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月刊パセオフラメンコ

編集室

2008年1月号“ライブって本当にすばらしいですね!サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ”

2007年12月末
年末の喧騒と大そうじのほこりに紛れ、編集部員はひそやかに1月号と2007年を振り返った。

T「2008年1月号が発売。1年は早いねぇ」
S「景気づけに、ライブ特集です」
T「この秋から冬にかけては、本当に数多くのライブが開催されたよね。過去最高の本数じゃないかな? 調べてないけど……」
S「また適当なこと言って。でも、カンテあり、バイレあり、リサイタルありで、本当に盛りだくさんでしたね」
T「本誌では、そのなかから4つのライブをピックアップしたよ。表紙は今枝友加さんで、ビシっと決めてみました」
S「どのライブも楽しめましたよね。私はペペ島田さんを中心とした、渋~いカンテライブがよかったですね」
T「おいらはチャチャさんの船上ライブに行ってきたよ。横浜の夜景とフラメンコが相まって、なんともセレブな気持ちになったね~」
S「アーティストの方々にはライブの見方や楽しみ方を語っていただきました」
T「ライブは生もの。いろいろと勉強になるよね。個人的には、ジャマーダに注目してる」
S「どんだけ細かいんすか。もっと純粋に楽しみましょうよ!」
T「そやね。ライブは楽しんでなんぼ。恥ずかしがらずにハレオをバンバンかけて、みんなで盛り上がれたらいいね」
S「高円寺のタブラオ『カサ・デ・エスペランサ』のルポもありますね」
T「オーナーの田代さんの眼を通して、フラメンコライブの魅力を書いてみました。エスペランサの創業は1971年。以来、田代さんは約7000回もライブを観てきたわけで、驚愕のひとこと。今でこそ連日の大盛況だけど、当初は並々ならぬ苦労があった。でも、『フラメンコが好き』の一心で、店を続けてきたんだね。まさに、『人生=フラメンコ』を体現している人物。そんな田代さんが感動するフラメンコライブは『その人の人生が見えるフラメンコ』とのこと。やっぱりフラメンコは、うまいヘタじゃないんだね」
S「フラメンコの魅力再確認! って感じっすね」

T「インタビューは2本」
S「まず田中美穂さん。大ベテランでらっしゃるのに、本当に気さくでキュートで」
T「ニューウェーヴのソレアはすごかったね」
S「そう、あれに圧倒されて、すごい緊張しながら取材に臨んだんですが、びっくりするほどかわいらしい方でしたよー。お話にもじぃんときて」
T「お次は『アフロ・フラメンコ』の旗手ブイカのインタビュー。ブイカ最高!! とにかく2枚目のアルバム『ミ・ニーニャ・ロラ』は絶対聴いてほしいよ。あらゆる要素を感じさせながら、根にはしっかりフラメンコがある。ハスキーな歌声も二重丸。おいらは100回以上聴いたよ!」
S「盛り上がってますなぁ」
T「ライブもこれまたスゴかった! エアギターを弾きながら歌うんだよ。さらにノッてくるとパルマにフラメンコっぽいダンスまで披露。あのシャウトに完全にホレました!」
S「わたしも観たかったなぁ。残念! 素顔の彼女はどんな感じなんすか?」
T「舞台の上の白熱ぶりとは一転して、これがまた物静かな人。コメントもとても哲学的で、さらにホレたという感じ。いや~、いいよ、ブイカは!」

S「年始号とゆーことで、4本の連載がスタート」
T「大河ドラマを超えるスケールでお送りする『渇仰(かつごう)』は、日本のフラメンコをさまざまな角度から取り上げた企画。アーティストに関わらず毎月、いろんな人を取材していくんだ。フラメンコに対する尽きぬ愛と情熱。そして、日本人という葛藤。今後、あんな人、こんな人が次々と登場する予定なので、ご期待ください!」
S「小林伴子さんのカスタネット講座と小森晧平さんのカンテ講座も始まりました」
T「カスタネットは待望の企画だよね」
S「取材で小林先生のカスタネット演奏を聞かせていただきますが、すっごいいい音! ああいうふうに鳴らせるようになりたい!って思いますよ」
T「カンテ講座は中上級編。カンテに不可欠な節回しを楽譜で紹介した、かなりマニアックな内容にしてみました。カマロン一筋40年の小森先生ならではの講座です!」
S「セビージャ在住30年の舞踊家、横田さんのエッセイは、濃い内容ですね」
T「暮らすことではじめて見えてくることってあるよね。外側からではなく、まさに渦の中心にいる人だからこそ、書ける内容だと思うよ」 
T「そして最後は、マンガ『バイレ道』。都内某スタジオでフラメンコを学んでいるイラストレーター、カワハラさんのレッスンレポートだよ」
S「初回は教室選びについて。用語解説もあって、フラメンコをはじめたばかりの人には、かなり共感できる内容になってますね」

T「この1年を振り返ってみると、トラブルばかり、苦しいことばかりだった……。でも、なぜか今、目を閉じて思い出すのは、楽しいことばかり。なんだかんだいって、充実してたのかも――」
S「なに一人でしみじみしちゃってるんすか! これから大そうじですよ!! エアコンのフィルターちゃんと磨いてくださいよ」
T「まったくもう。せっかく渋く決めようと思ってたのに……」
S「わたしは、忙しくも楽しい1年でしたね。いろんな人との出会いがあって、いいフラメンコに触れられて、感謝感激雨アラシ! じゃなかった、雨あられ! ですよ」
T「なんだ、その乱暴な回顧は」
S「読者のみなさまにも感謝! 1年間ご愛読ありがとうございました!」
T「2008年もよろしくお願いいたします。編集部はノン・ストップで走り続けますよ!」


●編集部員
T:現編集長。激動の2007年をなんとか乗り切り、今は抜け殻に……。カリスマ・エディターを目指し、2008年も疾走するとかしないとか。
S:三十路を迎える2008年の年明けは、福袋購入を自粛。大人の階段を1段のぼった(極私的見解)。


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