日刊パセオフラメンコ

2017年10月01日 "最後の野生"アグヘータの遺産!
最新DVD発売

2015年12月25日、享年76歳(諸説ある)で惜しくも亡くなった
マヌエル・アグへータの30年前のライヴ映像。
アグへータ自身が選曲と編集を指揮し、
自らの死の直前にDVDとして、完成し、
長年連れ添った佳奈子夫人の手に託されたものです。
"最後の野生"アグへータ、未来への遺産となるでしょう。

♪パセオで購入された方への特典として、
アグへータ夫人、佳奈子さんの手記が掲載されたリーフレットを
お付けいたします。

"最後の野生"アグヘータ、未来への遺産

野生の血が滾るような、40代のアグへータがここにいる。
昨2015年12月25日、享年76歳(諸説ある)で惜しくも亡くなった
マヌエル・アグへータの30年前の姿だ。
1985年8月、アメリカ、サンディエゴに当時存在した
ペーニャ・フラメンカで撮影された貴重な映像。
「ヒターノに対する偏見の少ない外国人と仕事をするのを好んだ」(佳奈子夫人手記より)
アグへータは、1980年代、サンディアゴを拠点とし、
北米を中心に公演活動を行っていたという。
そんな自由な地だからこそ、ここでの振り絞るような歌声には、
ヒターノとして何ものにも囚われずに生きることの歓びと苦しみが込められ、
いっそう重く響く。
それはまるで皮膚から流れ出すかのような痛みにも感じられるのだ。

そして、"野生"といわれたのは、その歌や風貌ゆえだけではない。
巨匠と呼ばれて知識人や業界人に囲まれて過ごすよりも、
地に足の着いた"暮らし"を愛した。
住む家を夫婦で8年掛けて建造し、
(古い農家を自力でスタジオ付きの2階建ての家に作り変えた)
食物も自分たちの畑で生産し収穫した。
そうして築き上げた"王国"で自由独立を誇り高く貫く、
生きることを真に全うした"最後の野生"であった。

アグへータ自身が選曲と編集を指揮し、
自らの死の直前に完成したこのDVDは、
長年連れ添った佳奈子夫人の手に託された。
"最後の野生"と称されたカンテの巨匠マヌエル・アグへータと
同時代に居合わせた奇跡を噛み締めつつ、
この声が、フラメンコの未来への遺産として、
フラメンコを愛する多くの人の胸に届くことを願って止まない。


収録曲(全9曲)
1. Soleá  Vestida de negro luto
2. Bulerías  A Alemania me voy
3. Fandango  En busca de otro querer
4. Malagueña  Loco y no sentí
5. Siguiriya  Mi hermana Alejandra
6. Romera  Estaba criando pa'mí
7. Tarantos  Hace tres días que no veo
8. Bulerías  Yo te tengo por semana
9. Bulerías  En este mundo embustero

マヌエル・アグへータ(カンテ)
ロドリーゴ(ギター)
1985年8月5日
アメリカ サンディエゴでのライヴ映像
約54分

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DVDアグへータ・エン・サンディエゴ(1985)
価格 4,104円(税込)

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または、ホームページ(http://pfshop.paseo-flamenco.com//)にて。