月刊パセオフラメンコ

No.327 2011年9月号
Salida-A 憧れ─感動─共感

▶フラメンコの光源vol.20 ビセンテ・アミーゴ『心を歌うメロディー』




 CD『デ・ミ・コラソン・アル・アイレ』で、パコ・デ・ルシアの跡継ぎとしてデビューして以来、ビセンテ・アミーゴの軌跡は、まさに成功に継ぐ成功で華々しく彩られてきた。フラメンコギター界の貴公子は、今日もまた、美しい旋律で、私たちを魅了する。
(写真/山澤 伸 文/東 敬子)


▶フラメンコの美学 カネラ・デ・サンロケ『誇り高き唄声』




 カンテにギター一本だけの、無頼な世界――こうした昔気質のフラメンコは、無国籍"フュージョン"の大波に洗われ、危機的状況である。頑固な職人肌のカネラ・デ・サンロケ(64歳)は、消えゆく伝統の橋頭堡として、今日もどこかで叫んでいる。
(文/中谷伸一 写真/フォティ、中谷伸一)



▶東敬子 フラメンコのいま Vol.3




 今、フラメンコに新しいなにかが芽生え始めている。「若手のフラメンコなんてつまらん!」なんて言うおじさん、おばさんを蹴っ飛ばし、80年代生まれの子供たちは今、驀進を開始した。もう誰にも止められない。
(文/東 敬子)




▶心から泣けるフラメンコ 第21回バイレ編
アントニオ・ガデス『ガデスよ永遠なれ』




 市井の人々が送る日常生活を舞台芸術にまで高めたアントニオ・ガデス。今も鮮烈なエネルギーを放つ芸術に貫かれるものは、民衆への心ある眼差しだった。
(文/佐藤浩希 写真/パコ・マンサーノ、パコ・サンチェス)


▶渋好み純粋正統フラメンコ狂日記 第273便『諏訪内晶子を聴いた』




  本日は、クラシックのオーケストラを聞いて参りましたざます。圧倒されました。嬉しいです。僕は何にせよ圧倒されたくて生きているのですが......(続く)。
(文と画/堀越千秋)


▶なんでかなの記 第21話『忘れえぬ清里』




 80年代末頃から90年代にかけて、私は、いろいろと大切な、やり甲斐のある仕事を与えられてスペインや中南米へ何回も行きました。でも、その話をする前に、日本国内での、私にとっては大きかった事柄について記さねばなりません。
(文/濱田滋郎)


▶連載フラメンコ小説『フラメンコ・フィーリング』全7回③




 挨拶のキスをするとき、ニカは私の腕を掴んだ手に力を入れた。ニカは私を、確実に覚えていた。  私はこの再会に、まだ信じられない思いで一杯だった。
(作/東 敬子)


▶バル de ぱせお




★心のレッスン(井口由美子/アフィシオナーダ)
★失敗はフラメンコの素『蕎麦屋より愛をこめて』(横須賀市/徳の輔)
★毎日更新! 「しゃちょ日記」


Salida-B 理解上達─情報

▶Flamenco心と技をつなぐもの第8回 小島慶子『ふれあう歓び』




 ありのままに仲間を受け容れることのうれしさや楽しさを、その時わたしは初めて知ったのじゃないかって思います。 ああ、わたしに足りなかったのはこういうことだって、すぐにわかったから。
(写真/大森有起 構成と文/小山雄二)


▶小島章司フラメンコ舞踊団 『ラ・セレスティーナ』 公演レビュー
『マエストロ小島章司の深淵 ~フラメンコのゆりかご"ヘレス"に屹立するアルテ~』




 去る2月27日、スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラ市において、『ラ・セレスティーナ』は上演された。小島章司フラメンコ舞踊団が彼の地で披露した渾身の舞台は軒並み大絶賛であり、国内での再演も予定されている。
(写真/アナ・パルマ)


▶フラメンコ・モーダ着こなし大百科 12回連載その④
『今枝友加と仲間たち(前編)』




 3月の天気の良い午後、行きつけの「神楽坂茶房」にて、5月のライブに向けて衣装の構想についての話が始まった。目の前のデザートを見て、衣装のイメージは「お菓子のような!」......と盛り上がり(続く)
(文と構成/村松多加代<ソニアジョーンズ> 撮影/大森有起)



▶フラメンコチャリティTシャツ Unimos las manos
『手を伸ばしたら、全国までつながった』




 ポップで可愛いデザインのフラメンコチャリティTシャツ。サポーターとして参加表明した人たちのイラストが手をつないでいる。フラメンコでも様々な支援活動があるが、ここではチャリティTシャツの仕掛け人、人気カンタオール有田圭輔に話を伺った。
(編集部/小倉泉弥)



▶フラメンコ最前線




▶話題のフラメンコ!
●父が見た兄弟スーパーギタリスト/徳永武昭
●扉をくぐって カフェカンタンテの世界へどうぞ!
●どっぷりと浸りたい幻惑のカンシオンタイム/アルテイソレラ
●アタマを捨てよ。ミミズになれ/堀越千秋
●アンヘリータ・バルガス闘病寄金を募ります
●詩と踊りの精力的な伝道師/野村眞里子
●愛情と澄んだ哲学/エル・ポカ岡崎
●自律する大人たちのフラメンコ場所/碇山奈奈

▶フラメンコ公演忘備録(2011年5月~7月)
●5月23日 a 3 cuerdas ア・トレス・クエルダス
●5月26・27日 第31回モダンダンス「5月の祭典」
●6月4日 アドリアン・ガリア フラメンコライブ
●6月17日 新宿芸術家協会公演 The Dance Gathering Vol.15
      ショパンを踊る~現代のカオス 新宿より~
●6月18日 "magma"フラメンコライブvol.3
●6月18日 吉川二郎コンサート フラメンコギターの調べ
      ギタルパも響け!
●7月4日 森田志保「Flamenco Live ねじ5」
●6月20日 第1回フラメンコ・フェスティバル
      ファルキートとラ・モネタ