日刊パセオフラメンコ

2018年06月11日 しゃちょ日記/度量不足

21751883_1446871855390169_480675820023710995_n.jpg

コメントはこちら
─────────────────────────────────
2018年6月12日(火)その3251◆度量不足

とどまることを知らないアメリカの校内発砲殺人。
日本では秋葉原無差別殺人が記憶に新しいが、今度は新幹線内で起きた。
        
こうした現象を「天災」ととらえる考え方がある。
社会と折り合ってゆこうとする人種は多数を占めるが、
社会と折り合えない少数の人種が、
気に食わない社会を破壊することでバランスをとろうとする。
どんな時代・地域であってもそうした現象はある種必然であり、
台風や地震などの自然災害の一部として位置づけようとする考え方だ。

人は皆「紙一重」を生きている。
総論としては納得しやすい論理である。
では各論としてはどうか?
見ず知らずの人間に、一方的に命を断たれた人間が、
自分や身内、親しい人々であった場合、
それが対自然ではなく対人間であるがゆえに、
復讐の激情を抑えることは実際極めて難しい。

だが、人類も私も復讐の連鎖の恐ろしさと虚しさをよく知っている。
ならば事件を未然に防ぐ社会整備を進めるよりないという結論は本筋に想える。
かと云って「精神鑑定→無罪」という図式を容認できる人類ほど
私は寛容ではないことを改めて知った。 

─────────────────────────────────
2018年6月11日(月)その3250◆黙とう

「社会が悪いんでしょうかね・・」

新幹線の惨劇に、経理の万理ちゃんがため息をつく。
即答は出来なかったが、それは違うと感じる。
おそらくそれは彼女も同じだろう。

空気を読んだり、空気を創ることを知らない。
ギブ&テイクで社会が成り立つことを知ろうとしない。
挨拶も返事もしない。
そういうタイプの若者に助言すれば逆ギレを喰らう。
例年喰らっちゃいるが、殺されたことはないので、
運がよかったとしておく。
理不尽な凶悪に立ち向かった38歳の善者に黙とう。

─────────────────────────────────
2018年6月10日(日)その3249◆呑み会シーズン

中野サンプラザを巨大ドームに建て替えるか、それとも存続か?
そして新旧交代。
そこらが大きな争点になってる中野区長選に朝イチ投票。
歩いて二分の投票所は、校庭開放してくれる桃花小学校。
いつもは一家総出のイベントも、あいにくのお天気でジェーは欠場。

朝めしは納豆・おでん定食。       
NHK将棋を観てから、パセオでせっせと決算準備。
今週は呑み会が四本集中、年寄りの冷や酒だわ。

(↓)代々木時代、カフェでとなり合わせた老画伯から進呈されたスケッチ。

34985117_1704535326290486_5330096440590991360_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年6月9日(土)その3248◆おでん日和

ショーブは時の運と云うが、
凛とする菖蒲の立ち姿を運よく眺めることができた。
小石川後楽園から戻り、ジェーにプリンをやっていると、
急におでんが食いたくなって、すぐに買い出しに。
小ぶりで旨そうな里芋の皮をのんびり剥きながら、
ホプキンソン・スミスのリュート(バッハ)にどっぷり浸かる。

今宵は里芋、はす、はんぺん、豚バラブロックがメインで、
ゆで卵、昆布、ちくわぶ、椎茸、こんにゃくなどが協演。
旨そうな匂いに、早くもジェーが浮き足立っている。
夕方の散歩をすませたら、ひとっ風呂浴びて、
塩らっきょとカツオの刺身で晩酌。
ジェーの晩めしタイムにおでんは完成。

34815531_1703786166365402_5584622112426950656_n.jpg >

─────────────────────────────────
2018年6月9日(土)その3247◆気休め

朝湯あがりのストレッチ。
割れた茶碗をご飯つぶでくっつけるくらいの効用がある。

─────────────────────────────────
2018年6月8日(金)その3246◆菖蒲麗し

あす土曜は、午前中に残務を片づけ小石川後楽園に直行、
あの麗しの菖蒲に再会いたす。
散策の友は、鳴神響一最新作『多田文治郎推理帖その2』にてござる。

34686998_1702425393168146_1747446730443456512_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年6月4日(月)その3245◆初見世

月刊パセオフラメンコ、
最新号顔見世!

