日刊パセオフラメンコ

2019年12月28日 しゃちょ日記/芸って何?

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2020年2月12日(水)その3792★芸って何?

パセオライヴ五回目の登場。
明日は小林伴子バイレソロライヴ。
もちろんあの超絶パリージョもセットだ。
底力で勝負する不動の協演陣も頼もしい。
フラメンコ初めての方もフラメンコ通も
同時に満足させる鍛えの入った芸。
「芸って何?」
得心できる有力な回答が、いつもそこに在る。

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2020年2月13日(木)20時開演(19時半開場)
高円寺・エスペランサ
【出演】
バイレ/小林伴子
カンテ/遠藤あや子
ギター/三澤勝弘 山﨑まさし
【料金】4,500円1ドリンク付(赤ワインorウーロン茶)
【主催】高円寺エスペランサ×月刊パセオフラメンコ
【ご予約】 
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール:selva@tablaoesperanza.com
         
写真は大森有起、忘備録執筆は関範子、当日撮影は井口由美子

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2020年2月11日(火)その3791★使えねえタイプ

日曜晩のエンケン『私刑人』は観応えがあった。
被害妄想的私怨などではなく、
私刑人の怒りの正当性・正義性は充分すぎるものだったから。
あの『デスノート』のように、
それでもそれが正解ではないことも分かっちゃいるが、
本音では私刑人の肩を持ってる自分がいる。

一方、心のバランスを失調しかつ攻撃性に富んだ人たちの理不尽な言動で、
訳も分からず苦しめられる善意の人たちが、私の周りにも幾人かいる。
昨秋あたりからそれら狂事は異常に多い。
コンプラブームには人類がここらでワンステップ上をめざす社会的必然を感じるが、
己の在り方を省みない被害妄想的私怨が、
そうしたブームを曲解しながら便乗する傾向にはゾンビ的不気味さがあって、
過渡期の難しさを痛感する。

そもそも正義の概念そのものが揺らぎ始めた現代。
例えば、人類を中心とするか、地球を中心とするかによって
「正義」の内容は大きく変わってくる。
人はそれぞれ、本能と理性の狭間にあって、紙一重の選択を生きている。
その紙一重のエッセンスは「協生」だと推測できる。
だからどうあれ、キレてはいけないテロってはいけない。
そこでもう一歩前に踏み出そうとするわけだが・・・
いけねえ、いけねえ、午後から大事な会合だというのに、
朝っぱらから妄想の大風呂敷を広げすぎた。
だから哲学科は使えねえ。

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2020年2月9日(日)その3790★おまじない

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パソコンの背景をデ・ニーロにした。
映画『マイ・インターン』の〝ベン〟である。
男女を問わず、老いた人間の理想像だと想ってる。
驕りや怒りや偏狭は老人のガンだから、
パソコン作業の前後にベンの教養と知恵と言動を一瞬にイメージする。
まあ、実際の振る舞いは別として、いいクスリだと想ってる。

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2020年2月8日(土)その3789★今井翼の復活

いよいよ今週、今井翼が愛之助歌舞伎『NOBUNAGA』で復活。
フラメンコ振付は師匠の佐藤浩希、アルテイソレラのメンバーも出演。
忘備録は全公演鑑賞予定のミワコが担当。

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2020年2月7日(金)その3788★ルネッサンス

いま帰った。
やはり中田佳代子(パセオライヴ)は横綱だった、
しかも大鵬だった。
シルエットにマヌエラ・カラスコのような存在感。
ライヴ後、やはり横綱(萩原淳子)を交えて呑んだ。
おもろい話が満載、こういう史実は残したいと思った。
編集部井口すかさずキャメラを向けた。
5月号「インテルメディオ」決まり!

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さて、今宵はガルブレイス初生体験。 
渋谷タワレコで新譜を中心にバッハのCDを毎月30枚くらい買い漁ってた時期
(バッハ没後250年にあたる2000年の前後は空前の世界的バッハ録音ラッシュ)
があって、あの頃の大当たりの一枚がガルブレイスのバッハだった。
派手さはないが、じんわり染みて来る大人の演奏で、
ソナタや組曲における曲間の接続の巧妙さには目からウロコの驚きがあった。
バッハや落語のライヴ巡りをぼちぼち再開させるのが2020年のささやかな望みだが、
AI時代は意外にも、古典ルネッサンス隆盛の時代と予測。

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2020年2月4日(火)その3787★今井翼のフラメンコ師匠

どーよ、この表紙!

