんな歌よりも、観客の心をゆさぶることができるのが最大の魅力だと感じています。

⑬共演者同士、そして演者と観客、そんな人と人とのつながりをもっとも強く感じられるものだと思います。私が出会ってしまった、なんとも不思議な、そして苦しく悲しくも幸せな世界です。

大下美登里さん(バイレ)

①もちろんフラメンコは、先生も生徒も上達することをモットーにしています。当スクールは、生徒(1対1クラスも)が発表会も出演料4千円でソロを踊っていただけます。先生たちは現在みなタブラオに出演していますので、各先生、生徒ともどもかなり上達しています。

②当スクール、タブラオライブ出演。神戸「カルメン」(毎月第2土曜日)、姫路「ハレオ」(毎月第1土曜日)、総勢30名以上出演中。教室は、神戸三宮、湊川公園、流川公園、西明石、姫路など毎週レッスン開講。

③いちばん心に残る思い出のアーティストは、教室に呼んだソニア・ポベーダです。お兄さんはあの有名なミベル・ポベーダ。6ヵ月一緒に生活をして、生徒さんたちにとっても心に残る先生ではなかったかと思います。あるたった一人の心ない先生のために、当時スペイン人レッスンの生徒がゼロだった西明石教室。「きっと大丈夫」の言葉からはや数年。生き返った教室を見るたび思い出すアーティストです。たいへんお世話になりました。

④やはりどんな生活状態のときにも、なぜか"楽苦しく"続けてしまう自分がいることでしょうか。

⑤各先生、アーティストが、それぞれファミリー的なギター、カンテを持ち、三位一体で上達を目指すことです。

⑥少し以前に、フラメンコがあまりにもお金がかかり過ぎるという時代があったのではないでしょうか。それに拍車をかけるように、いったんフラメンコがやりにくいころがあったように感じています。ですので、日西問わず、フラメンコがどれだけ楽しいかを伝えていける、感じさせてあげられる人たちがたくさん増えることを願っています。

⑦本年は、6月に芦屋ルイホールで発表会を開催し、確かな踊り上達の手応えがあった年でした。各先生にお抱えギター、カンテさんがおられるので、大きな成長につながったと思っています。ギター、カンテ、カホン、本当にアーティストのみなさまに感謝です。

⑧もちろん舞台でのソロ、タブラオ出演を目指す生徒さんをたくさん育てていきたいと思います。一部の人たちが上達するのではなく、みんなが上達していける教室を目指すことが大切だと考えています。

⑨当教室は、10名以上のギター、カンテ、カホンさんなどが来て、レッスン、タブラオ練習、舞台、ソロ・ギター練習をしていますので、踊り、ギター教室も開催して初めて入られた方も経験者の方も、つねにギターカンテとのふれあいが多い教室にしていきたいと思います。

⑩あまり「フラメンコを難しい」という言い方を多くせず、一生かけてものにするという人たちが増えるのが望ましいのではないでしょうか。もっと日本でも、年齢層の幅広いコンクールなどが必要かと切に思っています。

⑪やはり2010年も魅力のあるアーティストは、エバ・ジェルバブエナ。以前から光ったものがあるアーティストですが、自分の空気を持っているという点では、ピカイチです。

⑫この世にたった1人しかいない自分がここにいる、という存在を表現できる踊り。そこが確かなフラメンコの魅力です。

⑬みなさんが思っているとおり、人生そのものではないでしょうか。

阿部碧里さん(バイレ)

①オナニー踊り、イタコ踊りはしない。意思の疎通ができる伴奏者と共演したい。

②「アルハムブラ」「ノヴェンバー・イレブンス」でレギュラー出演。その他、都内タブラオ(「カサ・デ・エスペランサ」「サラ・アンダルーサ」など)に出演。東京校週4日、盛岡校月4回、秋田校月2回、赤塚校週日開講。2010年1月より岩手県宮古教室開校。

③回答なし。

④クラシックバレエに挫折してフラメンコを始めたので、自分に無理なくできることがとてもよかったと思う。

⑤とくになし。今まで通り。

⑥暴れん坊が多くて残念。日本は、歌い手とギタリストがもっと増えてくれるとうれしい。

⑦初めてのことが多い年だった。秋田でのクルシージョ。東北各地での体験レッスン。異ジャンルとのコラボレーション(篠笛:8月7日の「カサ・デ・エスペランサ」。ベリー:12月12日「ソナンタ」)。

⑧回答なし。

⑨自分のことでは、人に習う機会を増やしたい。対外的には東北の企画があるので積極的にがんばりたい。

⑩回答なし。

⑪2010年注目かはわからないが......ロシオ・モリーナ、ラファエル・エステベス。とにかく、観てすごいと思った。

⑫いい加減なようできちんとしているところ。

⑬フラメンコは「フラメンコ」。他の何物でもない。なんだろう、と考えても無駄なので、最後まで考えたことがない。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