34509859_1698362650241087_9116348968031223808_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年6月3日(日)その3244◆スーパーギタリスト

本物が浮上してくる時代。
少なくとも、フラメンコはそういうサイクルに入った模様。

34416354_1698320070245345_3839531089940971520_n.jpg
 
2018年6月28日(木)20時
パセオフラメンコライヴVol.93
エンリケ坂井ソロライヴ

エンリケ 坂井(ギター/カンテ)
南 リオ(ギター)
未定(パルマ)

『ショーシャンクの空に』。エンリケ坂井さんのフラメンコを想う時、あの名画を思い出す。希望の灯を失うことなく、ハンマーひとつで忍耐強くトンネルを掘り続けていくあのイメージ。
 二年前のある夜、ダビ・ラゴスをはじめ、ディエゴ・ゴメス、プラテアオといったスペインの名カンタオールらと膝を突き合わせ、ひとりひとりギターで対峙していった光景を忘れはしない。まさにこのエスペランサの客席で自然発生した濃厚なペーニャ。エンリケさんのギターを待ち望む彼らに寄り添い、スペインの故郷の遺伝子さえ震わせるような包容力のあるギターでその想いに応えていた。フラメンコギターに魅入られスペインに渡った青年は、当時未開のフラメンコに飛び込み、歴史的マエストロたちのアルテを体現し、差別の理不尽をも超え、信頼を育てるに至った。
「時代や環境、個人の感性に違いがあっても、アルテに心血を注いで取り組んできた人であればそれは必ずどこかに表れています。時代と共に変わると言ってもその根底には変えてはいけないもの、これ無くしてはフラメンコと呼べないものがあると私は腹の底から信じています」。エンリケ坂井さんにとってのハンマーは、フラメンコを何よりも愛する想い、そして静かな闘争心なのだ。
「ムイフラメンコでありながら楽しい会になれば。乞う御期待!」
 希少なエンリケ坂井さんのソロライヴ。真にフラメンコを探求する者ならば、エンリケ坂井さんのハンマーと共にフラメンコの深淵を掘り下げてみない手は、無い。

 (月刊パセオフラメンコ2018年6月号~井口由美子)

─────────────────────────────────
2018年6月2日(土)その3243◆平和な土曜

待望の菖蒲は来週にまわし、今日は指圧と残務。
久々にジェーさん出社の予定。
晩めしは白ワインでシチュー、
夜は対談のテープ起こし。
平和なりゃこそ。

34105160_1696090773801608_3697218959200747520_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年6月1日(金)その3242◆夢の途中

記事企画、人選、原稿依頼、入稿、原稿チェック、デザイン出し、
校正、修正、再校正、印刷、著者進呈、原稿料振込。
まあ、ざっとこんな手順で編集がひと段落する。
短いもので三ヶ月、長いものでは二年のスパン。

朝イチで6月号の原稿料振込が完了し、
炭火焼の珈琲とともに約三分間、ささやかな幸福に浸る。
歳とともに〝完成〟よりも〝プロセス〟に愛着が深まる不思議。
終わることのない『夢の途中』をスーツケースいっぱいに詰め込んだりして。

34032602_1695121590565193_5334465745180950528_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年5月31日(木)その3241◆野趣な快感

月末の銀行回りと怒涛の原稿依頼、そして湯上りのビール、
続くぬる燗にさっぱりした肴がほしい。
今朝買った瑞々しい大根を、皮むき器で薄皮にむいてゆく。
長さは8センチ、幅2センチ、厚さは1ミリ弱ほど。
合わせは塩と酢と酒とタカの爪、
そこへ昆布出汁といきてえところだが今日は味の素。

うっ、うめえっ!
パリッと活きのいい大根の野趣な快感がたまんねえ。
制作時間は三分、材料費は60円程度。
ビンボー暇なし江戸っ子にゃあ絶好のアテ。

33959212_1694511810626171_3721346337417986048_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年5月30日(水)その3240◆大沼由紀ソロライヴ

2018年6月14日(木)20時
パセオフラメンコライヴVol.91
大沼由紀ソロライヴ
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2018/06/2018614.php#006039

大沼由紀(バイレ)
クーロ・デ・ラ・チクエラ(カンテ)
西容子(カンテ)
山内裕之(ギター)
伊集院史朗(パルマ)

33677573_1691032380974114_8739670200049205248_n.jpg

近年は毎年のようにテアトロ公演を開催する大沼由紀。
テアトロ公演は大変な消耗を伴なうものだから、
どこで踊っても超能力を発揮できる彼女にそこまでの必要はないと
観客サイドは思ったりもするのだが、
大沼由紀の内面に生じた必然性というのは彼女の中では唯一無二の絶対であり、
だからこそ彼女のステージにはこれぞ一期一会!という
重量感と忘れ得ぬ余韻とが伴うのだろう。
               
「例えばボクシングなんかだと、小手先のパンチじゃ効かないけど、
 胴体全体を効かせたパンチなら相手を倒せるでしょ。
 本当は誰でもそのことを知ってる」
ステージ上の大沼の存在感に驚愕し、
その秘密を追及した折の彼女の回答がこれで、
チャラい私は仕事や私事でドジを踏むたんびに、
さらり彼女が云ってのけたこの重たいボディブロウを思い出す。

例年大沼のパセオライヴが終わるころ、彼女のスタジオのある
中野北口のルノアールで数時間討論会(?)をやるのが恒例行事なのだが、
そこでのスリリングな対話からは、一方的に新たな糧を得ることも多い。