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2020年2月5日(水)その3786★中田佳代子ソロライヴ

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明晩は待望の中田佳代子ソロライヴ!
プログラムはおそらくこんな感じ。

1 Martinete y Ⅽantiñas
2 Sólo de cante
3 Zambra
4 Sólo de guitarra
5 Soleá

忘備録担当は石井拓人、
撮影は井口由美子、
ドアボーイはおれ

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パセオフラメンコライヴ
中田佳代子ソロライヴ

2020年2月6日(木)20時開演(19時半開場)
高円寺・エスペランサ
【出演】
バイレ/中田佳代子
カンテ/エル・カルテーロ、金高荘子
ギター/チャノ・カラスコ
パルマ/稲田進
【料金】4,500円1ドリンク付(赤ワインorウーロン茶)
【主催】高円寺エスペランサ×月刊パセオフラメンコ
【ご予約】 
昼(セルバ)☎03-3383-0246
夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
メール:selva@tablaoesperanza.com

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2020年2月4日(火)その3785★河上鈴子スペイン舞踊賞

これまでの受賞者の次の通り。

岡田昌巳/小島章司/小松原庸子/佐藤桂子・山崎泰/山田恵子/
碇山奈奈/小林伴子/蘭このみ/鍵田真由美・佐藤浩希/
曽我辺靖子/高野美智子/石井智子/平富恵

一般社団法人現代舞踊協会『河上鈴子スペイン舞踊賞』は、
以下の主旨で制定されている。

「わが国におけるスペイン舞踊の先駆者であり、
 舞踊文化に大きな功績を残された故河上鈴子元会長を記念して、1988年に制定された。
 1月1日~翌年12月31日までの期間(2年に1度の授与)、
 国内で発表されたスペイン舞踊の分野で優れた業績をあげた個人または団体に対し、
 過去の実績を加味して授与することとしている」

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2年に一度であり、公演やライヴ通い(年間50本、2年で100本くらい)
の経験値をそのまま反映できる顕彰なので、前回からその選考をお引き受けしている。
35年前、パセオ創刊間もないころ、鈴子先生にはインタビュー取材等で
たいへんお世話になったが、こういう未来は予測不能だった。
明日午前はその選考会で、異なるジャンルの先生方との議論は
スリリングで楽しいし視野が広がる。
結果の公表時期に合わせ関連記事をパセオに掲載の段取り。

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2020年2月3日(月)その3784★ほっこり安堵

AI将棋は、これまでの伝統(戦略や戦術)が
必ずしも正しくはなかったことを実証し始めている。
何せ幕府や巨大メディアに庇護された四百年の積み上げの成果が、
現在のところ部分的ではあるにせよ否定されるわけだから、
大学受験を愚弄し十代半ばの青春をその定跡研究に没頭した私にとって、
そうした事実を認めるのには忸怩たるものがある。

だが他方、大きなメリットもあったのである。
それは自分の経験値にそれほど信頼を置けなくなったこと。
つまり、人生ってゆーのわなあ!仕事ってゆーのわなあ!的発言が激減した。
それによって閉ざしつつあった感性が、
逆に開(拓)いてゆく方向にシフトしつつあることは、
僥倖としか云いようがない。実はちょっとくやしいが、全体として、
何か正解に近づけたような、むしろほっこり系の安堵感が強い。

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2020年2月2日(日)その3783★真夜中の至福

ちょっと昼寝のつもりで19時過ぎに横になったが、
目覚めたら25時半だった。
登山電車の運転席後方に陣取り、
広窓から頂上めざしてエンヤコラと突き進む景色を眺める夢。
未知なるスリルに加え、単線であることのノスタルジーが
うまくミックスされて、上々の余韻が残っている。
きのう聴いた『新世界』の名演に影響されたのかもしれない。
すぐに寝るのも惜しいので、これから湯船で夕刊を。

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2020年2月1日(土)その3782★新世界より

身近な領域に引き寄せるならそれは、
スペイン国立バレエ団から最良のアルテを引き出し続けた
アントニオ・ナハーロのリーダーシップに似ている。
常に全体バランスを重視しながら、
大胆なコントラストを駆使するところなんか、もうそっくりだ。
このニ十年ばかりオーケストラの世界から遠ざかっているうちに、
もの凄い指揮者が一世を風靡していた。
経歴を調べる気をなくすほど、オケから音楽を引き出す力の大きさに圧倒される。
こんなに見事な響きの『新世界』は聴いたことがない。