エンリケ坂井さん(カンテ、ギター)

①フラメンコの神様のことば、師と尊敬する人のことば、そして自らの良心に従って、なるべく楽しく活動しています。

②ライブは月1〜2回出演。教室はほとんど毎日やってます。

③私を導いてくれたアーティストたちの声、音、精神。

④舞台、フィエスタ、その他どこでも、良い演奏、歌が歌えたとき。すばらしいアートと触れ合ったとき。

⑤カンテ伴奏、カンテ。

⑥世の中がどうなろうと我が道を行くので、それほど現在のフラメンコ・シーンを気にとめていない。ただ、日本でも歌う人が増えることは喜ばしいと思っています。

⑦一つの区切りの年でもあり、自分をより深めていく大事な年でもあった。

⑧いいギターを弾きたい。いいカンテを歌いたい。地道にカンテのための活動を続けます。

⑨いいギターを弾きたい。いいカンテを歌いたい。地道にカンテのための活動を続けます。

⑩フラメンコとはなにか? それを考え続け、伝統は伝統として絶やさないことです。そのうえで、個人の表現はいくらでもできるのですから。

⑪現代の人も注目していますが、私としては埋もれている昔のアーティストを発掘し続けたいと思っています。

⑫それをする人間の魅力。

⑬私にとっては宗教、「信じるもの」です。

クーロ宮田さん(バイレ)

①フラメンコの楽しさを知ってもらうこと。良さをわかってもらうこと。自分の好きな種類のフラメンコを追い求めること。

②「ファミリア」に月2回出演中。教室は東北沢、金曜夜、土曜昼。西日暮里、日曜昼。高田馬場、日曜昼。個人レッスン週1回。

③映画『バルセロナ物語』。

④出演時は終わって拍手が多かったとき。教室では生徒に喜ばれたとき。

⑤フラメンコをよりわかりやすく指導すること。

⑥男性の踊り手の衣裳がだらしない。とくに、シャツをズボンの外に出して出っ腹を隠したり、出っ腹でない人もシャツを外に出したり......。

⑦なんとかやってこれた感じ。

⑧自分の目指しているものに、自分をできるだけ近づけること。

⑨⑧と同じ。

⑩時代の変化とともに変化しても、すたれないで脈々と生き続けてほしい。

⑪ナシ

⑫魂のときめき!

⑬広くは「芸術性の高い民族芸能」ではないですか? 自分的には「自分の人生」です!

とまーす阿部力さん(ギター)

①継続は力なり。パルマができないということは、踊れたこと、弾けたこと、歌えたことにはなりません! 基本や基礎は永遠に使うこと! 大切に! 宇宙との一体感を感じましょう!

②ライブ:銀座「バル・デ・オジャリア」ギターライブ出演(日曜夜)、門前仲町「鉄板スペイン料理ぼたん」ギターライブ出演(月・水曜)、など。教室:南大沢文化会館練習室「ギター伴奏他オープンクラス(土曜)」。南大沢多摩カルチャーセンター「やさしいフラメンコギター入門クラス」(日曜)。歌って踊るとまーす阿部の総合的レッスン「楽しーじょクルシージョ@各地」(不定期)。

③サビーカス、パコ・デ・ルシア、マノロ・サンルーカル、セラニート、パコ・デ・アンケーラ、飯ヶ谷守康。映画『フラメンコ』『カルメン』。カマロンの全CD、その他。

④カンテ、トーケ、バイレ、パルマなどのアンサンブルは楽しい瞬間。ギターソロ、弾き語り、デュオ、アンサンブル、カンテ伴奏、踊り伴奏と、いろいろなスタイルをやっている瞬間。

⑤第3弾オリジナルアルバムCDと、魅惑のフラメンコギターアルバム制作。多数のライブ活動と各地でのクルシージョ開催。いろんなカンテの練習。パルマの魅力指導。後進の指導。

⑥どんどん現代風になっているのは当然のことなのでしょうが、数十年やってきた模範的スタイルを壊しているところだと感じます。いい点も「どうかな?」と思う点もありますが、物ごとは生々流転しているので、固定した見方はできないと感じます。自然淘汰されるでしょう。

⑦フラメンコギターライブの機会をたくさん与えていただいています。フラメンコの魅力と難しさを感じた精進の年。可能性を広げた年。

⑧フラメンコを通しての自己実現。フラメンコの普及と後進の指導。

⑨第1弾オリジナルアルバムCD 『MI CAMINO"道"』(2000年)。第2弾オリジナルアルバムCD『AL AIRE"空へ"』(2007年)についで、第3弾オリジナルアルバムと魅惑のフラメンコギターアルバム制作。多数のライブ活動と各地でのクルシージョ開催。

⑩スペイン的フィーリングの軽やかなフラメンコ。閉鎖的にならないで広がること。

⑪沖仁:ダントツのフィーリングとテクニック。ビセンテ・アミーゴ:確かなリズム感とテクニック、音楽性、詩人性。とまーす阿部:老いて益々盛ん!