「もともと安住したくない人だから、破壊と再生をくり返しています」。
年齢とともに実質を増しながら深化しゆく理由はここにあり、
彼女は休む間もなく自らリスクを引き受け続ける。
有り得ないと考えられていた協演、
鍵田真由美との生と死の二重奏(2015年『infinito~無限』)の耽美なる凄絶などは
日本フラメンコ界至高の伝説となった。
いつでも本気な〝会津の女〟にハズレはない。

 (月刊パセオフラメンコ2018年6月号~小山 雄二)

─────────────────────────────────
2018年5月28日(月)その3239◆ピクニック

表紙と巻頭特集は、9月来日の巨匠カニサレス。
8月号の編集作業(若干増ページ)にメドが立ち、
今日は付随するもろもろ編集事務を片づける。
状況によっては土日連休の可能性も出てきた。
正月以来の大型連休、
お天気と彼の調子次第だが、ご老体同士、
久々に裏の緑道ピクニックもありかもだ。

33943764_1691989074211778_1595600158853169152_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年5月27日(日)その3238◆ご生還

33781697_1690222031055149_5301920003430285312_n.jpg

「たあっ!」
          
パセオから戻った私に飛び込んでくるジェー。
この一週間ほど体調を崩し、いよいよかと覚悟も決めていたが、
どーやら持ち直したようだ。
歯も抜け耳も遠くなり、すでに肉体年齢は私より熟しているご老体だが、
精神年齢的にはいい勝負と云えるだろう。

─────────────────────────────────
2018年5月27日(土)その3237◆トカゲの尻尾

「いいかい、君には見ず知らずの人々の大切な時間を奪う権利なんてないんだよ、
君だってそんなことされたらイヤだろっ?」

そりゃ誰だって人には優しくしたいが、100%仕事に集中している最中に、
まるで無関係な営業電話が掛かってくると、それも本数が重なると、
やるせない怒りがバクハツする。
おそらくは春の新人研修の一環なんだろうが、
自社の社員教育のためによその会社を疲弊させるやり方には許し難いものがある。
呆れたことに、そのほとんどはよく知られた大会社である。

駄目はダメ。        
そういう理不尽を命令する者も云いなりに従う者も同罪である。
自分の利益のために監督やコーチの云うことなら
どんな悪事もやっちまう構造とまったく一緒で、
そんな組織にしがみつくセンス、
しがみつかせるセンスなど分かりたくもないし、
バカ騒ぎ中の忖度問題も同様。

「無責任上司の云うことなんか鵜呑みにしないで、
 事の善悪は自分で判断しなさい」ガチャ

なんだか最近、むかしのご近所のおぢちゃんおばちゃんみたいになって来た(汗

33749739_1689855487758470_3845184886105178112_n.jpg

─────────────────────────────────
2018年5月26日(土)その3236◆日曜はカンテ講座!

さあ、お待ちかね、
あす日曜は石塚隆充カンテ講座!
お題は『カーニャ』である。
タカさんのCD付カンテ教本『カンテ・デ・タカ』第二集は
飛ぶような売れ行きで、第一集はなんと四回目の増版が決まった。 

33686538_1689058937838125_5989786271747145728_n.jpg

講座は13時スタートで90分一本勝負。
場所は編集部の一階のスタジオ・アルソル。
まだ席はあるので、
カンテに初チャレンジされたい方、
フラメンコ界最強イケメンに触れたい方、
善は急げっ!!!
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2018/05/post_100.php#005916

─────────────────────────────────
2018年5月24日(木)その3235◆天の女王

33207372_1686518848092134_524440769839235072_n.jpg

女王の貫禄。
今宵の川島桂子ソロライヴは超満員の模様。
ギターはあのエンリケ坂井である。
そう、知ってる人は知っている、きっと何かが起こることを・・・。

開演前に高円寺で「しゃちょ対談」取材。
ゲストはフラメンコファンにはもうお馴染みのあの人気小説家である。
どうしても川島&エンリケの一期一会に立ち会って欲しくて、
茅ヶ崎在住のこの超ご多忙作家を無理くり招いた。

先ほどより準備運動的に『天の女王』を再読中。
この作品、装画はあの大和田いずみさんである。
で、この絵よくみると川島に似てねー?

─────────────────────────────────
2018年5月23日(水)その3234◆謙虚な性格

33114665_1685107391566613_949371399447773184_n.jpg

「地球じゃなくて、
 宇宙唯一の月刊フラメン専門誌なんじゃないの?」

フラメンコ協会の田代淳事務局長がそう笑う。
だが、この広い宇宙のことだから、例えばM78星雲あたりに、
もうひとつくらいはあるんじゃないかとゆーのが私の考えであり、
こういうところに私の謙虚で繊細で控えめな性格が出てしまうのであった。

─────────────────────────────────
2018年5月22日(火)その3233◆風邪

ふぐ、アワビ、鮎・・・
ゆうべの新入社員歓迎会で風邪を引いた。
おれじゃなくて財布ががが

──────────────────────────────
バックナンバーはこちら