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2020年1月31日(金)その3781★数秒の幸運

朝刊・運勢欄より
(ひつじ年)自分の影や足音を恐れず、堂々と闊歩して大吉。

なるほど、珍しく今日は良さそうだが、おとなり大吉までわずか八歩。
少なくともその数秒の幸運は保証されてるようだが。

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2020年1月31日(金)その3780★普遍

買えばすぐに読んでしまうタイプだが、この作品には難儀した。
童話のような、ドラクエのような、SFのような・・・ジャンルの特定は難しい。
始まりの30ページを読むのにほぼ一年、
残り450ページほどはおよそ六時間でイッキに行けた。
過去現在の国際紛争を感覚的に悟る文学と片付けてしまうには勿体無さすぎるが、
再読はかなり先のことかもしれない。

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2020年1月31日(金)その3779★だからニッポンで

『だからニッポンで暮らす』

夜中に突然新たな連載を思いつき、翌朝の編集会議でこれが通った。
「日本在住のスペイン人アルティスタに、日本で仕事し暮らす理由を聴く。
 できるだけ本音を引き出す興味深い読み物であることが前提。
 文化の違いからいろいろと発生せざるを得ない諸問題に向き合い、
 彼らと日本人がうまくやってゆくための架け橋的連載になってゆくことが目的」

業界通であり、また高いスペイン語能力を有し、
かつ安い原稿料に対応くださりそうな方々にこれから打診を始める。
秋口にはスタートが目標!

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2020年1月30日(木)その3779★大当たり

「曲がった物を真っすぐと見るような自分のエゴを反省せよ」(ひつじ年)。

朝湯で眺める朝刊・今日の運勢。
柴門ふみさんの連載『私の東京物語』のとなりにあるので近ごろよく見る。
まるで見透かすようによく当てる(汗

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2020年1月29日(水)その3779★体験記ニ本

昨日スタートした新規大型プロジェクトでわたわたの一日だったが、
原稿依頼メールも20本ばかり。
早速快諾いただいたのが、5月号カラー見開きの「石川慶子/出産フラメンコ」と
「林結花/だからスイスで暮らす」。
二人の精鋭バイラオーラの体験記(タイトルは仮題)に期待!

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2020年1月28日(火)その3779★2019マイベスト座談会

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4月号(3/20発売)の全8頁『2019マイベスト座談会』。
編集部で4時間にわたる座談会を終え、
おとなり大吉になだれ込む直前。
左上から、
白井盛雄、西田昌市、石井拓人、
トムクルーズ、
井口由美子、若林作絵、堀慎二郎の各氏。
こっちの爆弾・爆笑座談会を載せられないのが惜しい(汗
撮影は大吉KYOKO。

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2020年1月27日(月)その3779★忍耐の日

「踏みつぶされるが怒らず忍耐」
朝刊に載ってたひつじ年の今日の運勢。
まあ、今日に限ったことではねーので、ふつーに了解!

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2020年1月26日(日)その3779★協会新年会

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日曜は中野サンプラザでフラメンコ協会の新年会。
100名を超える盛会で、新人公演奨励賞の授賞式の華やぎが印象的。
これでようやく正月も終わったなと、毎度年初の一区切り。

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2020年1月25日(土)その3779★アンドレス・マリン

確かに、古典は新鮮な感覚を生み出すことが出来る。
でも古典を演じる中で、誰が本当に伝統を知り、かつ創造性がある人で、
誰が先人がやってきたことをただ真似ているのかは、すぐに見極めることができる。

伝統を美化したり、ただの郷愁からではなく、今の感覚でそれを再び演じてこそ、
古典はその人のものになる。その人の表現となる。伝統も、生まれた時は革命だった。

クリエイティブであることは本当に難しい。
長い時間、孤独に頑張らなければいけないし、最初は全然受け入れてもらえないし、
その後もずっと新しいものを創り続けなければならないからね。

でも新しいものを提供し続けなければ、一つのブランド、一人の職人になってしまう。
それはそれで素晴らしい価値あることだけど、「アーティスト」とは違う。
アーティストは他の人の真似はしない。彼には自分自身の考えがある。
これがあるからこそ、アーティストなんだ。

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アンドレス・マリンの発言、芸風そのままにズシリ響く。

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2020年1月21日(火)その3779★本格プーロ

大晦日と盆と正月がいっぺんにやって来たようなここ数日だったが、
先ほどようやく一段落。
今宵は池袋演芸場にて、おとなり大吉の呑み友・
桂ひな太郎師匠の高座(シブい本格プーロ)でひと息入れる。

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