⑫人間的本源の現れであるから、人間の本性を感じ学ぶことができること。カンテ、トーケ、バイレ、パルマなどのアンサンブルは楽しい瞬間。ギターソロ、弾き語り、デュオ、アンサンブル、カンテ伴奏、踊り伴奏と、いろいろなスタイルがあっておもしろい。奥が深いので長年苦しくも楽しめること。

⑬人間の本源的欲求の現れ。大地や宇宙と一体になれる手段としての芸事。自己表現の手段。自己実現の手段。人生そのもの。

アンケート質問事項

①活動の指針、貫いていること、スローガン、守っていること、座右の銘などがあればお教えください。
②ご自身の近況をお知らせください。
③自分の心のよりどころになっているフラメンコをお教えください。
④フラメンコをやっていてよかったと思う瞬間は、どんなときですか?
⑤現在、とくに力を入れて取り組んでいらっしゃることは、なんですか?
⑥現在のフラメンコ・シーンをどう思いますか?
⑦2009年はどのような年でしたか?
⑧将来ご自身が目指していらっしゃるものは?
⑨2010年の抱負をお教えください。
⑩フラメンコ界が目指すべき方向性とは?
⑪2010年注目のアーティストと、その理由をお教えください。
⑫ズバリ、フラメンコの魅力とはなんですか?
⑬最後に「フラメンコって、なんでしょう?」 ぜひ、お答えください!

AMIさん(バイレ)

①座右の銘は「初心忘るべからず」です。スペインで学び始めた時代、「いつも自分の立場を冷静に考えよう。謙虚で、そして真っ白な心の状態で、何でも勉強して吸収してやろう」といつも思っていました。私にとってそのような初心の心を、これからも忘れないようにしていこうと思っています。

②オペラの仕事で、出演や振付けを頼まれることが多くなってきました。今月末にもモーツァルト『ドン・ジョバンニ』に出演します。タブラオも11月とお正月に「カサ・デ・エスペランサ」で。来年は3月は4週連続「エル・フラメンコ」で。夏には大きな楽しいステージを作る予定です。

③マリオ・マジャの『アイ・ホンド』が心の教科書です。そしてミラグロス・メンヒバルが現役だったころの踊り、ホセ・メルセーの声とカンテ。他にも多くのアーティスト名を書きたいのですが、ありすぎて書き切れないです。その他、セビージャで昔のアーティストたちがグラシアたっぷりに話す会話やしぐさを思い出しては「あ~なんとセビージャ! あ~なんとフラメンコ!」と笑っています。

④他の芸術やすばらしいものに対して感じる感動よりも、もっと身体中の細胞一つひとつから絞り出される、説明不可能な恐ろしいほどの深い感覚に包まれるとき。
 
⑤いつもいつも考えていますが「スペインのフラメンコとは?」を再度考え直して自分からスペインのエッセンスが抜けないように、いろいろとやっています。
 
⑥バイレに関しては、ひたすら高度でハイテクニックのものばかりになり、舞踊的にはすばらしいけれど、本来のフラメンコの味とエッセンスが非常に薄くなって残念に思います。スペインでもこうみたいなので、日本はもっとです。
 
⑦自分では重い年でした。自らパワーが出ず、受け身の姿勢でした。でも急に視界が開けてきたので、残りの数ヵ月でエンジンをかけ直しです。
 
⑧純フラメンコはもちろんガンガン踊りたいです。それ以外は、思考が柔軟な踊り、そして振付けをしていきたいです。フラメンコ以外の、幅広いジャンルから振付けを頼まれ、音楽と振付が全くフラメンコでなくても、フラメンコの濃い味が出るものを踊ったり振付けしたりするチャレンジもしたいです。
 
⑨気の合う日本人だけで、スペインに劣らないくらいのエッセンスが出る、そしてうんと楽しい舞台を作りたいと思ってます。
 
⑩日本のフラメンコでしたら、スペインのフラメンコにいつも目を向けて、「本来のスペインのフラメンコとは?」を改めて考え、学び直すことだと思います。カッコいい表面だけを取り入れる姿勢を見直す方向性に持っていけば、少しは変わるかも? と思います。
 
⑪ごめんなさい、よくわかりません。
 
⑫現代人にはない、本来の「人間らしい人間」「人間臭い人間」になれるきっかけを作ってくれる魅力。
 
⑬人の裏の部分をもろに映し出してしまう、謎のもの。そして自分にとっては、酸素・血・細胞かな。

EL POKA岡崎さん(バイレ)

①①私自身がフラメンコな生き方をすること。②45年間前と同じ月謝でやってます。③身体が続く限り踊り続ける。④学べるもの、人、場所など、つねに頭を下げる気構え。⑤今日を大切に今を生きる。今日も呑む。友と語る酒!

②残りの人生をタブラオ・ライブに少しでも多く出演し続けたい。教室は毎日、360日は顔を出したい。残り5日は休憩!

③若かったころ(10代から40代)ガムシャラに踊っていた自分のビデオを観ると、熱く燃えていた青春時代のエネルギーが今の自分を助けてくれるところかな?

④フラメンコと出会って半世紀が過ぎるというのに、未だ好きでいられるし、わからないことだらけのところ。また、少しでも光が見えてきたときです。

⑤自分(私)を信じて集まって来る人たちに、たくさんの間違ってきた学び方や正しいと思う学び方を、すべて伝えること。スタジオ専門虎の巻を完成させるつもり。

⑥他人が進めているフラメンコ・シーンはどうでもいいです。私は、私が見つけたフラメンコ・シーンを一生追い求め、楽しんで生きます。

⑦フラメンコだけで生きていくのは、相変わらず厳しい今日このごろですが、少しずつでも前進していることが、はっきりわかることのできた年のようです。私にとって......。

⑧日本で今まで見つけた私が気に入ったアーティストを定期的にスタジオライブに招聘し、かつクルシージョや講演をお願いし、生徒に混じって学びたい!

⑨タブラオ・フラメンコとテアトロ・フラメンコの違いを、または魅力を生徒たちにしっかり伝えたい! いろいろな場所にあるフラメンコも。

⑩流れに逆らわず、動きに乗っていけばいいと思う。川の流れのように......。

⑪自分だと思う。未だ、衰えてきている肉体を気にせず前進しようとしている馬鹿な男が嫌いでないから。

⑫バイレの部で言うならば、たとえ肉体が病んでいるとしても、そのときある肉体で自分の生き様を表現できるところ。

⑬私は生き方、だと思う。フラメンコを通して今いる自分がレントゲンのように中身まで映し出されてしまうから。今を大切に生きていると、フラメンコしてるなぁって感じられる。誰にでも参加できる、すばらしい怪物です。

yayaさん(カンテ、バイレ)

①数年前、パセオさんから出版されました『アーティスト名鑑』にも書かせていただきましたとおり、「クアドロ・フラメンコで個性発揮!」を今日も貫いております。バイレ、パルマ、カンテを極力同時に練習中もとり入れ、毎回の練習がクアドロ・フラメンコライブ? みたいで、生徒さんたちは楽しみ苦しんでおります(笑)。

②教室=稽古場をJR西大井駅近くに移転し、気持ちも新たにフラメンコを続けています。
ライブ=以前、自身が運営していました横浜・片倉町にある「ドンパコ」も復活。オーナーは代わりましたが、月2回(第2・第4土曜日)踊り、歌っております。
  
③マヌエラ・カラスコ、カマロン。20数年前、セビージャの野外ステージで観たとき。すばらしいとか感動とか、そんなレベルのものではない《なにか》が、私を貫いた感触は未だ健在です。

④強力な意志を保持できている自分を認識できること。みんなで踊り、歌っているとき異国文化ではなく自分たちのメロディと錯覚? するくらい、ノリノリで楽しい瞬間を持つとき。

⑤バイレ、カンテ、パルマと、今までどおりこのままモチベーションを落さず続けていくこと。

⑥昔は遠くなりにけり......と思いたくはないが、いじりのないストレートなバイレが好きなので、なかなかお目にかかれなくなった。

⑦長くがんばってくれている生徒さんたちに結婚・出産・大病・介護・転職などなど......変動がどっときて、喜び、辛さ丸ごとフラメンコ。みんなでみんなで励まし合い、支えあっている最中です。

⑧自身もとうとうこの心境=生涯現役、死ぬまで続けることが生徒へのメッセージ。

⑨⑦の状況を打破し、それぞれ元気で生還・復活してほしい。魅力ある人材が当スタジオにはいっぱいいる。彼女たちを生かせるライブを継続すること。

⑩?

⑪?

⑫飽きない、本当に飽きない。

⑬静寂からバイブレーションを起こし、その鼓動は「外に放出⇔内に取り込む」。自在感情唯一。

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